日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

日本

20221126 日本のインフレをよいインフレに

<Japanese> 日本の10月CPIは、総合で前年同月比+3.7%とほぼ41年ぶりの高水準に達しました。エネルギーと食品を除く欧米流のコアで見ても、前年同月比+1.5%まで上がってきました。日銀短観の中にある、5年後のCPI予想も、コロナ前(2020年3月)の+1.0%から直近(2022</japanese>…

20221125 ドイツ連銀月報いいとこどり③(金融市場編)

引き続きドイツ連銀11月月報から金融市場関連のポイントをピックアップしていきます。 ●為替 一番下のユーロ名目実効レート(黒)で読み取れる通り、ユーロは一時弱かったもののその後戻して昨年末来おおむね横ばい。対ドル(1番目)での安値からは切り返し…

20221125 ドイツコロナ状況アップデート~落ち着いた状況ながら、再生産数とインフル警戒

ドイツでのコロナ新規感染(下図は7日間指数)はかなり落ち着いており、足元は日本よりずっといい状態です。 一部の州で隔離義務自体がなくなるなど、ドイツでコロナが話題になることはほぼなくなりましたが、引き続き、①電車/バスでのマスク着用と②感染時の…

20221123 本日いよいよワールドカップ・ドイツ戦

本日(11/23)いよいよカタールワールドカップで日本はドイツとの初戦を迎えます。 ドイツでの報道では「日本は規律の取れたいいチーム」という完全に紋切り型の社交辞令が繰り返すだけで、誰もドイツが負けるとは思っていません。3-1や2-0でドイツが楽勝と…

20221119 景気は気から

<Japanese> 10年前(2012年)に英Economist誌が出版した「2050年の世界」という本に、当時自分がマーカーを引いた部分を読み返しているのですが、将来に関する予言が悲観的に偏り過ぎて当たらない理由として、 ①悪いニュースだけが印象に残るという人間の認知バイアス </japanese>…

20221118 ドイツコロナ状況クイックアップデート~BQ1.1だけ一応警戒

だいぶ落ち着いてきたので、リスクとして気になるところだけ(軽めに)チェックしておきます。 ①日本と比べても感染が低いので、最近のドイツではコロナ関連で悪いニュースはあまりありません(一部の州での隔離義務廃止がやりすぎだと批判されている程度)…

20221117 ドイツ家計のインフレ対策の特徴

米独英仏の4カ国は、日本と比べるとはるかに高いインフレに苦しんでいます。 www.ft.com ボストンコンサルティングがこの4カ国を対象に、各国の家計がインフレに対応して何を節約しているかということについてアンケート調査を実施しました。 その結果を見る…

20221116 日本がWCでドイツに勝てる確率14.3%(英ブックメーカー)

英国のブックメーカーはお金をかけて何事も真面目に予想してくれているので、将来を読むうえで何かと便利です。他国の選挙で誰が勝つかなどといった予想もかなり正確ですので、私もドイツの総選挙の時などには必ずウォッチしています。 20210808 ドイツ総選…

20221114 最近YouTube(和・独)を始めました

初心者丸出しでお恥ずかしい限りですが、鋭意投稿しています。 併せてご覧頂けると嬉しいです。 www.youtube.com

20221113 輸入依存度がドイツにとって大きい品目輸出元 国別ランキング(①中国、②米国、③スイス、、⑧日本)

先日来何度かご紹介しているドイツ5賢人委員会の分析です。 リチウム、チタン、プラチナ、ガリウム、レアアースなど重要な原材料のうち、海外からの輸入依存度が特に大きい278品目(但し天然ガスは除く)の輸出元についての国別ランキングです。 第①位は当然…

20221112 インバウンド復活はバース(元阪神)5人力

<Japanese> 日本のコロナ水際対策が先月から大幅に緩和され、インバウンド需要が激増しています。折からの円安のため、日本人の私の目から見ても、日本への旅行は大変魅力的に見えます。昔よく通ったラーメン店、中野の「青葉本店」で最もおすすめの「特製中華そば」93</japanese>…

20221111 ドイツコロナ状況アップデート~インフル流行開始

再生産数がやや上昇気味ですが、まだ1.0以下であり、コロナ新規感染は沈静化の方向に向かっています。 7日間指数で足元世界トップクラスの高水準になっている台湾と比べると、ドイツも日本も半分程度となっています(但し日本は再び増加傾向)。 市町村別に…

20221108 ドイツ経済の展望と日系企業へのインプリケーション

(お恥ずかしい限りですが、本稿内容をYouTubeにもしてみました。よろしければこちらをご覧ください https://youtu.be/qVe59W76ujU) 今回は日系企業に対するインプリケーションという観点からドイツ経済を分析してみようと思います。 ドイツ経済について日…

20221106 ドイツの当座貸越金利、6.99〜15.95%とかなり上がってきました

日本ではあまり馴染みがありませんが、ドイツでメインとなる銀行口座は当座預金(決済用、付利なし)で、残高以上の引き出しに対しては、結構高い金利の当座貸越(普通預金に直結しているカードローンのようなもの)となります。 多くの銀行では、貸越金額の…

20221105 それでもやっぱりピンチはチャンス

<Japanese> 戦争、地球温暖化、人権抑圧、難民、貧困、インフレ、リセッション、ナショナリズム・ポピュリズム台頭などなど、ネガティブかつヘヴィな問題が今日の私たちの目の前に積み上がっています。解決に向けた妙案がない上、いずれも気持ちが暗くなるものばかりで</japanese>…

