9月26日のドイツ総選挙後に世論調査結果が4つ出ていますが、その平均を取ると以下のようになりました:
CDU/CSUが大きく支持率を落とす一方、信号機連立組成に向けて精力的に予備交渉を展開しているSPD、Green、FDPはそれぞれ支持率を伸ばしています。
前者は 選挙での大敗後、党内不和がさらにひどくなり、党勢の立て直しにもジャマイカ連立組成にも展望が見えないことに対する苛立ち、
後者は 信号機政権がドイツに新たなスタート(分配、環境、経済のリバランス)をもたらしてくれそうだという期待によるものと思われます。
ドイツ国民は、ジャマイカではなく信号機による新政権樹立を、投票日当日よりさらに強く望んでいるとも言えるでしょう。
Wahlumfragen zur Bundestagswahl 2021 – Sonntagsfrage (Wahlumfrage, Umfragen) (wahlrecht.de)
なお昨日発表された(直近の)INSAでは、CDU/CSUの政党別支持率が20%を割り込んでしまっています。選挙での実際の得票率24.1%から5%近くもの低下です。
Sonntagsfrage – INSA / YouGov (wahlrecht.de)