本日はロシア産原油の禁輸に対する思惑で、原油価格が急騰しているのですが（下図は北海ブレント価格）、そのあおりを受けてドイツのガソリンスタンドでの価格も早速上昇しています。
以下の写真にある通り、多くのガソリンスタンドでリッター2EUR（250円強）を超えてきており、これはスーパーで500mlの缶ビール2本が買える価格です。ベンツのタンク容量は100リットルありますので、満タンにするたびにビール200本分のお金が飛んでいくことになります。
ちなみにドイツの2月CPI（速報）は、エネルギー価格（ウェート10.83％）の再加速（前年同月比+22.5％）もあって、前年同月比+5.1％と高水準にとどまっています。
Inflationsrate im Februar 2022 voraussichtlich +5,1 % - Statistisches Bundesamt (destatis.de)
先月リッター当たり1.75EURくらいだったガソリン価格が今やほぼ2EURとなっているわけですから、前月比で14％もの上昇となっています。エネルギー全体も概ねこんな感じで上がっているはずですから、インフレ率はさらに1％以上押し上げられるということが確実な情勢です。
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ちなみにドイツのガソリン価格は、欧州他国比でも高い方ですが、オランダや北欧諸国よりは少しだけマシ、という相対感になっています。
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