先日こちら https://dateno.hatenablog.com/entry/2021/06/19/195609 でご紹介させていただいた、グローバル・イノベーション・インデックス(GII: コーネル大、INSEAD、世界知的所有権機関によるもの Global Innovation Index 2020 (wipo.int))で、日独英蘭をざっと比較してみました。
下図はトップ20まで表示していますが、1位スイス、2位スウェーデン、3位米国、4位英国、5位オランダ、9位ドイツ、16位日本となっています。
私なりにごく簡単に総括すると、以下の通りとなります。
大学ランキング同様、所詮英語圏ほど有利、ということかと思いますが、だからこそ日本にはより戦略的な努力が求められていると思います。
⑯日本(JP) jp.pdf (wipo.int)
全体的に冴えない。人材・研究と創造的アウトプットの評価が特に低く、ドイツと対照的。
⑨ドイツ(DE) de.pdf (wipo.int)
人材・研究に対する総合評価が高いものの、人員削減の困難さ、投資の不活発さが弱み。
④英国(GB) gb.pdf (wipo.int)
この4か国の中ではトップ。ITCインフラ、資金調達面での評価高い。英語が母国語であるということも間違いなく有利に働いている。但し、研究開発人材は不足気味。
⑤オランダ(NL) nl.pdf (wipo.int)
外部ナレッジの活用やオンライン空間上での創造的アウトプット(APP開発など)に強み。但し、資金調達はやや困難。