ドイツ人が敬愛してやまないドイツ連銀ヴァイトマン総裁のプロテスト辞任(一身上の理由で年末辞任)を受けてか、ドイツ最大の新聞(タブロイドではありますが)ビルト紙が10月30日に、頑なに超低金利政策を続けるラガルドECB総裁を
「マダムインフレーション」
「贅沢暮らしのラガルド総裁が、ドイツの貯蓄・年金生活者を困窮させている」
と強烈に批判する記事を掲載しました。
German tabloid attacks ECB chief Lagarde as 'Madam Inflation' | Reuters
世界最大の読売新聞と比べてしまうと小さく見えてしまうかもしれませんが、ドイツのビルト紙はドイツ最大の日刊新聞(夕刊フジ的なカテゴリーではありますが)であり、国民に対する影響力があまりにも大きいので、ドイツの政治家は必ず読んでいると言われています。
Aktuelle Nachrichten | BILD.de
ちなみに、先月発表されたドイツ5大経済経済研究所による合同経済予測によると、ドイツのインフレ(CPI総合)は来年も+2.5%に高どまるという予想になっています。
ドイツ市民の普通の感覚では「一時的」と済ませられる状況(家賃や賃金交渉に必ずハネるので)ではありません。
Krise wird allmählich überwunden – Handeln an geringerem Wachstum ausrichten – Gemeinschaftsdiagnose