日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20221030 前稿の続き

 

今後は強い問題意識を持った上でリスク管理が必要ということで、前回投稿

dateno.hatenablog.com

では「暗い面」(とそれに対する自衛)にのみ焦点を当てましたが、「どんな時でも過度に悲観的になるべきではない」というのが私の信条ですので、私が今考えている「明るい面」についても以下列挙しておきます。

 

  • リセッションとは言っても今局面での名目成長率は恐ろしく高く、デフレ下でのマイナス成長と違っていくらでもやりようがある。
  • 人手不足のおかげで失業者が急増する必要はなく、ヒトは大切にされる。
  • コロナは何とか克服できつつあり、とんでもなく危険な変異種が再び大流行する可能性は低そうに見える。
  • 希少なものには高い価格がついて、資源配分最適化が加速している可能性が高い(再エネの普及も後押しされている)。
  • 今までは株も債券も暴落するという救いようのない展開だったが、今ゼロから分散ポートフォリオを構築すればかなり良いものができそう。
  • (甘い期待は禁物ながら)西欧諸国ですら爆発寸前の民衆の不満は、ロシア、中国、イランなどの独裁国家を転覆させる可能性が少しはある。