ここ数日でアップデートが進んだのでチェックしました。
CDU/CSU 29%, Green 19%, SPD 16%, FDP 12% というバランスに変動はありません。
引き続き、CDU/CSUとGreenによる黒緑連立政権(ラシェット首相、ベアボック副首相~おそらく環境相か外相を兼務)が誕生する可能性が最も高いと思われます。
Wahlumfragen zur Bundestagswahl 2021 – Sonntagsfrage (Wahlumfrage, Umfragen) (wahlrecht.de)
本日(7/30)出てきた3つの支持率変化(CDU/CSU対Green)を見ると、大洪水とそれに関連する「不謹慎な笑い」によるラシェットへの悪影響はまあ限定的(最大3%程度差が縮小)だったと言えると思います。
Emnid 28対19⇒27対19(1pt縮小)
Wahlen 30対20⇒28対21(3pt縮小)
YouGov 30対19⇒28 対16(Greenの低下の方が大きい)
ただ、本日ラシェット側にまた小さなトラブルが発生したので、今後の世論調査への追加的影響を注視する必要が出てきました。
そのトラブルというのは。。。
2009年にラシェットが出版したこちらの本「勢いある国/チャンスとしての移民」
の中の一節(左:本の文章、右:原文)に、他の論文を引用なく使った形跡が見つかったというものです。
Quelle nicht benannt: Laschet räumt Fehler in seinem Buch ein | tagesschau.de
Laschet: Auch der NRW-Landeschef hat 2009 in einem Buch abgeschrieben - Politik Inland - Bild.de
ラシェットは直ちに謝罪した上、ベアボックの剽窃疑惑(選挙用に出した自叙伝の中で5箇所以上指摘された)と規模感が全く異なる(10年以上古い本の中での一節のみ)ので、ラシェットにとってネガティブな話には違いないものの、結果として大したダメージになはらないと見ています。