日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

メディア

20220117 まあまあ出足好調のショルツ首相に対する二つの批判

9月26日のドイツ連邦議会選挙から3ヶ月半、ショルツ首相率いる信号機連立政権成立から1か月が経過しましたが、ショルツ首相のSPDは26-27%と高い支持を維持しています。 Wahlumfragen zur Bundestagswahl – Sonntagsfrage (Wahlumfrage, Umfragen) (wahlrech…

20220116 ドイツの2021年ネガティブ流行語大賞「Pushback」

2021年のドイツ流行語大賞(Wort des Jahres)に「Wellenbrecher~コロナ(の波)抑止措置」が選ばれたことを先日お伝えしましたが、 20211203 今年のドイツ流行語大賞「Wellenbrecher~コロナ(の波)抑止措置」 - 日独経済日記 (hatenablog.com) ドイツで…

20220114 人気政治家ぞろいの独ショルツ政権

先ほどZDF(ドイツ第二公共放送)Politbarometerのドイツ政治家人気ランキングが出たので早速チェックしました。 まだ引退したメルケル前首相が評価対象として残っており、しかもダントツトップ というのがまず目を引きますが、ドイツ政治にとって最も重要な…

20220113 ドイツコロナ状況アップデート

ドイツでは一時再生産数(下図橙線)が1.3まで上昇し、その後新規感染者数(青棒)も加速してきましたが、その後再生産数がやや減速に転じ、新規感染者数の幾何級数的増加のリスクは低下してきました。 州別の7日間指数(人口10万人当たり直近7日間新規感染…

20220110 ドイツでも反コロナデモが頻発しています

連日ドイツのあちこちで反コロナデモ(特にワクチン接種強制に反対)が起こっており、デュッセルドルフでも土曜日(1/8)午後は6500人が参加する大規模なデモが実施されました。 8. Januar 2022: Tausende Impfgegner ziehen durch Düsseldorf (rp-online.de…

20220109 ドイツもいよいよオミクロン感染急増に備えるべき局面

ドイツでは引き続き世界で最も厳しいコロナ対策が講じられているので、オミクロンの広がりも他国比遅れ気味になっています。 COVID-19 Government Response Tracker | Blavatnik School of Government (ox.ac.uk) ドイツの新規感染 ヨーロッパ全体の新規感染…

20220105 ドイツコロナ状況アップデート(オミクロン対策リスク管理)

ドイツ内外のコロナ状況をチェックするには引き続きこちらのサイトがお勧めです。 Corona Zahlen aktuell: Karte für Deutschland + weltweit (morgenpost.de) ドイツでは、デルタによる第4波がいったん終息し、いよいよオミクロンによる第5波が始まろうとし…

20220104 ユーラシアグループのトップリスク2022

毎年恒例のユーラシアグループによる今年注意すべきリスクトップ10が発表されました。 EurasiaGroup_TopRisks2022.pdf 日本語報道ではこのような感じで速報されました。 https://www.yomiuri.co.jp/world/20220103-OYT1T50111/ これら10のリスクについて、ド…

20220103 内外有力機関によるドイツGDP/インフレ予想一覧

ドイツの経済専門新聞(日経新聞に相当)ハンデルスブラット紙傘下のハンデルスブラット研(HRI)が四半期ごとにアップデートしている経済予測を本日同紙一面トップで発表しました。 HRI-Konjunkturprognose: Der Post-Corona-Boom fällt aus (handelsblatt.…

20220102 ドイツ人が今年重要と考えている政策トップ3/ボトム3

ドイツの新聞・雑誌をデジタルで購入するにはこちらのiキオスクが便利なのですが、表紙の画像やタイトルをざっとチェックするだけでもドイツの世相が理解できるので愛用しています。 Digitale Zeitungen, Zeitschriften und Magazine als ePaper (ikiosk.de)…

20220101 今年こそ自らの手でいい年に

昨年の株価パフォーマンスを振り返ると、米S&P500が+27%、ユーロSTOXX50が+21%(DAXだと+16%)だったのに対し、TOPIXが+10%(日経平均だと+5%)と大きくアンダーパフォームしました。円株でウェートが大きいファーストリテイリングやソフトバンクが中国…

20211230 ドイツのオミクロンウォッチ

毎日周辺国の状況を含めたモニタリングはこちら(ベルリナーモルゲンポスト紙のポータル)が便利です。 Omikron bis Delta: Karte zeigt Ausbreitung der Corona-Varianten (morgenpost.de) これによると、ドイツでは本日(12/30)時点で、新規感染サンプル…

20211228 ドイツ政府のワクチン接種推進啓蒙活動

ドイツ政府はクリスマス休暇も返上して必死にワクチン接種を推進しようとしていますが、本日(12/28)時点でワクチン接種を回避している人がまだ26.1%もいます(ワクチン接種できない年齢層4.8%を除く)。 1回以上接種した人の割合(現在73.9%)が増えれ…

20211227 英エコノミスト誌 The World Ahead ドイツ版

市場関係者にとって、恐らく世界で最も重要な雑誌ではないかと思われる 英Economist誌 が毎年12月に The World Ahead シリーズを発行していますが、ドイツの2022年版(ドイツではシュピーゲルのライバル誌であるフォークスとの協働)が出たのでざっとチェッ…

20211224 「2Gプラス」の次はいよいよ「1G(Geboostert)」か

オックスフード大の Covid-19対策厳格度指数 によると、現状ドイツは世界で最も厳しいコロナ対策用行動制限を適用しています。 COVID-19 Government Response Tracker | Blavatnik School of Government (ox.ac.uk) 州毎に細部は微妙に異なりますが、例えば…