20221104 ドイツコロナ状況アップデート〜医療キャパ逼迫リスクは低下

いつものようにドイツのコロナ関連データを確認しておきましょう。 ドイツの再生産数(赤線:R)は1.00を割り込んだ後さらに低下が続いており、新規感染の大幅減少が続いています。 国際比較に最も適したベンチマークである「7日間指数」(人口10万人当たり…

20221030 ドイツ人気ブランドランキング(2022年)〜マキタ大健闘

独ハンデルスブラット紙が毎年公表している「2022年ブランドランキング」 https://www.handelsblatt.com/unternehmen/handel-konsumgueter/umfrage-diese-marken-konnten-2022-besonders-punkten/28763476.html をチェックしたところ、日本のマキタ社が大健…

20221028 ドイツコロナ状況アップデート〜やや減速も医療キャパ逼迫は引き続き要警戒

いつものようにドイツのコロナ関連データを虚心坦懐に確認しておきます。 ドイツの再生産数(赤線;R)が最近しっかり1.00下回るようになっており、感染にブレーキがかかってきました。 国際比較に最も適したベンチマークである「7日間指数」(人口10万人当…

20221022 半年毎に必読の日銀金融システムレポート

<Japanese> 日銀が半年毎(4月、10月)に出している金融システムレポート(和・英)は、金融業界関係者にとって必読の書であり、私も毎回欠かさずチェックしています。海外では、金利急騰に加えてリセッション懸念が高まっていますので、有価証券投資の含み損拡大や海</japanese>…

20221021 ドイツのお土産・記念品おすすめ

一時帰国の際に日本の家族や友人に配るものや、本帰国する派遣社員への記念品などで、悩んだ経験のある方は多いのではないかと思います。 チョコは定番ですが、日本でも売っていますし、何より日本の夏は暑すぎてすぐ溶けるので危険です。 個人的好みや総合…

20221021 ドイツ企業ブランドトップ10の変遷

英調査会社 Brand Finance のランキングによると、ドイツのブランドトップ10は以下の通りとなっています。 1位メルセデツ・ベンツ、2位ドイツ・テレコム、3位アリアンツ、4位フォルクスワーゲンなど、いずれもグローバルベースで名の通った企業ばかりですが…

20221020 昨夜DFBポカールのベスト16が出揃いました

ドイツサッカー連盟カップ「DFBポカール」のベスト16が昨夜出揃いました。各ラウンド1回のノックアウトトーナメント戦で、90分で決着が付かない場合は前後半各15分の延長戦、延長戦でも決着が付かない場合はPK戦となります。 次のラウンドは来年1/31-2/8、決…

20221016 仏ル・モンド ドイツ語版(月刊)LE MONDE diplomatique

https://monde-diplomatique.de/ デュッセルドルフ中央駅の売店に立ち寄った際、仏ル・モンド紙のドイツ語版国際政治解説月刊紙「LE MONDE diplomatique」を偶然発見。 5.2ユーロ(740円)もするのでやや躊躇しましたが、そもそも海外メディアのドイツ語版は…

20221015 ワイズスペンディング能力が問われる時代

<Japanese> 少子高齢化は日本だけでなく世界全体で進行中ですが、その進行と共に年金やヘルスケアに対する財政支出はどうしても増えてしまいます。今後はそれに加えて、カーボンニュートラル、安全保障、デジタリゼーションなどに対する財政負担増加も避けて通れません</japanese>…

20221014 ドイツコロナ状況アップデート〜医療キャパにストレスがかかり始めています

新規感染者数が1日10万人を超え、入院患者数や死者数が増え始めるなど、コロナ感染状況が顕著に悪化しています。 コロナをもはやインフルエンザ程度にしか思っていない大半のドイツ市民に対して、ワクチン接種、マスク着用、入場制限などを新ためて義務付け…

20221008 ドイツにおける放射能リスクへの備え

<Japanese> 物事を極力前向きに捉えるスタンスの当コラムではありますが、時には最悪のシナリオにも思いを巡らしてみます。日本近くでは相変わらず北朝鮮が連日ミサイルを飛ばしていますが、ドイツ近くでは放射能リスクが一定の現実味を増しています。幸いドイツには19</japanese>…

20221001 英トリプル安に想う

<Japanese> 先週は英トラス首相の国債大量増発を伴うバラマキ政策が、マクロ経済政策としてのサステナビリティについて市場から落第点をつけられ、新興国並のトリプル安(株安・債券安・ポンド安)を引き起こし、世界中の長期金利を押し上げるという大失態を引き起こし</japanese>…

20220930 ドイツコロナ状況アップデート〜いよいよ流行再開

ドイツの再生産数(赤線;R)が1.42まで急上昇し、冬場に向けての感染再加速が不可避の状況になってきました。 国際比較に最も適したベンチマークである「7日間指数」(人口10万人当たり直近7日間の累計新規感染者数)でみると、日本(黄)は187人まで低下す…

20220929 ドイツ5大研秋季合同経済予測 お手元にぜひ

先ほどドイツ5大経済研究所(ベルリン、ifo、キール、エッセン、ハレ)によるドイツ経済予測が発表されました。そのエッセンスは以下の通りです。 ドイツ経済はガス料金の高騰で激変。インフレにより経済全体の購買力が大幅に押し下げられてしまう。 実質GDP…

20220928 IMD世界【デジタル】競争力ランキングでは、ドイツ19位(日本は29位)

スイスのビジネススクールである国際経営開発研究所(IMD〜International Institute for Management Development)が毎年発表している世界デジタル競争力ランキング(対象63カ国・地域)によると、ドイツは昨年から一つ順位を下げて19位、トップ5は、①デンマ…