メディア
足元ドイツ(欧州)の景気についてはダウンサイドリスクに対する厳重な警戒が怠れない局面ですが、主要メディアで語られているのは主に以下の5つの経路です。 いずれも既に具体的なきな臭さを感じますので、それぞれをモニタリングするのに最適なサイトのリ…
ドイツ各地で順次夏休みシーズンが始まり、リベンジ旅行のため飛行機と電車が大混雑しているという報道が最近目立っています。 遠距離電車(写真はドイツの新幹線:ICE)では5月時点で27%が6分以上の遅延(赤線)と、既にかなり悪化していましたが、足元は…
日本人の長寿は有名ですが、よく見るとドイツ人は意外と短命です。他の西欧諸国にもほぼ負けています(ドイツより劣っているのは英国とデンマークくらい)。 Life Expectancy by Country and in the World (2022) - Worldometer (worldometers.info) 日本は…
ドイツ公共第二TV放送(ZDF)が毎月(1-2回)実施している世論調査「Politbarometer」が昨日(7/1)アップデートされましたので、その中の政治家人気ランキング(トップ10)と、政党別支持率をご紹介します。 Forschungsgruppe Wahlen > Aktuelles > Politba…
7日間指数(人口10万人当たり直近7日間の新規感染者数)で比較すると、ドイツ(青)は引き続き日本(黄)、英国(赤)、オランダ(緑)に大きく見劣りしています。 ドイツのコロナ規制の厳格度は日本よりずっと下、英国よりやや上、オランダと同程度です。 …
独ハンス・ベックラー財団(ドイツ 最大の労働組合中央組織であるDGBのシンクタンク)が昨日(6/29)掲題についてのアンケート調査結果(4月末~5月初に実施、対象6200人)を発表しました。 Mehr als die Hälfte der Erwerbspersonen mit niedrigerem Einkom…
昨日GfKから発表された7月のドイツ消費者センチメントが▲27.4と調査開始以来の過去最低を記録しました。 Konsumklima sinkt auf neues Rekordtief (gfk.com) 構成3要素である景気見通し、所得見通し、購入意欲とも悪化しており、内容が悪いことは間違いあり…
先週、スイス国際経営開発研究所(IMD)が、世界63ヶ国・地域を対象とする「国際競争力ランキング2022」を発表しました。https://www.imd.org/centers/world-competitiveness-center/rankings/world-competitiveness/ 1位デンマーク、2位スイス、3位シンガポ…
スクープで有名なドイツの有力週刊誌シュピーゲルの直近号の表紙が、「住宅金利ショック(金利が1⇒3%と3倍になっている!)」というセンセーショナルなものだったので、本当にそうかなのか住宅ローン金利比較サイトで確認してみました。 デア・シュピーゲル…
ドイツ公共第二TV放送(ZDF)が毎月(1-2回)実施している世論調査「Politbarometer」が本日アップデートされましたので、その中の政治家人気ランキング(トップ10)と、政党別支持率をご紹介します。 Forschungsgruppe Wahlen > Aktuelles > Politbarometer…
今年に入ってから欧州主要国は軒並みコロナ規制を大幅に緩和しており、オックスフォード大のインデックスベースでは日本の半分以下の厳格さになっています(独18、蘭16、英11、日43)。 COVID-19 Government Response Tracker | Blavatnik School of Governm…
最近の政党別支持率世論調査を見ていると、以下の特徴が鮮明化しています。 メルツ党首が率いるCDU/CSUが第一党としてのリードを拡大する一方、 ショルツ首相を支えるSPDがベアボック/ハーベック人気のGreenに抜かれつつある Wahlumfragen zur Bundestagswah…
約6百万人を集める世界最大の祭典、ミュンヘンのオクトーバーフェストは、過去2年コロナで中止されていましたが、今年は9/17~10/3の間、平年通りの開催を予定しています。 Oktoberfest – Wikipedia オクトーバーフェスト - Wikipedia オクトーバーフェスト…
最近のドイツ政党別支持率世論調査結果を見ると、 メルツ/ゼーダー党首率いるCDU/CSUが、20%台後半でトップ独走態勢を確立しつつあるのに対し、ショルツ首相率いるSPDは20%台前半でGreenに肉薄され、第2党の地位ですら危うくなりつつあります。 オンライン…
ドイツの対中依存度の現状とその低下のための方策について、ZDF(ドイツ公共第二放送)が4分のビデオクリップ(ドイツ語ですが)にまとめてくれていますので、そのエッセンスをご紹介します。 Wirtschaftliche Abhängigkeit: Die Beziehung zwischen Deutsch…
