2022630 ドイツコロナ状況アップデート

7日間指数（人口10万人当たり直近7日間の新規感染者数）で比較すると、ドイツ（青）は引き続き日本（黄）、英国（赤）、オランダ（緑）に大きく見劣りしています。

ドイツのコロナ規制の厳格度は日本よりずっと下、英国よりやや上、オランダと同程度です。

ドイツの再生産数は最近ずっと1.0を上回っており、当面新規感染減速は期待薄となっています。

州別に見ても、（黒線のハンブルク以外では）概ね上昇トレンドが続いています。

（コロナ勃発当初の基準に照らして考えると）全独がホットスポット状態です。

引き続き感染者のメインは15-34歳の層ですが、勤労者層（35-59歳）の感染もかなりの高率となっています（7日間指数での比較）。

但し、オミクロン自体の毒性は低く、ワクチンも相応に普及していることから、重症者数（左）は少なく、死者（右）もさほど増えてはいません。

国民の8割近くがワクチン接種済ですが、最近は全く増えていません。

PCR検査は今や「心当たりのある人」（と日本への帰国者）だけが受けるようになっているので、最近は週100万人も受けない状況（右）で、その代わり陽性率は約半分（左）とかなりの高率になっています。

BA5のシェアが半分を超えて増加中で、足元の感染急増の牽引役となっています。

＜上記データ元一式＞

日独経済日記