日独経済日記

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20220715 ドイツ政局アップデート

ドイツ公共第二TV放送(ZDF)が毎月(1-2回)実施している世論調査「Politbarometer」が本日(7/15)アップデートされましたので、その中の政治家人気ランキング(トップ10)と、政党別支持率をご紹介します。

Forschungsgruppe Wahlen > Aktuelles > Politbarometer

 

  • 今回の調査の最大の特徴は、トップ政治家全体の評価がほぼ一率に低下していること。ドイツ市民のウクライナ支援継続支持は変わらないものの、エネルギー価格急騰で困窮する低所得者層に対する支援が不十分という不満が急速に高まった模様。コロナ再拡大に対する不安も台頭。
  • トップは引き続きGreenの元共同党首二人(ハーベック経済相とベアボック外相)ながら、共にポイントは大きく下げている。ハーベックはロシアのガス停止対応という重要な局面でコロナ感染中。ベアボックはコロナ後遺症がかなりひどいと報じられている(階段を2階以上上がるのがしんどい)。
  • ショルツ首相は4位に転落。昨年の大洪水一周年式典でも存在感を示せず、引き続き人気低迷。
  • 低所得者層、労働者層に手厚い支援を訴え続けるハイル労働相が、ショルツ首相を抜いて3位に浮上。
  • FDPのリントナー財務相は、先週末開催した自身のド派手な結婚式が不評で最も評価を下げた(趣味のプライベートジェットで駆け付けたメルツCDU党首まで批判されている)。


当該調査における政党別支持率に特段大きな動きはありませんが、GreenがCDU/CSUに肉薄しています。

 

最近の他の世論調査の政党別支持率を見ても同様で、1位:CDU/CSU、2位:Green、3位:SPDという序列が固まりつつあるように見えます。また、極右(AfD)、極左(Linke)とも支持率が高まりそうな気配はありません。

 


Wahlumfragen zur Bundestagswahl – Sonntagsfrage (Wahlumfrage, Umfragen) (wahlrecht.de)

 

ちなみに冒頭の「Politbarometer」によるアンケートでは

  • ガス不足で再稼働した石炭発電: 賛成68%、反対28%
  • 今年の夏の高温・少雨は気候変動のせい: YES 67%、NO 30%

という結果になっています。