【今回のポイント】
・ドイツ国内エネルギー小売価格の上昇が継続
・ドイツの中東依存度は極めて低く、量的不足はない
・戦時下でもAI・ロボティクス・電化等のトレンドに注目
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- ガソリン・ディーゼル価格推移:
ADAC(自動車クラブ)のデータ(黒:ディーゼル、黄:スーパーガソリン)によると、燃料価格が新ルール(「オーストリア方式」~1日1回・正午のみ値上げ可))適用開始後も上昇を続けている。ディーゼル/ガソリンとも連日高値を更新中(リッター当たり2.35ユーロ/2.14ユーロ)。クリングバイル財務相は財政ひっ迫の中でも追加対策(自動車税の減税、超過利得税の導入など)の実施を迫られている。
- 欧州諸国のエネルギー輸入中東依存度:
ドイツは7%と低い。北欧や米国からの輸入が大半を占めるため。但し、もともと環境意識が高く、各種課税などによって高コストとなっているため、価格高騰のダメージは大きい。
- Wirtschaftswoche誌の投資アドバイス:
中東での戦争が激化し、世界経済は再び不確実性に包まれている。ドイツの成長率は大幅に下方修正され、エネルギー供給や海上輸送面での脆弱性が露呈した。現代の戦争はドローンやインフラ攻撃など、低コストで大きな経済的損害を与える非対称型へと変化している。市場に安全資産と呼べるものはほとんどない。投資家としてはキャッシュ比率を高めつつ、AI・ロボティクス・電化といった長期トレンドを見失わないことが重要だろう。混乱の中でも革新は続き、未来を形づくる力は確かに存在するという希望が示されている。
【今回のひとこと】
SEMAFOR曰く:Gallup調査で、中国の世界的支持率(36%)が米国(31%)を上回った(特にドイツで大幅低下)。この調査は2025年実施のもので、イラン戦争前の話。
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