ロシア
ロシアに機密情報を流した疑いで軍事調達機関の職員の男が逮捕された件についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 逮捕されたトーマス・H容疑者は、軍関連職員で、職務上知り得た情報をロシアの情報機関に提供した疑いがもたれている。 容疑者は…
中国やインド、米国、欧州諸国など40カ国以上が参加(ロシアは招聘されず)し、サウジ主催で開催されたウクライナ和平会議についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 「ロシアによるウクライナ侵略戦争の終結に対する関心が高まっている」という…
ロシアによる穀物協定延長拒否についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 ウクライナ戦争に関して国連は殆ど何もできていない。そろそろこれを変える時なのではないか。 黒海のウクライナの港から穀物が国連の旗の下で出荷されるようにしてはど…
ドイツの首相が夏季休暇に入る前に毎年実施される夏の首相記者会見についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。ショルツ首相の政治スタイルが浮き彫りになっていてなかなか興味深いと思いましたのでご紹介します。 夏休みを前に、ショルツ首相は極…
NATOがリトアニア・ビリニュスで開催している首脳会議で、ウクライナNATO加盟支持の方向性については再確認したものの、ウクライナが強く求めてきた停戦後の速やかな加盟確約は見送ったことについてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 ウクライナ…
トルコのエルドアン大統領が、スウェーデンのNATO加盟を推進するよう自国議会に要請すると約束したことに関するドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 NATOが兵力や装備をはるかに簡単に輸送できるようになるため、北欧/バルト海地域の防衛力強化にと…
米政府がウクライナからの要請に応じてクラスター爆弾(1つの爆弾から多数の小型爆弾が飛び散る殺傷能力の高い兵器。一部が不発弾として残りやすいため、使用を禁止する国際条約に日本を含む100か国以上が加盟。但しアメリカ、ロシア、ウクライナは非加盟)…
ザポリージャ原子力発電所に関して、ウクライナ側はロシアによって屋根に爆発物に似た装置が設置されてたと主張する一方、ロシア側は、ウクライナが攻撃を計画していると主張しています。同原発を巡る状況についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りで…
プリゴジン氏がモスクワへの進軍を停止し、ワグネルの蜂起が終息したことについてのドイツメディアの報道ぶり(当然ながら終日特大トップニュースとして扱われていました)は以下の通りです。 思ったより早く蜂起断念となったのは、プリゴジン氏が当初期待し…
ウクライナ国内ロシア軍占領地域に対するウクライナ軍の反撃開始が確認されたことに関する、現時点でのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 6月10日にゼレンスキー大統領がウクライナ軍の反転攻勢を初めて確認。但し、途中経過にいちいちコメントし…
ウクライナ南部ヘルソン州でドニプロ川に設置されているカホフカ水力発電所のダムが何者かによって破壊されたため、下流域で大洪水が発生し、数万人の住民が避難を強いられている件についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 今回のダムを含む民…
そもそも誰がやったのかという最も重要な事実関係がはっきりしないので、あまり踏み込んだ分析はできないながらもなかなか興味深い評価がされていると思いましたのでご参考まで。 現時点で判っているのは、8機(一説には25機)のドローンによる攻撃でモスク…
昨日のトルコ大統領選決選投票で現職のエルドアン大統領が52対48で再選(任期5年)を果たしたことについてのドイツメディアでの報道ぶりは以下の通りです。 ショルツ首相は「ドイツとトルコは緊密なパートナー・同盟国であり、社会的、経済的にも強い結びつ…
今回のG7についてドイツ主要メディアが総括っぽいコメントを出していますので、その主な内容をピックアップして以下ご紹介します。 被爆地広島は、過去の核兵器使用の罪や悲惨さを思い出させる場所。その地にゼレンスキーを招いたことは、プーチンの核の脅し…
今回のG7はかなり盛りだくさんで、多くの細かい部分がバラバラに報じられているため、それらも含めた全体感にはなっていないかも知れませんが、私なりに主要な報道をフォローしている限りでは概ね以下のような感じなのではないかと思います。 インド太平洋地…
