ウクライナ
今回のショルツ首相2回目の訪中についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通り。 今回の訪中の主な目的は、①【最重要】ウクライナ問題への協力要請/ロシア支援阻止、②補助金で支援された輸出ダンピング(特にEVや再エネ関連)の阻止、③中国市場へのアクセ…
https://www.forschungsgruppe.de/Aktuelles/Politbarometer/ 先ほど、ZDFのPolitbarometerの最新データが発表されたので、そのエッセンスを以下紹介する。 ①政治家人気トップ10~今回からブストNRW州首相の代わりにラウターバッハ保健相がランクイン。ピス…
①雇用増分に占める外人の割合~最近の雇用増加分はほぼ全て外人によるもの(水色:移民、灰色:難民、黒:ウクライナ)。 ②アウトプットギャップ~ディスインフレ圧力は当面健在(青棒)。設備稼働率(黒線)も低め。 ④OECDの製造業の対GDPシェア~このよう…
ロシア大統領選挙でプーチン氏が87%余りの得票率で圧勝したことについてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 ドイツ外務省のXへの投稿は「偽の選挙であり、誰も結果に驚きはしない。プーチン大統領の統治は権威主義的で、検閲と抑圧、暴力に頼っ…
①バイデンとトランプどちらを望みますか?という質問に対して、ドイツ市民の間では、70.4%対21.4%で圧倒的にバイデンを支持。 ちなみに米国での世論調査では46.5%対34.5%でトランプ優位。 https://www.realclearpolitics.com/elections/betting-odds/2024…
ドイツ第2公共放送(ZDF)のPolitbaromerが昨日アップデートされましたので、そのエッセンスをお届けします。 https://www.forschungsgruppe.de/Aktuelles/Politbarometer/ ①人気政治家トップ10~ショルツ首相、破格の低迷継続 ②政党別支持率~極右AFD下げ止…
ドイツのタウルス(長距離巡航ミサイル)のウクライナへの供与について、ドイツ空軍高官がオンライン形式で秘密協議を開いた際、その内容がロシア側に盗聴されてしまっていた問題についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 盗聴された2月19日の…
①経済省GDPナウキャスト~Q1前期比+0.1%を予想。一方、ドイツ銀行は▲0.1%、ドイツ連銀は「恐らく(小幅)マイナス」との読み。 https://www.bmwk.de/Redaktion/DE/Schlaglichter-der-Wirtschaftspolitik/2024/03/09-konjunktur-bip-nowcast.html ②新車販売…
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/02/PD24_078_611.html 2月のドイツCPI速報は、前年同月比ベースで総合+2.5%(ベーシス低下による低下であり、前月比+0.4%は本質的にはイマイチ)、コア(除く食品・エネルギー)+3.4%、エネル…
マクロン大統領が、西側の地上部隊をウクライナに派遣する可能性について「合意はない」ものの、「何も排除すべきではない」と発言したことについてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 マクロン氏自身はロシアに勝利させないためには「戦略的曖昧…
ロシアによるウクライナ攻撃から2月24日で2周年を迎えることについてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 この戦争で数万人が死亡し、ここ数十年で最も地政学的に危険な時代が到来した。イスラエルとハマスの悲惨な紛争を含め、さらなる暴力が勃発…
ドイツ第2公共放送(ZDF)のPolitbaromerが先ほどアップデートされましたので、そのエッセンスをお届けします。 www.forschungsgruppe.de ①人気政治家トップ10~ショルツ首相、破格の低迷継続 ②政党別支持率~極右AFD下げ止まり。極左ポピュリズム新党BSWは…
ロシアの汚職撲滅活動家/反体制派アレクセイ・ナワリヌイ氏の死去についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 アレクセイ・ナワリヌイ氏はシベリアの流刑地で痛ましい死をとげ、プーチンは最後の難敵撃破に成功した。 西側諸国首脳はすぐさまロシ…
オンライン世論調査Civeyの直近調査結果(上図)によると、ドイツ人の7割(確実36.2%+どちらかというと34.7%)がトランプ再選を覚悟しています。 極寒の中で実施されたアイオワ州共和党予備選では、トランプ氏が51%を獲得して圧勝し、フロリダ州知事デサ…
https://pdf.focus.de/Die-Welt-in-2024/Die-Welt-in-2024-01-2023 毎年この時期になると、このシリーズをしっかり読んだ上で、来る年に備えることにしているのですが、今回号の中から来年のドイツにとって私なりに最も重要と思った5つのポイントを以下ご紹…
