日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

米国

20220928 IMD世界【デジタル】競争力ランキングでは、ドイツ19位(日本は29位)

スイスのビジネススクールである国際経営開発研究所(IMD〜International Institute for Management Development)が毎年発表している世界デジタル競争力ランキング(対象63カ国・地域)によると、ドイツは昨年から一つ順位を下げて19位、トップ5は、①デンマ…

20220928 IMD世界競争力ランキング、ドイツ15位(日本は34位)

スイスのビジネススクールである国際経営開発研究所(IMD〜International Institute for Management Development)が毎年発表している世界競争力ランキング(対象63カ国・地域)によると、ドイツは昨年と同じ15位、トップ5は、①デンマーク、②スイス、③シンガ…

20220924 日本アウトパフォームのチャンス到来

<Japanese> ​​「Easy money is drying up.」 世界中の中銀(日本と中国は除く)が一斉にインフレ退治の利上げ(+QT)に動いており、債券利回りがグローバルに急騰(正常化)しています。金融市場では債券と株の両方の価格低下が止まらず、分散投資がワークしていません</japanese>…

20220827 日本の低生産性を正すために

<Japanese> 時間当たりの労働生産性の国際比較(2020年)では、米国:80.5ドル、ドイツ:76.0ドル、日本:49.5ドルとなっています。日本の数字はチェコやエストニアと同レベルで、米国の61%、ドイツの65%と大きく見劣りしており、1970年以降G7中最下位が続いています</japanese>…

20220818 対中デカップリングの影響度分析(ifo)

ifo研から掲題について大変興味深いリサーチが出ていましたので、その内容についてご紹介します。 https://www.ifo.de/DocDL/Studie_Geopolitische_Herausforderungen_Folgen_deutsches_Wirtschaftsmodell.pdf <輸出依存度(GDP比) ドイツ:青、中国:赤、…

20220814 週末のマーケットチェック

15年前と違って今やもうプロの投資家ではないので、自分のETF長期積み立て投資が放置していても大丈夫か/買い増しチャンスが到来していないかどうかを確認する程度にマーケットをナナメ見ているだけですが、YouTubeの以下4件は毎週末チェックする価値が高い…

20220720 ドイツと米国の生産性について

1999年のEUR導入時にECBウォッチャーランキング第1位だったDr. Wermuth(現在の私の大家さんでもあります)の直近分析コメントが大変興味深いので(私の補足/解釈も交えて)ご紹介します。 https://wermutham.com/wp-content/uploads/2022/07/Wermuth-Market…

20220706 ドルがバカ高いのであって、決して突出した円安になっているわけではありません

IMFの購買力平価(PPP、2022年)と本日の為替レート実勢を比較してみました。 TRADING ECONOMICS | 20 million INDICATORS FROM 196 COUNTRIES Download entire World Economic Outlook database, April 2019 (imf.org) ちょっと見づらいので表の該当部分を…

20220626 直接投資先としての魅力度:ドイツ2位、日本4位

ドイツと日本の国際ランキングが高いものが最近あまりないので、日頃から日独経済の架け橋となることを目指している私としてはちょっと困っていたのですが、ひとつ見つかりました。 米経営コンサル:A.T. カーニーの「海外直接投資信頼度指数 (The Kearney F…

20220611 そろそろ日本を打診買い

米欧ではインフレが制御不能になっており、日を追うごとに予想以上の利上げが必要になりつつあります。そのような状況下では、株も債券も売られてしまうため、お金の行き場がなくなってしまいます。しかしよく見ると、日本では事情が全く異なっています。あ…

20220606 各国のスタグフレーション度合い比較

インフレをグローバルベースでウォッチするにはこちらのFTサイト(節目節目で適宜更新されている)が大変便利です。 デジタル購読でも月39ユーロ(約5500円)するFTとしては珍しく無料で閲覧できる記事になっていますが、潜在的新規購読者を引き寄せるための…

20220513 ドイツ経済の経済ブロック別依存度見える化

スイス・バーゼル大発祥の調査会社プログノス(Prognos)から「その後の世界」と題された興味深いレポートが出ています。 ウクライナ危機後の世界においては、経済圏のブロック化(分断)が進む可能性が高まっていますが、ドイツ経済が現時点でどのブロック…

20220423 日本だけコストプッシュ型

ウクライナ危機の長期化に加えて、中国ゼロコロナ政策に起因するコンテナ目詰まりのため、グローバルベースでインフレ圧力が一段と高まっています。もともと日本経済は資源・エネルギーの大半を輸入に頼っているため、それらの価格上昇と円安の組み合わせに…

20220408 ユーロ圏は着実に金利正常化に向かっています

足元は米国の積極利上げが市場のメインテーマになっていますが、ユーロ圏もその影響を逃れることはできません。 ウクライナ危機の長期化を背景に、グローバルなインフレ予想がどんどん切り上がっているだけでなく。。。 ECBが重視するユーロ圏のインフレ期待…

20220405 ウクライナ危機の独仏米英内政への影響

ウクライナ危機でどの国もそれまでの内政的課題の優先順位が落ち、各国リーダーたちの立場にもいろいろな影響が出ています。以下ドイツメディアでの論調を簡単にご紹介します。 ドイツ当初は制裁や武器供与でえらく腰が引けていたため、内外からかなり批判さ…

