日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20210826 CDU/CSUとSPD、僅差での熾烈な第1党争い

先ほど出たEmnidで掲題傾向の定着(23%で両党同率)が確認されました。

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Sonntagsfrage – Kantar (Emnid) (Wahlumfragen zur Bundestagswahl) (wahlrecht.de)
 

直近6つの世論調査平均を基に、現在想定すべきシナリオ分布(但しかなり流動的)は引き続き以下の通りとなります。


【連立政権】

①ジャマイカ50%

②赤々緑20%

③信号機(FDPが簡単には受けない)又は黒緑(過半数復元が容易でない)各15%

 

【次期首相】

①ラシェット 65% (ジャマイカ又は黒緑)

②ショルツ 30% (SPD主導の信号機又は赤々緑)

③ベアボック 5% (Green主導の信号機又は赤々緑)

 

赤緑で過半数をしっかり確保できるようになってくると、キングメ-カ-FDPによる歯止めが利かなくなってくるので、より大幅なシナリオ変更が必要になります。

 

日本の政局もいよいよきな臭くなってきているようですが、ドイツの政局についても、状況が一変する転換点が近づいてきています。特段妙手がない中、CDU/CSU(ラシェット)にとってはまさに正念場です。