ドイツ経済(+エネルギー)省の経済月報が8/13に発表されていますので、その内容を確認しておきます。
BMWi - Die wirtschaftliche Lage in Deutschland im August 2021
【ポイント】
- サービス業が強い回復/製造業は足踏み。全体としてはしっかり
- 足元の製造業生産低迷は車の半導体不足によるもの
建設の木材不足はまもなく解消見込み
受注と輸出が好調なので今後の見通しとしては悪くない - 小売は足元強いが、今後はコロナ再加速の影響が心配
- インフレ急騰は一時的で来年初には急低下
- 労働市場は、雇用↑、失業↓、操短↓でしっかり
- 倒産発生は抑制的/今後仮に増えてもマイルドな増加にとどまりそう
【データ】重要指標を1ページにまとめた表(独英仏語表記)が添付されています。
ausgewaehlte-daten-zur-wirtschaftlichen-lage-pm-13082021.pdf (bmwi.de)
以下は英語の表から上記ポイントに関係する部分を抜粋したものです。
ドイツ連銀月報など他の各種アップデートで確認されている内容ばかりなので、今回のドイツ経済省月報に特段新味はありません。
Aktuelle Monatsberichte | Deutsche Bundesbank
ドイツ経済省の金融市場で大きなヘッドラインになることはあまりなく、この程度の取り扱いになることが多いです。