ドイツ難民問題再燃の気配が出てきました。
シリア、アフガン、トルコからの難民が前年比二桁増となっており、ドイツへの難民流入(赤線)が直近5年間の中で最高ペースになっています。
それに加えてドイツはウクライナ難民(女性と子供中心)を積極的に受け入れています。
今後は兵役を逃れたいロシアの若者男性の大量流入(ドイツとしては戦争終結に資するものとして歓迎)が予想されています。
そもそも既に受け入れキャパが一杯になっている上に、インフレやガス不足でドイツ国民自身の余裕(自宅受け入れやボランティアなどへの意欲)がなくなっているので、難民問題が再び政治問題化するリスクが高まっています。
ちなみに今年1〜8月の累計トップ5はシリア、アフガン、イラク、トルコ、ジョージアとなっています。
〜メルケル前首相がほぼ独断で「皆さんいらっしゃい」(無制限の難民受け入れ)に踏み切った2016年の年75万人がピークです。
ざっくりこの半分くらいはドイツの労働者として立派に戦力化してくれており、人手不足の痛みを和らげることに貢献しています。