ドイツではifoの方がより重要(ZEWはほぼ見る価値なし)と思っていますが、世界共通の景気先行指標として重視されているPMIのドイツ部分が先ほど出たのでチェックしておきます。
https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/506581df01e34f4fa8702c06b2d3bc58
今回(11月分)は、異常なまでにドイツに悲観的な市場予想よりはマシな結果になりましたが...
ドイツの第4四半期GDPが前期比▲2%くらいになってもおかしくない低い水準であることには変わりありませんでした。
発表元のS&Pグローバルは
- インフレに需要を食われ、深いマイナス成長領域
- インフレ圧力には低下の兆し
- 景況感悪化が止まり、当初恐れていたほど状況は悪くない可能性あり
とコメントしています。
但しユーロ圏ベースで見ても、前期比スモールマイナス成長の領域にいます。
ちなみに、毎週月曜夕刻にドイツ連銀が発表している週次経済活動指数(WAI)は足元前期比▲0.4%程度の走りとなっていることを示唆しています。
Wöchentlicher Aktivitätsindex für die deutsche Wirtschaft | Deutsche Bundesbank
こちらにそろそろドイツ経済省のNOWCAST(先月の見立てはQ4前期比▲0.7%)が出るはずなので待っているところです。