春と秋の年2回、ドイツの有力な経済研究所5つが合同で実施する経済予測が先日(10/14)
発表され、ドイツのGDPは今年+2.4%(4月の予測比▲1.3%下方修正)、来年+4.8%(同+0.9%上方修正)で、足元のコンセンサス並みの着地となっていました。
GDH2021_Druckfahne_2_Gesamtdokument.pdf (gemeinschaftsdiagnose.de)
本予測の最大の特徴は、CPIが今年3.0%、来年2.5%とかなり高止まりする予測になっている、という点だと思います(従来の予測では来年はせいぜい2%どまりでした)。雇用がタイトな状況下で、これだけ長くインフレが2%超に留まるということになると、労組が賃上げで強硬化することは避けられないと思います。