2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧
つい先ほどドイツ連邦雇用庁から5月分のドイツ雇用統計が発表されました(米国の雇用統計と違って、賃金データは含まれていないので、インフレに対する直接的影響は読み取れないという点についてはご了承ください)。 ●市場が最も注目する季節調整後失業者数…
そもそも誰がやったのかという最も重要な事実関係がはっきりしないので、あまり踏み込んだ分析はできないながらもなかなか興味深い評価がされていると思いましたのでご参考まで。 現時点で判っているのは、8機(一説には25機)のドローンによる攻撃でモスク…
https://www.zew.de/presse/pressearchiv/ezb-inflationsziel-bleibt-in-weiter-ferne 本日、ZEW(マンハイム研)からユーロ圏インフレ予想に関する調査結果が発表されていますので、そのエッセンスをご紹介します。 ユーロ圏インフレ率は今後数年間にわたって…
旅行と休暇が大好きなドイツ人ですが、お金の面では堅実(というかケチケチ)です。今朝ドイツ連邦統計局から、欧州海外旅行先のホテル・レストラン代がドイツ国内旅行と比較してどうかという興味深い統計が発表されていたので以下ご紹介します。 ドイツと比…
(上から色の濃い順にシリア人、トルコ人、イラク人、ウクライナ人、その他) https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/05/PD23_205_125.html 今朝ドイツ統計局から2022年の帰化統計(速報値)が発表されました。ポイントは以下の通りで…
昨日のトルコ大統領選決選投票で現職のエルドアン大統領が52対48で再選(任期5年)を果たしたことについてのドイツメディアでの報道ぶりは以下の通りです。 ショルツ首相は「ドイツとトルコは緊密なパートナー・同盟国であり、社会的、経済的にも強い結びつ…
bankenverband.de ドイツ銀行業界の「企業資金調達レポート」のエッセンスを以下ご紹介します。 ドイツ経済は、この冬の半年で景気後退に陥った。迅速な回復は期待薄。年内に底打ちしたとしても、2023年通年でも小さなマイナス成長に陥るリスクあり。 ドイツ…
ドイツ3大全国紙の1角であるヴェルト紙が実施した、ドイツ労働組合総連合(DGB)傘下の8労働組合を対象としたアンケート調査結果によると、スト頻発で若干一般市民から顰蹙を買いつつも、賃上げなどの処遇改善で頼りになる労働組合への新規加入が今年に入っ…
<Japanese> 私はこれまでドイツで累計12年、イギリスで4年暮らして来ましたが、この全ての期間においていつも日本より物価が高いなと感じていました。付加価値税が常に10%くらい高いことも一因なのですが(現在の標準税率:ドイツ19%、英国20%、日本10%)、為替レ</japanese>…
https://www.ecb.europa.eu/ecb/history/25-year-anniversary-of-the-ecb/html/index.en.html 5月24日に開催されたECB設立25周年記念式典についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 欧州統一通貨ユーロは、1999年1月にファンダメンタルズが必ず…
第1四半期GDP確報の下方修正(前期比ゼロ⇒▲0.3%)で、ドイツ経済が2期連続のマイナス成長に陥ったことについてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 インフレで個人消費が凹み、金利急騰と建設コスト高で建設業が凹み、頼みの輸出も冴えない展開(…
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/05/PD23_203_811.html 先ほどドイツ連邦統計局から第1四半期(1~3月)実質GDP確報の発表があり、前期比▲0.3%と、速報のプラスゼロから0.3%も下方修正されていました。 速報発表後に集計された…
https://www.bundesbank.de/resource/blob/799628/f54d342ec77d4bca09bde31421a3832d/mL/2023-05-monatsbericht-data.pdf 本日ドイツ連銀月報がリリースされましたので、そのエッセンスを以下ご紹介します。 高インフレが引き続き個人消費(財・サービスとも…
https://www.ifo.de/fakten/2023-05-24/ifo-geschaeftsklimaindex-faellt-mai-20 先ほど5月ifo景況指数が発表され、期待指数(青)が予想以上に大きく低下し、総合指数(赤)が市場予想を下回る結果となっていました。夏場に向けてのドイツ経済のモメンタム…
