今週末の日曜日(10/9)にドイツで今年最後の州議会選挙が実施されます。
前回2017年の選挙ではSPDが第1党の座を維持、SPD+CDUの大連立のもとでヴァイル州首相が続投となりました。
同州での世論調査(政党別支持率)を見ると、
前回同様、①SPD、②CDU、③Greenという着地になる可能性が高い(これだけ差があると番狂わせは起こりづらい)ものの.....
政権与党であるSPD(赤)とCDU(黒)は大きく支持率を落とす一方、
Greenが躍進、AfD(極右)が勢いを増すという可能性が高くなっています。
FDPは5%条項をクリアできるかどうか微妙です。
ヴァイル州首相としては、SPD(赤)+Green(緑)で過半数を確保できれば、自身が最初に州首相となった時と同じ赤緑連立政権に戻したい模様です。
同州議会選挙が中央政府の政治情勢に大きな影響を与えることはなさそうですが、
インフレやエネルギー危機で市民の不満が爆発寸前となっていることから、
- AfD(極右)がどのような理由でどれくらいの支持を集めるか。
- 赤緑政権に戻ることでどのような政策変更が行われることになりそうか。
といったあたりに注目してゆきたいと思っています。
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