ベルテルスマン財団が、ドイツにおける近年の48百万件を超えるオンライン求人広告を分析し、需要の高いスキルを客観的データに基づいて炙り出した報告書
「JOB MONITOR」が昨日リリースされましたので、そのエッセンスをご紹介します。
●21世紀のプロの世界を生き抜くには、専門的なスキルや能力だけではもはや十分ではなく、ソフトスキルやその他の横断的能力がますます重要になっている。
●気候変動、環境破壊、パンデミック、戦争の時代にメンタルヘルスを維持できるような個人的な回復力も重要。
●求められるスキルランキング一覧: (トップ10を訳出)
- 心構え(自分がすぐにでもやるぞという責任感、前向きさ)
- チームワーク
- 自律性
- ドイツ語力(英語力は11位)
- 信頼性
- 計画性
- クリティカルシンキング
- コミュニケーション
- 顧客志向
- 組織を動かす力
●ホームオフィスの拡大と共に、データセキュリティ(一番上の青線)関連能力へのニーズがどんどん高まっています。
「会社のオフィスではなく自宅で仕事をする人は誰でも、信頼できるデジタル能力を備えている必要がある」とコメントされています。
(橙線: デジタルID管理、水色点線: 信頼性、緑点線: 責任感、黒線: モチベーション)
●ドイツ語スキルに対するニーズもここ1〜2年で急増しています。
「ドイツにおける熟練労働者不足は、移民にとって絶好のチャンスであり、ドイツ語スキルは非常に大きな武器になる」とコメントされています。