日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20220701 スイスとノルウェーはやはり物価水準高い

先ほどドイツ連邦統計局から、近隣諸国(主にバカンス旅行対象国)との食品・飲料価格差についての興味深いプレスリリースが出ていましたのでご紹介します。

Preisniveau für Nahrungsmittel unterscheidet sich in vielen Urlaubsländern deutlich von dem Niveau in Deutschland - Statistisches Bundesamt (destatis.de)

 

下のグラフは、今年4月の肉類価格を(ドイツを100として)比較したものですが、

やはり割高度合いではスイス(201)がダントツトップ、次いでアイスランド(143)、ノルウェー(125)となっています。

安い国トップスリーには、ポーランド(55)、ハンガリー(60)、クロアチア(70)といった東欧諸国が並んでいます。

 

グラフはありませんが、果物や野菜の価格ではノルウェー(134)が最高で、ポーランド(67)が最低。ドイツのアルコール飲料の価格は非常に安く、ドイツを下回るのはハンガリー(95)、オーストリア(98)のみ。高いのは、アイスランド(357)、ノルウェー(317)といった北欧諸国。ちなみにオランダは117、フランスは116となっています。

 

同じ品の価格を国際比較するものさしとして最も有名な、英エコノミスト誌の「ビッグマック指数」は半年毎(1月と7月)に更新されています。今月下旬あたりにアップデートされると思います。こちらでもスイスフランの過大評価が常にダントツとなっています。

The Big Mac index | The Economist

<日本語解説>

ビッグマック指数 - Wikipedia