https://www.ifw-kiel.de/publications/news/ukraine-support-tracker-new-aid-drops-to-lowest-level-since-january-2022/ ドイツ5大経済研究所の一角であるIfW(キール研)の「ウクライナ支援トラッカ-」によると、2022年1月24日から2023年10月31日までの…
ドイツ連邦統計局の公式データによると、2022年末時点での国籍別外国人人口は以下の通りとなっています。 ドイツ在住の外国人の中ではトルコ人が149万人(全人口の1.8%、外国人の11%)と圧倒的に多い。戦後復興時に移民労働力を大量に受け入れた歴史的経緯…
反EU/ドイツのPiS政権が崩壊する可能性が濃厚となったポーランド総選挙結果についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 カチンスキ氏が率いるPiS(法と正義)が35.4%を獲得して第1党となったが、議会での過半数を維持できなかった。 ドナルド・…
米国史上初めて、ケビン・マッカーシー下院議長が議会投票によって解任されたことについてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 後継者が全く見当たらない中、本件の出口も全く見えない(後先を考えない「特攻作戦」)。米国政治は完全に機能不全に…
最近イタリアのランペドゥーサ島に大量の難民が押し寄せてくることに対して、イタリア政府とEUが対応に苦慮していますが、ドイツにも受入キャパを上回る難民申請者が前年比8割増のペースで集まってきており、受入側の地方自治体などが悲鳴を上げています。最…
ナゴルノ・カラバフ(ドイツ語ではBerg-Karabach: ベルク・カラバハと音がかなり異なる)紛争で、アゼルバイジャンとアルメニアが停戦で合意したことについてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 アゼルバイジャンのアリエフ大統領は、ナゴルノ・…
https://www.sahra-wagenknecht.de/ ビルト紙が「ヴァーゲンクネヒト女史(上写真、超美人の人気政治家)がついに左派党(Linke)から出て新党結成を決意した(下図)」と報じています。ので、そのエッセンスをご紹介します。 ヴァーゲンクネヒト氏は長年左…
本日、ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談が始まっていることについてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 両首脳は示威的に握手し、いつもの警護付き装甲列車でロシアに入った金正恩はプーチンの招待に感謝した…
プリゴジン他ワグネル幹部が墜落事故で死亡した(可能性が高い)件についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 ロシア航空当局によると、ロシアで墜落したプライベートジェット機にはワグネル創設者プリゴジン氏が搭乗していた。 乗員10人全員が…
ウクライナが西側諸国にずっと要望し続けてきたF-16戦闘機を、オランダとデンマークが計61機提供することが決まったことに関するドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 いろいろと物議を醸したが、ウクライナは念願のF-16戦闘機を手に入れる。ウクライ…
ロシアに機密情報を流した疑いで軍事調達機関の職員の男が逮捕された件についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 逮捕されたトーマス・H容疑者は、軍関連職員で、職務上知り得た情報をロシアの情報機関に提供した疑いがもたれている。 容疑者は…
中国やインド、米国、欧州諸国など40カ国以上が参加(ロシアは招聘されず)し、サウジ主催で開催されたウクライナ和平会議についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 「ロシアによるウクライナ侵略戦争の終結に対する関心が高まっている」という…
ドイツ連邦雇用庁に付属するシンクタンクである労働市場・職業研究所(IAB、@ニュルンベルク)が毎月「人手不足インデックス」(0~10、数字が高いほどタイト)を発表しています。 iab.de 冒頭のグラフがその過去推移ですが、今年はずっと5.0超とコロナ前の…
ロシアによる穀物協定延長拒否についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 ウクライナ戦争に関して国連は殆ど何もできていない。そろそろこれを変える時なのではないか。 黒海のウクライナの港から穀物が国連の旗の下で出荷されるようにしてはど…
ドイツの首相が夏季休暇に入る前に毎年実施される夏の首相記者会見についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。ショルツ首相の政治スタイルが浮き彫りになっていてなかなか興味深いと思いましたのでご紹介します。 夏休みを前に、ショルツ首相は極…