日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

フランス

20220926 イタリア総選挙結果(極右化)に対するドイツメディアの論評

欧州の週末のメインイベントは何と言ってもイタリアの前倒し総選挙だった訳ですが、ドイツの主要メディアの反応は以下のような感じ(なかなか面白いですもの)となっています。 予告済みのカタストロフィがやはり現実となった。 メローニ女史率いるFDIが、典…

20220912 ドイツガソリン減税廃止、9月CPIを0.5%押し上げ

今朝ドイツ連邦統計局のガソリン小売価格データが発表されていたので、手を動かして計算してみた結果、以下のことが確認できました。 8月平均価格 9月(9/5まで) 前月比上昇率 1) スーパー(E10) 1.731 2.018 +16.6% 2) ディーゼル 1.960 2.168 +10.6% ド…

20220715 Key Figures on Europe 2022

ヨーロッパを理解する上で大変便利な冊子が出ていますのでご紹介します。ざっと図やグラフを見る(ビジュアル)だけでイメージがつかめる良品ですので、欧州に関係のある方は一瞥をお勧めします。 https://ec.europa.eu/eurostat/documents/3217494/14871939…

20220707 ドイツコロナ状況アップデート

「7日間指数(人口10万人当たり直近7日間の新規感染者数)」で比較すると、欧州ではフランス(赤)、イタリア(緑)が1000超となっており、ドイツ(青)は約700で第2グループにいます。最近は日本(黄)でも感染がやや増え始めていますが(約150)、これら西…

20220706 ドルがバカ高いのであって、決して突出した円安になっているわけではありません

IMFの購買力平価(PPP、2022年)と本日の為替レート実勢を比較してみました。 TRADING ECONOMICS | 20 million INDICATORS FROM 196 COUNTRIES Download entire World Economic Outlook database, April 2019 (imf.org) ちょっと見づらいので表の該当部分を…

20220701 スイスとノルウェーはやはり物価水準高い

先ほどドイツ連邦統計局から、近隣諸国(主にバカンス旅行対象国)との食品・飲料価格差についての興味深いプレスリリースが出ていましたのでご紹介します。 Preisniveau für Nahrungsmittel unterscheidet sich in vielen Urlaubsländern deutlich von dem …

20220626 直接投資先としての魅力度:ドイツ2位、日本4位

ドイツと日本の国際ランキングが高いものが最近あまりないので、日頃から日独経済の架け橋となることを目指している私としてはちょっと困っていたのですが、ひとつ見つかりました。 米経営コンサル:A.T. カーニーの「海外直接投資信頼度指数 (The Kearney F…

20220504 ユーロ圏PMI、サービス主導で堅調

先ほど4月ユーロ圏総合PMIの発表があり、55.8(前月54.9)と、節目の50.0を大きく上回るしっかりとした内容でした。PMI Releases (markiteconomics.com) ウクライナ危機勃発による強い逆風を受けながらも、もともと雇用の堅調が維持されつつコロナが沈静化に…

20220425 マクロン再選でドイツ大安堵

まだ速報の段階ですが、マクロンがルペンに(予想以上に差をつけて)勝利し、再選確実ということで、ドイツ主要メディアが歓迎しながら大きく報じています。 フランス国民はマクロンの改革路線の痛みにうんざりし、左右両極端に大きく割れているのですが、そ…

20220405 ウクライナ危機の独仏米英内政への影響

ウクライナ危機でどの国もそれまでの内政的課題の優先順位が落ち、各国リーダーたちの立場にもいろいろな影響が出ています。以下ドイツメディアでの論調を簡単にご紹介します。 ドイツ当初は制裁や武器供与でえらく腰が引けていたため、内外からかなり批判さ…

20220320 核弾頭国別保有件数

ドイツのニュースで、 「核弾頭の数だけでいうと、ロシアの6,255に対し、仏290+英225で515に過ぎないので、圧倒的に不利」 という報道があったのでちょっと調べてきました。 ロシアのデータの出所はよく分かりませんでしたが、少なくとも英仏分についてはこ…

20220305 ロシア中銀の外準狙い撃ち

中銀の外貨準備というのは、ある種の国家機密のようなものなので、詳細までは開示されていないことが多いのですが、ロシア中銀は驚くほど透明な情報開示をしています。「BANK OF RUSSIA FOREIGN EXCHANGE AND GOLD ASSET MANAGEMENT REPORT」を見ると、ロシ…

20220227 ウクライナ危機のインプリケーション

ウクライナ危機については、本稿執筆(ドイツ時間2/27、午前11時)時点で ウクライナ軍の健闘(米露専門家の想定以上に長く持ち堪えている) 対露経済制裁一段の強化(ロシアの銀行の一部のSWIFTからの排除、ロシア中銀の資産凍結) ドイツを含むウクライナ…

20220219 大変なことになっているドイツの電気代

風力や太陽光などの再エネ発電に熱心なドイツの家庭用電気代は、欧州トップクラスに高いことで有名です。1キロワット時あたりの電気代(昨年6月時点)は、日本を100とすると、ドイツ142、英国111、フランス83、オランダ74、米国60という具合です。家庭用電気…

20220210 ドイツにおけるコロナワクチン接種進捗状況

ワクチンに対する国民の受容度の高さを示す「1回以上接種者の人口比率」の時系列推移をみると、UKとドイツはワクチン接種で最初大きく先行していたものの、その後は75%あたりが壁になって伸び悩んでいます。一方、イタリア、日本、フランスは、最初こそ出遅…

20220128 プーチン大統領に最も厳しいところを突かれているドイツ

プーチン露大統領は、 欧州/世界が脱炭素に思い切り舵を切った瞬間を狙いすました上で、 自国が豊富に保有し、脱炭素実現前でまだ価値のある炭素エネルギー(原油、天然ガス)と、政治的影響力行使可能な中央アジアのウランを武器にして、 ロシアの国益(NAT…

20220120 ドイツコロナアップデート 2月半ばのピークに備える

中国が北京オリンピック前に大分引き締めてきましたが、それでもまだドイツのコロナ対策が世界一厳しいという状況が続いています。 COVID-19 Government Response Tracker | Blavatnik School of Government (ox.ac.uk) 従って、オミクロンの広がり具合も、…

20211213 ベアボック外相の外交デビューの印象

ベアボック新外相は、就任後早速、パリ(フランス)、ブラッセル(EU)、ワルシャワ(ポーランド)、リバプール(G7)を歴訪し、国際外交舞台へのデビューを果たしました。 最初は相手にも「お手並み拝見」的な部分があり、いきなりガチンコでぶつかり合った…

20211121 ドイツコロナ状況アップデート

コロナ状況のモニタリングに関して最も気が利いているベルリナ-・モルゲンポスト紙特設ポータルサイト(ドイツ語ですがWEB翻訳でご活用ください)のデータ/グラフを使ってざっとチェックしておきます。 Corona Zahlen aktuell: Karte für Deutschland + wel…

20210915 海外各国から見たドイツ新政権への期待と警戒感

第二回TV討論会終了後の世論調査結果が3つ(赤色網掛け)出ていますが、いずれも先週までのバランスが維持されており、SPD/ショルツのリードが続いています。 Wahlumfragen zur Bundestagswahl 2021 – Sonntagsfrage (Wahlumfrage, Umfragen) (wahlrecht.de)…