https://tradingeconomics.com/eurjpy:cur 上図の通り、足元のユーロ・円為替レート(EUR/JPY)は、1ユーロほぼ150円と、ユーロ発足以来のレンジのかなり上の方に位置しています。 2014年12月の高値を抜けつつあるので、2008年夏の170円に向けて一段と上昇す…
ドイツの第2四半期(4-6月)GDPの発表は7月末頃なので、まだまだ市場予想は出回っていませんが、今年コンセンサス並みの+0.3%成長を実現するためには、Q2前期比+0.2~0.3%、Q3以降は+0.4%が必要です(上図最下段)。 ところが、昨日発表されたドイツ経済…
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/05/PD23_200_62.html 今朝ドイツ連邦統計局(Destatis)から、学歴別/職業別賃金平均値(2022年4月時点、以下月額)が発表されましたのでご紹介します。 ①学歴別:当然ながら高学歴ほど高収入 職業…
https://www.dihk.de/de/themen-und-positionen/wirtschaftspolitik/konjunktur-und-wachstum/konjunkturumfrage-fruehsommer-2023 年3回実施されているドイツ商工会議所(DIHK)の景気調査結果(対象:ドイツ国内中小企業21千社)が発表されましたので、使…
今回のG7についてドイツ主要メディアが総括っぽいコメントを出していますので、その主な内容をピックアップして以下ご紹介します。 被爆地広島は、過去の核兵器使用の罪や悲惨さを思い出させる場所。その地にゼレンスキーを招いたことは、プーチンの核の脅し…
ドイツの日曜日や祝祭日には、レストランやキオスク、駅や空港内以外のお店はほぼ全て閉まっています。ドイツへの旅行や赴任時に一番がっかりさせられるポイントなのではないかと思います。 これは「閉店法」(へいてんほう、独:Ladenschlussgesetz、LadSch…
今回のG7はかなり盛りだくさんで、多くの細かい部分がバラバラに報じられているため、それらも含めた全体感にはなっていないかも知れませんが、私なりに主要な報道をフォローしている限りでは概ね以下のような感じなのではないかと思います。 インド太平洋地…
スライドをつけて動画にもしてあります。よろしければ是非。 【日独経済日記】毎週末の和独英メッセージ(ビジネス雑談用)|Nobuo Date|note <Japanese> ドイツのDAX40が、金曜の日中一時的にではありますが、昨年11月に記録した16,290ポイントの過去最高値を上回り</japanese>…
本日より日本で開催されているG7首脳会議についての現時点でのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 被爆地であり岸田首相の出身地でもある広島でのサミットで、核兵器問題にフォーカスするのは正しい選択。 核兵器の使用によって引き起こされた想像…
ECBから、2021年12月以降の一連の金融政策正常化のマクロ経済に対する影響の分析結果が発表されています。ECBがイメージしている利上げインパクトの規模感をつかむのに使えるので、そのエッセンスを簡単にまとめておきます。 www.ecb.europa.eu これまで実施…
先月より「ドイツニュースダイジェスト」 ドイツを100%楽しむ! - ドイツ生活情報満載!ドイツニュースダイジェスト で月一回のコラム連載を始めました。 ビジネス塾 - ドイツ生活情報満載!ドイツニュースダイジェスト ドイツ駐在の日本人ビジネスパーソン…
本日ケルン研(IW)よりドイツ企業の対中直接投資に関する分析レポートが発表されたので、そのエッセンスを抽出しておきます。 www.iwkoeln.de ドイツからの対中直接投資は2021年末時点で1026億ユーロ(対外直投全体に占めるシェアは7.2%)<ご参考:日本は…
日独経済日記ではYouTubeでもドイツ経済についての各種解説動画を発信しています。 スライドはお手元資料としてお使い頂けるよう工夫してあります。 ドイツ経済を短時間で理解したい方は、是非こちらの動画をご活用ください。 ●ドイツ経済関連 youtu.be yout…
毎月下旬に上図のような景気先行指標「ifo景況指数」が発表され、市場から注目を集めているのですが、そのブレークダウンは「ifo Konjunkturperspektive」という冊子で発表されています。 www.ifo.de 本稿ではその中から興味深い部分をピックアップしてご紹…
Economic forecast for Germany 先ほどEU委員会から発表された春季経済見通しをざっとチェックしておきます。 ●EU/ユーロ圏の全体感 両エリアとも、インフレ率が高い割に、成長率は低く、失業は悪化しないという構図です。 ドイツ(ユーロ圏でのウェート3割…
先ほどifoから発表された在宅勤務に関する調査結果がなかなか興味深かったので、そのポイントを以下ご紹介します。 在宅勤務により使われなくなったオフィススペースの割合が、ドイツではコロナ前の3倍に増えている(全産業ベースで2019年の4.6%⇒今年4月は1…