日独経済日記

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20240425 GfK消費者センチメント解説

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 https://www.gfk.com/de/presse/konsumklima-zwei-jahres-hoch-auf-niedrigem-niveau

ドイツ経済復活のカギを個人消費(実質所得上昇の帰結)が握っているものの、今のところその回復は予想以上に遅れている。今局面では個人消費や所得周りのデータを特に注視しておく価値があるので、今月のGfKデータのエッセンスを以下の通りまとめておく。

  • ドイツの消費者心理は回復を続けているが、水準はまだかなり低い(冒頭図)。

  • 所得期待(下表2行目)は顕著に改善、経済期待(1行目)と購買性向(3行目)は緩やかに増加。貯蓄性向(下から2行目)は高水準維持。

  • 経済期待:ドイツ経済に対する自信は欠けたままで、悪い雰囲気が続いている。
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    所得期待:賃金と法定退職金が今後も上昇し続ける見込みである一方、インフレは低下方向。家計の購買力には強い追い風

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    購買性向:所得期待が大幅に高まった割に、購買性向は依然として極めて低い水準(ロックダウン当時以下)に留まっている。

  • 貯蓄性向:インフレや経済への不安から、消費を抑え、貯蓄に励んでいる(4月は季節的にも上昇しやすい)。

  • 担当者総評コメント「消費者心理の改善は、主に所得期待によるもの。給料の上昇と最近のインフレ率低下が、一般家庭の実質所得と購買力を高めている。」

 

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