本日のドイツのトップニュースは、何といってもサッカー欧州選手権、対イングランド戦でのドイツ敗退（0-2で完敗、レーブ監督引退）ではあるのですが、それがなければ本件がトップニュースだったかも知れません。 ドイツのTwitterはこの話でかなり盛り上がっ…

先ほどドイツ連邦統計局から、6月分のドイツCPI速報が発表されましたが、前年同月比+2.3％（5月+2.5％）と市場予想通りの着地となり、マーケットも特段反応していません。 Inflation rate expected to be +2.3%in June 2021 - Statistisches Bundesamt (dest…

外国語を習得するためには、3,000時間もの学習時間が必要と言われています。 日本企業の駐在員の海外派遣期間が仮に5年間とすると、毎日100分欠かさず勉強して、ようやく帰国時にこの3,000時間に達します。 従って、赴任期間中にその国の言葉をゼロからマス…

ドイツの有力世論調査は8つあり、そのうち7つが6月後半以降に直近調査結果を公表しています。その7つの平均値をとってみると（下表）、ラシェット党首率いるCDU/CSUが28.5％、ベアボック党首率いるGreenが20.5％と、その差8％となり、このバランスで安定しつ…

先日こちら https://dateno.hatenablog.com/entry/2021/06/19/195609 でご紹介させていただいた、グローバル・イノベーション・インデックス（GII: コーネル大、INSEAD、世界知的所有権機関によるもの Global Innovation Index 2020 (wipo.int)）で、日独英…

国土交通省の施策全般に関する年次報告書である国土交通白書（2021年版）が6月25日に発表されました。日本は押しも押されぬ問題山積の課題先進国ですが、同省管轄領域での最大のチャレンジは、①災害の激甚化・頻発化と、②インフラ面での日本経済の競争力底上…

3大全国紙の一角、ディー・ヴェルト紙（発行部数7万部、ベルリン）に掲題のような記事が掲載されました。 日本語へのWEB翻訳で十分内容が把握できます（ので内容の紹介は割愛します）。 Warum Düsseldorf zum wichtigsten Standort für japanische Firmen wu…

ドイツの最も有力な景気先行指標である、ifo景況指数の6月分が本日発表され、サービス業、小売/卸売業を中心に、市場予想を大きく上回る強さでした。 ドイツ語と同時に英語でも以下のようにプレスリリースされています。 https://www.ifo.de/en/node/63824 …

最近の政党別支持率世論調査結果を見ると、CDU/CSUがGreenを8ポイントくらいリードしており、かつまだジワジワ差の拡大が続いています。過度の環境重視を警戒する経済重視の流れがまだ続いているという感じです。 Wahlumfragen zur Bundestagswahl 2021 – So…

海外ビジネス日本語情報といえばまず JETRO ではありますが、ドイツのサイトも大変充実しています。 ドイツ | 欧州 - 国・地域別に見る - ジェトロ (jetro.go.jp) ビジネス短信では、ほぼ毎日のようにドイツ関連の良質の記事が連投されています。 ビジネス短…

日本人が人口の約1％を占める当地デュッセルドルフ以外では、ほとんどのドイツ人にとって、日本は地理的にも遠く、関心の外にある国です。 従って、ドイツの大手メディアが日本について報道することはほとんどありません。報じられるのは、大災害や政権交代…

私のドイツ勤務開始以来30年近くお世話になり続けている、超ナイスなフリーペーパー「ドイツニュースダイジェスト」をご紹介します。 ドイツを100%楽しむ！ - ドイツ生活情報満載！ドイツニュースダイジェスト (newsdigest.de) ＞ドイツニュースダイジェスト…

先ほどINSAの世論調査結果が出たのでグラフ化しておきました。 今春、Green（緑）が若き女性（共同）党首ベアボック氏を次期首相候補に擁立し、新風/改革期待で支持率を大きく伸ばしましたが、その後失速し、CDU/CSU（黒）が盛り返しています。 9月26日の総…

日本語WIKIでは、イノベーションを「それまでのモノ・仕組みなどに対して全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出して社会的に大きな変化を起こすこと」と定義しています。課題先進（問題山積）国である日本にとって、イノベーションは他国以…

その時々の注目テーマを非常に巧みにビジュアルで表現してくれているので、毎週必ずチェックするようにしています。 Titelbilder und Heftarchive 2021 - DER SPIEGEL 今週は、ｍRNAがコロナ以外のいろいろな病気に有効かもしれないという特集になっています…

