日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

日記

20220928 IMD世界【デジタル】競争力ランキングでは、ドイツ19位(日本は29位)

スイスのビジネススクールである国際経営開発研究所(IMD〜International Institute for Management Development)が毎年発表している世界デジタル競争力ランキング(対象63カ国・地域)によると、ドイツは昨年から一つ順位を下げて19位、トップ5は、①デンマ…

20220928 IMD世界競争力ランキング、ドイツ15位(日本は34位)

スイスのビジネススクールである国際経営開発研究所(IMD〜International Institute for Management Development)が毎年発表している世界競争力ランキング(対象63カ国・地域)によると、ドイツは昨年と同じ15位、トップ5は、①デンマーク、②スイス、③シンガ…

20220927 ドイツの人口84百万人突破

今年6月末時点でのドイツの人口は、前期比約38万人増加し、84,079,811人と初めて84百万人を突破しました。 うち、 男性: 41,383,786人(49.2%) 女性: 42,696,025人(50.8%) ドイツ人: 72,199,337人(85.9%) となっています。 https://www.destatis.de/DE/Themen…

20220926 OECDが必要と考えるECB利上げ着地は4%

先ほどリリースされたOECD経済予測アップデートのP17に www.oecd-ilibrary.org さらっと書いてあって目を疑ったのですが、ECBのメインの政策金利(REFI)は来年4%に上がるとあります。イタリアなどの周縁国債を(激しく)買い支える分、高い金利が必要にな…

20220926 ドイツGDPナウキャスト

ドイツ経済省が毎月下旬頃に発表しているGDP NOWCAST(9月9日時点)によると Q3 前期比 +0.2%(青線) Q4 前期比 ▲0.2%(赤線) と一般のイメージよりかなり強いものになっています。しかもQ3、Q4とも最近かなり盛り返しているというところが特徴的です。ド…

20220926 イタリア総選挙結果(極右化)に対するドイツメディアの論評

欧州の週末のメインイベントは何と言ってもイタリアの前倒し総選挙だった訳ですが、ドイツの主要メディアの反応は以下のような感じ(なかなか面白いですもの)となっています。 予告済みのカタストロフィがやはり現実となった。 メローニ女史率いるFDIが、典…

20220925 ドイツ難民問題再燃の兆し

ドイツ難民問題再燃の気配が出てきました。 シリア、アフガン、トルコからの難民が前年比二桁増となっており、ドイツへの難民流入(赤線)が直近5年間の中で最高ペースになっています。それに加えてドイツはウクライナ難民(女性と子供中心)を積極的に受け…

20220924 日本アウトパフォームのチャンス到来

<Japanese> ​​「Easy money is drying up.」 世界中の中銀(日本と中国は除く)が一斉にインフレ退治の利上げ(+QT)に動いており、債券利回りがグローバルに急騰(正常化)しています。金融市場では債券と株の両方の価格低下が止まらず、分散投資がワークしていません</japanese>…

20220923 ドイツ住宅価格上昇鈍化

先ほどのドイツ連邦統計局発表によると、今年第2第四半期(4〜6月)の住宅価格指数は、前期比+2.5%と絶対水準の上昇は続いているものの、前年同期比での伸び率は、+10.2%と前期の+11.6%から大きく減速していました。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pres…

20220922 ドイツコロナ状況アップデート〜再加速リスク要警戒

ドイツの再生産数(赤線;R)が1.0を上回る状態がずっと続いており、これまでの新規感染者数減少傾向が反転する可能性が高まっています。冬場に向けて再加速要注意です。 国際比較に最も適したベンチマークである「7日間指数」(人口10万人当たり直近7日間の…

20220922 ドイツ銀行セクターの2021年収益動向

ドイツでは日本と違ってほとんどの銀行が上場していないので(例えば3本柱の二つである貯蓄銀行や信用組合が非公開)、日本のように気の利いた財務ランキングの類はまず手に入りません。 ドイツの銀行業界全体の財務状況を調べたければ、ドイツ連銀の(銀行…

20220921ドイツ住宅/商業用不動産市況

ドイツ連銀が四半期毎にリリースしている不動産関連データ(①住宅、②商業用不動産)をそれぞれ軽くチェックしておきます。ご参考まで。 ①(個人用)住宅 最近金利が多少上がったとはいえ、過去と比べればまだまだ圧倒的に低いので… (ちなみに超低金利時代が…

20220921 ドイツ連銀月報景気短評のエッセンス

毎月下旬にドイツ連銀月報(英語版はかなり遅れて出る)がリリースされているのですが、その冒頭には必ずドイツ景気についての短評(Kurzberichte, Kunjunkturlage)が出ており、特に現在のような景気の転換点ではチェックする価値が高いと思っています。 そ…

20220920 ドイツ経済が既に大幅マイナス成長という可能性は低い

第3四半期(7~9月期)のドイツ実質GDPについて、金融市場は下図のようなPMIの悲惨さ(リーマンショックやコロナショックの悪影響を正確に予知していた)を見て、既に大幅マイナス成長になっているはずだと捉えているかもしれませんが.... https://www.pmi.s…

20220919 ドイツ製造業受注「残」高水準

7月のドイツ製造業受注「残」(新規受注/フローではなく、足元の残高/ストック)は、実質ベースで前年同月比+12.6%/前月比+0.7%、売上の8.0か月分と2015年の統計開始以来過去最高を記録しました。 (黒:国内受注分、青:海外受注分、赤:合計) https://w…

