昨日はこちらの二人のドイツ人女性が話題になっていました。
人心を一新して新たな時代を作ろうとする時、ドイツでは重要ポストに凄腕女性候補がどんどん出てくるところが凄いと思います。まるでメルケル首相が引退する分を穴埋めしようとしているかのようです。
①昨日突然の辞任(個人的理由、年内いっぱいで)を発表したヴァイトマン独連銀総裁の後継者として、シュナーベルECB専務理事(写真左)が最有力視されています。ECB専務理事の任期がまだ6年も残っていますが、恐らく(過去の事例通り)別のドイツ人を無理やり押し込むことになるのでしょう。
https://en.wikipedia.org/wiki/Isabel_Schnabel
②今回の選挙でCDU/CSUに代わってSPDが第1党となったので、CDUの重鎮ショイブレ連邦議会議長はまもなくSPDの議員に議長ポストを譲ることになります。後継者には昨日SPDのバス議員(写真右)が内定しました。
https://www.tagesschau.de/inland/innenpolitik/baerbel-bas-bundestagspraesidentin-101.html
首相はショルツ氏でほぼ確実、大統領はシュタインマイヤ-氏続投がかなり有力、ということで男性が続くので、せめて連邦議会(下院)議長は女性にしてバランスをとる、といういかにもドイツらしい力学が働きました。ちなみに3人ともSPDです。