連日ドイツのあちこちで反コロナデモ(特にワクチン接種強制に反対)が起こっており、デュッセルドルフでも土曜日(1/8)午後は6500人が参加する大規模なデモが実施されました。
8. Januar 2022: Tausende Impfgegner ziehen durch Düsseldorf (rp-online.de)
マスクもせずにこのように集まること自体、オミクロンを普及させているようなものなのですが、「オミクロンなら死にやしない」と割り切っているためか、規模がどんどん大きくなっています。
多くの場合このようなデモ行進自体が禁止されているのですが、「散歩」と言い張って街中を練り歩き、警察にたしなめられると小競り合いになる、というパターンが昨年来繰り返されています。
警官に暴力をふるうだけでなく、「(早くその銃で)撃って来いよ(そうしたらオオゴトにしてやる)」と意図的に挑発してくる輩もいるようです。こちらはミュンヘンでの「散歩」の様子ですが、常に周囲をスマホで撮影しながら、自分たちの言い分を主張したり、自分たちが不当に扱われているという印象を与えうる動画や画像をSNSに投稿するチャンスを伺っています。
今週末のデュッセルドルフのデモでは幸い暴力沙汰はなかったようですが、このような不気味な集団が3時間以上街中を練り歩いていたので、街中に住んでいる私は自宅に籠ってじっとしていました。
治療しても治療しても次から次へと運び込まれてくるコロナ重症患者への終わりの見えない対応のため、ドイツの医療関係者がもう疲れ切って(このような状態にうんざりして)おり、仕事を辞め始めていると言われていますが、そのうち警察にも同じことが起こりそうで大変心配しています。