本日より日本で開催されているG7首脳会議についての現時点でのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 被爆地であり岸田首相の出身地でもある広島でのサミットで、核兵器問題にフォーカスするのは正しい選択。 核兵器の使用によって引き起こされた想像…
ゼレンスキー大統領は昨夜ベルリン入りし、本日シュタインマイヤー大統領、ショルツ首相と会談した後、アーヘンでシャルル・マーニュ賞を受賞しました。 今回のゼレンスキー大統領初訪独に関するドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 ショルツ首相は…
今週日曜(5月14日)にはトルコ大統領選挙が実施されます。ロシアが支援する現職エルドアンと、西側寄りのクルチダルオール候補の戦いであり、今年世界で最も重要な選挙とも言われています。 大統領候補の直近の支持率を見ると、クルチダルオール(橙)のリ…
5月8日の戦勝記念日(時差の関係でロシアでは翌5月9日)についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 1945年5月8日23時1分(中央ヨーロッパ時間)、欧州での第二次世界大戦はドイツ国防軍の無条件降伏により終結した。 時差が2時間あるため、ロシ…
モスクワのクレムリン構内での戦闘ドローン2機の爆発事件(映像)についての、ここ数日間のドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 ロシアは本件を「ウクライナがプーチンを暗殺しようとしたもの」であり、「断固として報復する」と宣言している。 戦争…
レスニコフ国防相の「反撃の準備が完了した。神の意志、天候、司令官の決定が整い次第、実行する。」という発言に関するドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 ウクライナ反攻のチャンスは今回1回限りであり、失敗は許されない。万一失敗すれば次の西…
バイデン大統領が来年の大統領選挙での再選を目指して出馬表明したことについては、ドイツメディアでも大きく報じられています。その報道ぶりは以下の通りです。 長い混迷の後、ようやくバイデンが再選に向けて立ち上がった。ドイツとしては、80歳の彼の幸運…
(日本でのG7外相会合参加ついでに)中国を訪問したベアボック独外相についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 台湾をめぐる軍事衝突は最悪のシナリオだ、と中国に伝えたことは適切。 なぜ中国がロシアに戦争を止めるようとしないのか、とやん…
ドイツ政府がポーランドに対して、旧東独由来のMiG29戦闘機のウクライナ提供を承認したことについてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 東西ドイツ統一後、ドイツは東ドイツから24機のMiG29を引き継いだ。当時はまだ世界最新鋭の戦闘機だった。20…
今回の米機密文書漏洩事件についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 米側同盟諸国の米国に対する信頼が揺らいでいることだけは確実。 国家機密がいとも簡単に漏れてしまっており、米国としては軍事大国の面目丸つぶれになっている。 米国が深く…
今回の訪中にあたってマクロン仏大統領が、緊張が高まっている台湾情勢について、欧州は米国の戦略に追従すべきでない/米中対立に巻き込まれる事態は回避すべき、という考え方を示したことに対するドイツメディアでの報道ぶりは以下の通り強く批判していま…
今回のマクロン仏大統領訪中についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 マクロン大統領は、3日間にわたる訪中の冒頭で、中国は重要な貿易相手国であり、政治的対立はあっても、中国から距離を置くべきではないと強調した。 マクロンは50人以上の…
今回のプーチンの核の脅しに対するドイツメディアの論調は以下の通りです。 ロシアが劣勢の時に核の恐怖を時折ちらつかせるのはプーチンの常套手段(ひょっとすると現時点で最大の武器)で、戦況を左右することはない。西側諸国としては、この恐喝に屈したり…
<Japanese> 先週、日独政府間協議が初めて開催され、両国で大きく報道されました。平和で繁栄した世界の実現に向けて、日独間で具体的協力を推し進めるためのプラットフォームとなります。長年、ドイツにとってのアジアといえば日本ではなく中国でした。メルケル前首相</japanese>…
今回の中露首脳会談に関するヨーロッパメディアの報道ぶりは以下の通りです(残念ながら、岸田首相のウクライナ訪問は、あまり大きく採り上げられていません)。 今回両国は、戦略的パートナーシップに関する合意などに署名。経済協力/中国への石油・ガス安…