ドイツの有力シンクタンク、IW(ドイツ経済研~ifoやDIWなどの5大研からは外れている)から先週末直近経済予測が発表されているのでそのエッセンスをご紹介します。 IW-Konjunkturprognose Frühjahr 2022: Krise und Unsicherheit - Institut der deutschen …
ルール工業地帯に近いデュッセルドルフには、約70年前から日本企業が集まり始め、今では約400社が拠点を構えています。総領事館、日本人学校、日本レストランなどのインフラが整っており、ドイツ在住の日本人全体(約35千人)の約4分の1(8.4千人)が集まっ…
ドイツ公共第二TV放送(ZDF)が毎月(1-2回)実施している世論調査「Politbarometer」が本日アップデートされましたので、その中の政治家人気ランキング(トップ10)と、政党別支持率をご紹介します。 Forschungsgruppe Wahlen > Aktuelles > Politbarometer…
毎夕木曜夕方にドイツ国立感染研究所(RKI)から発表されている直近週報をチェックしておきます。 https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Situationsberichte/Wochenbericht/Wochenbericht_2022-05-19.pdf?__blob=publicationFile …
昔は殆どなかったのですが、近年は大きな被害の出る暴風雨がドイツでも年数回発生しています。昨年はドイツ西部で大洪水が発生しましたが、こういった自然災害の予兆を察知することは、リスク管理上非常に重要と考えています。 その具体的な方法としては、例…
本日ドイツ連邦統計局から(ウクライナ危機の影響が反映された)3月のホテル・レストラン業界の売上高速報値が発表されました。 前年同月比実質+114.8%、名目+124.%と大きく回復しているだけでなく、 10%程度の値上げ(名目と実質の差)に成功している姿…
最終結果判明は翌朝になりますが、20時時点で大勢が決している模様なのでコメントしておきます。 ノルトライン=ヴェストファーレン(NRW)州はドイツで人口最大の州であり、中央政府にとって常に重要な地方選と位置付けられています。SPDがCDUに大差での敗…
特ダネ報道が得意なことで有名な高級週刊誌「デア・シュピーゲル」がドイツのインフレデータを面白く表現してくれていますので簡単にご紹介します。 Inflation: Was jetzt richtig ins Geld geht – und wo Sie sogar sparen - DER SPIEGEL 前年同月比(4月)…
最終結果判明は恐らく翌朝になりますが、20時時点で大勢が決している模様なのでコメントしておきます(結論的に相場には全く影響ないと思いますが、ドイツ国内政治にとっては相応の意味合いを持っているように感じられます)。 【得票率】 CDUは事前の世論調…
5/5付のドイツ取引所新聞(Börsen-Zeitung)に「日本の年老いた社長たち」というタイトルで日本をかなり批判的に紹介する記事が出ていました。 日本の女性登用が少ないことに関する記事はよく目にするのですが、年齢を問題にしたものは珍しい上、その内容が…
今週、来週の日曜日にはそれぞれ以下の州議会選挙が予定されています。中央政権に対するインプリケーションは殆どなさそうに思われますが、直近世論調査結果(以下のデータはWahlen)に基づいて予想される展開を軽く押さえておきます。 ①今週末(5/8)のシュ…
本日ドイツ連邦雇用庁から4月分のドイツ雇用統計が発表されました。一言でいうと、 ドイツ雇用の力強い改善継続も、ウクライナ危機で改善ペースはやや鈍化 といったところかと思います。 以下エッセンスをご紹介します。 ●季節調整後の失業者数は▲13千人と減…
ドイツ公共第二TV放送(ZDF)が毎月(1-2回)実施している世論調査「Politbarometer」が昨日アップデートされ、その中の政治家人気ランキング(トップ10)に動きがありましたのでご紹介します。 Forschungsgruppe Wahlen > Aktuelles > Politbarometer 前回…
本日朝、ドイツ連邦統計局よりドイツ第1四半期GDPの速報が発表され、結果は市場予想とぴったり一致する前期比+0.2%となっていました。 (下図は2015年を100とし、青線:原系列、赤線:季調後、ともに実質) こちらでご紹介していたドイツ連銀やドイツ経済省…
人口10万人当たり直近7日間の新規感染者数で見ると、日(黄)英(赤)が200人程度にまで改善しているのに対し、ドイツ(青)は800人超と高止まりしており、厳しい状態が続いていることが分かります。 以前はこの数値が100を超えると「ホットスポット」と呼ば…