ちょうど1か月後の5月15日(日)に我がデュッセルドルフを首都とするノルトライン=ヴェストファーレン(NRW)州の州議会選挙(他の選挙同様、ドイツ時間18時投票締め切り、速報開始)が実施されます。
現在の州政府はCDU+FDPという経済重視型連立政権で、州首相はラシェットの後を継いだ若手のホープ、ブスト氏(CDU)です。
現在の議席配分は下図の通りで、現政権(CDU+FDP)は99(72+28)/全199議席とギリギリの過半数で運営されています。
ちなみに州議会はライン川沿い、DUS市中心街の端にあるおしゃれな建物です。
直近の世論調査結果によると、CDUとSPDが約3割で拮抗しています。どちらが第一党になってもおかしくない状況です。
Sonntagsfrage – Nordrhein-Westfalen (Wahlumfrage, Wahlumfragen) (wahlrecht.de)
上表の一番上のForsaの結果に基づく議席配分予想は以下の通りです。
どの政党も単独過半数には及ばないので、2党連立を模索することになりますが、現政権(CDU+FDP)の維持はほぼ不可能な状況です。
熾烈なトップ争いを繰り広げているCDU(キリスト教民主同盟~中道右派)、SPD(社会民主党~中道左派)はどちらが第一党となっても、大連立(CDU+SPD)を組むつもりはありません。
従って、第3党のGreenが昨秋の連邦議会選同様「キングメーカー」となり、第1党と連立を組むことになります。CDUが第一党となれば、Greenは州民の意を尊重してCDUとの連立による黒緑(CDU+Green)を、SPDが第一党となれば赤緑(SPD+Green)を目指すことになると思います。