20211221 ドイツ連銀新総裁ヨアヒム・ナーゲル氏について

10月にサプライズ辞任表明をしたドイツ連銀ヴァイトマン総裁の後任に、ヨアヒム・ナーゲル氏(55歳、SPD党員、エコノミスト)が内定しました。 ドイツ主要メディアでの報道振りから、知っておいて損のなさそうなポイントをメモしておきます: 来年1/1からヴ…

20211217 米英主導の金利正常化局面におけるECB

今回の注目のECB理事会の決定内容は、一般市民にもビジュアルでわかりやすく伝わるよう、ECBのWEBサイトでこちらのようにまとめられています。 Our monetary policy statement at a glance - December 2021 (europa.eu) 中学生向けくらいの説明を意識したか…

20211214 ドイツコロナ状況アップデート

基本的には当ブログで繰り返しご紹介させていただいているこちら(ベルリナーモルゲンポスト紙)のコロナポータルサイトCorona Zahlen aktuell: Karte für Deutschland + weltweit (morgenpost.de) ですべての重要情報がタイムリーにカバーされているので、W…

20211213 ベアボック外相の外交デビューの印象

ベアボック新外相は、就任後早速、パリ(フランス)、ブラッセル(EU)、ワルシャワ(ポーランド)、リバプール(G7)を歴訪し、国際外交舞台へのデビューを果たしました。 最初は相手にも「お手並み拝見」的な部分があり、いきなりガチンコでぶつかり合った…

20211205 ドイツにとって今年はこんな年だった(フランクフルターアルゲマイネ)

フランクフルターアルゲマイネ(有力全国紙、中道右派色)日曜版が「2021年は(ドイツにとって)こんな年だった」という特集を出していましたので、その面白そうな部分をピックアップして簡単にご紹介します。 まず、表紙(絵と文字)を見ると以下が目に飛び…

20211204 なぜ日本のドイツ人はドイツの日本人の1/6しかいないのか

最近のKPMGの調査によると、日本からドイツへのインバウンド進出企業は1000社強あり(注:外務省統計の1900社には日本人がドイツで興した企業や日本側の出資比率が低い合弁なども含まれています)、ドイツで年840億ユーロの売上と161千人の雇用(私もそのう…

20211203 今年のドイツ流行語大賞「Wellenbrecher~コロナ(の波)抑止措置」

先ほど(ドイツ時間午前11時)公益財団法人GfdS(Gesellschaft für deutsche Sprache e. V.)から今年のドイツ流行語大賞(Wort des Jahres)が発表されました。活きたドイツ語として最高の教材なので、ドイツ語学習者としては当然要チェックアイテムです。 …

20211202 不思議な国ニッポン(コロナ鎮圧)

本日(12/2)付ハンデルスブラット10面に、日本でだけなぜこんなにコロナがおとなしいのか、についての解説記事が掲載されています。 「コロナは日本で休憩中~日本では最近新規感染がほとんど見られない。ワクチンやマスクなどで説明を試みる(が正直よくわ…

20211129 ドイツ人の目にはECBはインフレに対して無策/怠慢と見えています

本日ドイツ連邦統計局から発表された11月のドイツCPIは前年同月比+5.2%、ECBが重視するユーロ圏調和ベース(HICP)では+6.0%にも達していました。最近は市場予想を軽く上回る展開がずっと続いています。昨年後半のVAT一時的引き下げのベーシス効果(1.25%…

20211128 メルケルさん引退後の生活

先日ショルツ新首相の年内誕生が確定的になりましたが、16年務めたドイツ首相職を引退した後のメルケルさん(67)の今後の人生について、BUNTE誌が取材したようなので、エッセンスをご紹介します。 ①ご主人ヨアヒム・ザウアーさん(72、量子科学者)と一緒に…

20211127 昔ラジカセ、今はスマートスピーカー

約30年前にドイツ留学を始めた頃、当時はまだインターネットがなかったこともあり、日本語のかけらもないドイツの片田舎(フライブルク)郊外にある狭い屋根裏部屋での一人ぼっちの受験勉強は結構寂しくて辛いものでした。日本から持ってきた独和辞典以外の…

20211125 日本のことをドイツ語で伝えるなら Sumikai

ドイツのメディアで日本のことがニュースとして伝えられることは殆どありません。最近では眞子さまのご結婚と岸田新政権誕生関連の報道が軽くなされた程度ではないかと思われます。 まあ、意外なタイミングで日本について何か報じられる時は、大災害とか奇異…

20211124 ドイツ信号機連立交渉成立 まもなくショルツ首相誕生へ

SPD、Green、FDPの3党による連立交渉で、連立契約の最終形が固まり、信号機連立の成立が確実となりました。今後は、各党が党内での承認手続きを済ませた後、国会でショルツ首相指名に向かうことになります。これによりドイツの政治空白はまもなく解消する見…

20111123 明日(11/24)にもドイツ信号機連立基本合意の内容が発表されそうです

ドイツでの各種消息筋報道によると、SPD、Green、FDPの3党による信号機連立交渉は現在最終調整段階に入っており、連立契約(閣僚ポスト配分を含む)の概要が恐らく明日(11/24)には明らかになる、とのことです。 閣僚ポストについては、ショルツ首相(SPD)…

20211120 日系企業がEU市場で抱える経営課題

PwC Japanが今年8月に実施した、日本企業のグローバル戦略についての調査結果によると、日系企業の欧州市場における経営課題は重要な順に、①市場・競合環境の理解、②デジタル対応人材の確保・育成、③不正や横領の抑止、④買収後のPMI(M&Aの効果を最大化する…