YouTubeには良質のドイツ語教材がたくさんありますが、私の個人的なイチオシはこちらの Easy German です。 (32) Easy German: Learn German From the Streets! - YouTube チャンネル登録者数が100万人を超えており、コンテンツのクオリティとしては申し分な…

6月に入って、主要機関によるドイツ経済予測のアップデートが進んでいますが、2022年の予想成長率が+4.0～5.2％とかなり強いものに切り上がっています。 6/11 ドイツ連銀（BUBA）今年+3.9％／来年+5.2％（前回昨年12月：+3.0％／+4.5％） 6/15 ハレ研（IWH）…

先ほどALLENSBACHが更新され、直近（赤網掛け3つの）世論調査の平均値でCDU/CSU：28.3％ 対 Green：20.7％ とCDU/CSUのリード拡大が続いています。 Wahlumfragen zur Bundestagswahl 2021 – Sonntagsfrage (Wahlumfrage, Umfragen) (wahlrecht.de) 9/26（日…

ドイツ連邦統計局から発表される各種経済統計は、たいていその日の朝8時に英語と同時に発表されるので便利です。 Homepage - Statistisches Bundesamt (destatis.de) 今日ですと、5月のCPI（消費者物価指数）が、前月比+0.5％/前年比+2.5％と大きく上昇した…

こちらのキール研サイトで足元のドイツ経済活動の肌感覚を確認できます。毎週月曜に更新されています。 Datenmonitor Corona-Krise (ifw-kiel.de) 私が特に注目して必ずチェックしているのは以下3つです： ①電力消費量～季節性が大きいのですが、足元はほぼ…

ビルト紙（発行部数100万部でドイツダントツトップのタブロイド新聞、政治家必読とされている）日曜版のラシェット氏インタビュー記事をチェックしました。 ポイントは以下の通り： 現連立パートナーのSPDにはうんざりしており、総選挙後の同党との連立は極…

当たり前のことを敢えて申し上げますが、ドイツは英語圏ではありません。英国や米国から特に好かれているわけでもありません。英米メディアは、ドイツをとかくシニカルに面白おかしく描こうとします（これらを発射台にしがちな日本のメディアはなおさらです…

直近4日間（赤網掛け）の世論調査結果平均で見ると、CDU/CSUがGreenを27.25対21.25と6ポイントリードしています。 一時Greenがベアボック党首人気でトップを奪いましたが、その後急失速しています。 ドイツの政治家人気ランキングトップは引き続きメルケル首…

2020年のIMD世界デジタル競争力指数によると、日本は世界27位、ドイツは18位と、ともに低いだけでなく、ランキングも低下傾向にあります（2015年：日21位、独17位）。日独ともデジタル公共サービスで特に遅れをとっているようですが、これはおそらく両国とも…

ドイツでも最近はコロナ規制緩和と夏らしい好天を背景に、街の人出がかなり戻ってきていますが。。。。 オックスフォード大の Stringency Index で見ると、ドイツに隣接する9か国（左回りに：オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、フランス、スイス、オース…

本日ドイツ連銀のドイツ経済見通しがアップデートされ、GDP予想は今年+3.7％、来年+5.2％、再来年+1.7％となっていました。 https://www.bundesbank.de/resource/blob/867684/132b4c7ac8a22329ef74b0f1554ec051/mL/2021-06-projektion-data.pdf 下図の上から…

ドイツの政党別支持率はこちらでフォローするのが便利（おすすめ）ですが、 Wahlumfragen zur Bundestagswahl 2021 – Sonntagsfrage (Wahlumfrage, Umfragen) (wahlrecht.de) 先週末のザクセン=アンハルト州議会選挙でのCDU圧勝の流れを受けて、一時Green（…

昨日会社の同僚から「かかりつけの耳鼻科で急にひとつキャンセルが出たので、ジョンソンジョンソン（1回で済む）でよければ明日打ってもらわないか」とオファ－され、今日そのワクチン接種を受けてきました。 ワクチン接種までの流れ（計1時間15分程度）は以…

フロントページや表紙の写真を眺めるだけでも何となく現地の様子がつかめます。 ①WEBの無料サイトでどうしても読みたくなった記事をチェックする時や ②魅力的な特集を見つけた時など に単品購入に踏み切る形で活用しています。もちろんこちらから定期購読も…

ドイツ連銀（中央銀行、ECBのドイツ支店）が、ドイツのGDPの動向をリアルタイムにつかむために開発（発展途上、非公式）し、毎週月曜夕刻（ドイツ時間）に公表している掲題指数が、順調に上昇を続けています。 https://www.bundesbank.de/en/statistics/econ…