20220326 ウクライナ危機に伴う小麦価格高騰への対策

ウクライナ危機をきっかけに、二つのF(FuelとFood)が問題になっています。ドイツでも最初は天然ガスとガソリンで大騒ぎだったのですが、その後、主食のパンを直撃する小麦の大幅な価格上昇についての話題がじわじわ広がっています。 小麦の生産量でみると…

20220323 ドイツ経済の中長期展望

ドイツ5大研の一角であるキール研(IfW)から、ドイツ経済の中長期展望レポート(2026年までの予測)が出ていましたのでそのエッセンスをご紹介します。 2022年 2023年 2024年 2025年 2026年 実質GDP 2.1 3.5 0.9 1.0 1.0 ~低下トレンド 名目GDP 5.0 6.9 3.…

20220320 核弾頭国別保有件数

ドイツのニュースで、 「核弾頭の数だけでいうと、ロシアの6,255に対し、仏290+英225で515に過ぎないので、圧倒的に不利」 という報道があったのでちょっと調べてきました。 ロシアのデータの出所はよく分かりませんでしたが、少なくとも英仏分についてはこ…

20220319 悪い円安の嫌な予感

「悪い円安」が始まっているのではないかと心配になってきました。ドル円レートが先週後半急騰し、119.15まで円安ドル高が進みました。米FEDが今後どんどん利上げを進めていく一方、日銀は全く動く気配がないため、日米金利差拡大を口実にドルが買われている…

20220318 ウクライナ危機はドイツのGDPを1%強押し下げ、インフレを2%程度押し上げ

いくつかのドイツ有力機関からウクライナ危機反映後の ドイツGDP/インフレ予測が出てきたので まとめてみました。 ウクライナ危機前の予想と比べてみると、GDPは1%強切り下がり、インフレは2%押し上げられるイメージとなっています。 ちょうどOECDからウク…

20220305 ロシア中銀の外準狙い撃ち

中銀の外貨準備というのは、ある種の国家機密のようなものなので、詳細までは開示されていないことが多いのですが、ロシア中銀は驚くほど透明な情報開示をしています。「BANK OF RUSSIA FOREIGN EXCHANGE AND GOLD ASSET MANAGEMENT REPORT」を見ると、ロシ…

20220304 ウクライナ危機に対するドイツ主要メディアの論調

ウクライナからの難民は、とにかく迅速に気持ちよく受け入れるべき。現時点で120万人以上がEU(うち65万人がポーランド)入りしているが今のところ概ねうまくいっている。(ただし、誰も声高に言わないか、女性と子供が中心なので犯罪者になる可能性が低くて…

20220303 ウクライナ危機についての現時点でのドイツ人の受け止め方/メディアの論調

ウクライナ危機では、NATO側からこれ以上打つ手のないまま民間人の犠牲者が激増しており、ニュースを見ているだけで心が痛みますが、 ドイツにおける受け止め方と、主要マスメディアでの論調についてご紹介します。 ●ドイツ政府の危機対応に対するドイツ国民…

20220228 プーチンの核兵器使用示唆に対するドイツの見方

プーチン露大統領が「核戦力を含む軍の核抑止部隊に対し任務遂行のための高度な警戒態勢に移行するよう指示した」というニュースがドイツでも大きな話題になっています。素直に読めばロシアが核兵器使用に一歩近づいたかのように受け取れるアクションです。 …

20220227 ウクライナ危機のインプリケーション

ウクライナ危機については、本稿執筆(ドイツ時間2/27、午前11時)時点で ウクライナ軍の健闘(米露専門家の想定以上に長く持ち堪えている) 対露経済制裁一段の強化(ロシアの銀行の一部のSWIFTからの排除、ロシア中銀の資産凍結) ドイツを含むウクライナ…

20220224 シュピーゲルによるウクライナ危機フォローサイト

取材力が強くて特ダネが多く、記事の品質も高いことで知られる高級週刊誌「独シュピーゲル誌」のWEBサイトにウクライナ危機用の Live Ticker が立ち上がりました。直近時点で重要なポイントを冒頭(灰色網掛け部分)に凝縮してくれているので大変便利です。 …

20220222 ウクライナ問題をドイツの視点でフォローするならこちら(DLF)

プーチン大統領がいよいよ攻勢に出てきました。ドイツでもウクライナ問題がトップテーマになっています。 ドイツ国内の論調をメディア横断的にうまくまとめてくれる最も信頼できるメディアであるドイチュラントフンク(DLF)で昨夜からニューズブログ(ドイ…

20220219 大変なことになっているドイツの電気代

風力や太陽光などの再エネ発電に熱心なドイツの家庭用電気代は、欧州トップクラスに高いことで有名です。1キロワット時あたりの電気代(昨年6月時点)は、日本を100とすると、ドイツ142、英国111、フランス83、オランダ74、米国60という具合です。家庭用電気…

20220218 ショルツ首相/SPDの頭痛の種:シュレーダー元首相

メルケル前首相が政界から完全に引退してしまった今、プーチン露大統領にとってドイツにおけるもっとも太いパイプは、シュレーダー元首相となっています。 ロシア国営ガスプロム、独シュレーダー元首相を取締役に: 日本経済新聞 ●シュレーダー元首相 日本語W…

20220213 ショルツ首相はなぜノルトストリーム2廃止を明言できないのか

ロシア軍は、ベラルーシやクリミア近傍でこのような大規模軍事演習を遂行中ですが、いよいよ来週にもロシア軍のウクライナ侵攻(まずはミサイル攻撃と空爆)が始まるという報道がドイツでもトップニュースになっています。 ドイツ外務省はウクライナ在住のド…