20220918 ニーダーザクセン州議会選挙(10/9)心の準備~現状維持でショルツ政権に悪影響なさそう

ドイツ今年最後の重要地方選、ニーダーザクセン州議会選挙(10月9日(日)即日開票)について簡単にまとめておきます。 まずは現状についてですが、2017年(5年前)の選挙の結果、与党のSPDとCDUが議席の大半を占め、非常に安定的な政権運営がなされています…

20220917 3年ぶりのオクトーバーフェスト開幕

本日(9月17日)から10月3日までの間、毎回6百万人の来訪客が70百万リットルのビールを飲みつくす世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」がドイツミュンヘンで開催されています。 独特の民族衣装と音楽で盛り上がりながら、皆ここぞとばかりに驚くほ…

20220917 敬老の日に想う

<Japanese> 来週月曜(9月19日)は「敬老の日」のため、日本の今週末はロングウィークエンドとなっています。「国民の祝日に関する法律」第2条に「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日と定義されています。「老人」に厳密/法的な定義はありま</japanese>…

20220916 ドイツコロナ状況アップデート~再加速要警戒

●ドイツの再生産数(赤線;R)が最近1.0を上回って上昇を続けており、これまでの新規感染者数減少傾向が反転する可能性が高まっています。冬場に向けて再加速要注意です(再生産数はその後/本日、1.11まで上昇)。 ●国際比較に最も適したベンチマークである…

20220915 ドイツで人気トップの政治家:ハーベック経済相の人気急低下について

ガス不足/リセッション懸念の高まり、いっこうにピークアウトしないインフレなどを背景に、ドイツ政府の経済政策に対する不満(下図では赤系統の線の合計)が高まっています。 https://civey.com/ これに伴い、経済の舵取りを任されているハーベック経済相(…

20220915 ドイツでますます増える自家用車保有

今朝のドイツ連邦統計局発表によると、ドイツでは自家用車保有が人口を上回る勢いで増え続けているようです。 できるだけ環境に優しい交通手段にシフトしようという長年の議論にもかかわらず、ドイツの自動車密度は増加し続けている。 10年前(2011 年)の自…

20220914 ifo研も来年ドイツマイナス成長予想

ifo景況指数で有名なifo研が四半期景気予測をアップデートしました。一言で言うと、「インフレに個人消費が食われるので来年は小幅マイナス成長(▲0.3%)になる」という内容です。失業者は殆ど増えませんし、来年後半以降の立ち直りも結構強いので、過度の…

20220914 食品の川上インフレ圧力高止まり

先ほどのドイツ連邦統計局発表によると、7月の農産品の生産者物価(CPI食品部分~ウェート1割程度~および農家所得の先行指標)は、以下の通り高どまっていました。 前年同月比+33.4%(前月比▲0.8%) うち植物系(野菜、果物など:青) +25.8% ~ピークア…

20220913 地球温暖化でドイツはどう変わるか

「地球温暖化によってドイツで今後何がどう変わりそうか」というテーマについて、ドイツのメディア等で言われていることを日々フォローして書き溜めているのですが、現時点での断面を以下ご紹介します。 日本の将来を考える上でも何らかの参考になりうるもの…

20220913 「冬は自宅の暖房を止めて南国に避難」が流行するかも

ドイツにおける各種エネルギー「小売」価格は、下図のように急騰しており、払いたくても払えない人が続出しかねない状況になっています。 2月24日のロシアによるウクライナ侵攻開始時点と比べると、ガス代は3倍、電気代は5割増しとなっています。 https://ww…

20220913 ドイツインフレ、更に上昇へ

先ほどドイツ連邦統計局から8月のインフレ統計が発表されました。 速報値(前月比+0.3%/前年同月比+7.9%)がそのままコンファームされただけなので、マーケットにとっては特に目新しい情報ではありませんが、中身の詳細が出たのでざっと見ておきます。 イ…

20220912 ドイツ連銀の週次経済活動指数(WAI)改善継続

欧州は天然ガス危機のためリセッション入り確実というのが市場の雰囲気ではありますが、毎週月曜夕刻に発表されるドイツ連銀のWAI(GDPナウキャスト)を見ている限り、今週も改善が続いており、「ドイツは近冬マイナス成長確実」などと決めつけるのは危ない…

20220912 ドイツのガス備蓄は順調に進捗

ドイツのガス受給関連データをリアルタイムでフォローするにはこちらのサイトが便利で、毎日チェックしてるのですが.... Energiemonitor: Die wichtigsten Daten zur Energieversorgung – täglich aktualisiert | ZEIT ONLINE これを見ている限り、ロシアか…

20220912 ドイツガソリン減税廃止、9月CPIを0.5%押し上げ

今朝ドイツ連邦統計局のガソリン小売価格データが発表されていたので、手を動かして計算してみた結果、以下のことが確認できました。 8月平均価格 9月(9/5まで) 前月比上昇率 1) スーパー(E10) 1.731 2.018 +16.6% 2) ディーゼル 1.960 2.168 +10.6% ド…

20220911 キール研、来年ドイツGDP▲0.7%の予想

ドイツ5大研の一角、キール研(IfW)の直近経済予想(メインシナリオ)で、来年のドイツ実質GDPが▲0.7%となっていて話題になっていましたので、その内容を簡単にご紹介します。 下表の最初の行が実質GDPの四半期の走り(前期比)です。 今年Q3▲0.4%、Q4▲0.…