公共交通機関
これまで5か月間にわたる交渉と計6回のストライキを経て、昨日3月26日、ドイツ鉄道とGDL(運転手組合)の労使交渉がようやく決着し、イースター休暇中のストライキ回避が確実になりました。GDLは大幅な賃上げ(免税一時金を含む)と週35時間労働に向けての段…
①バイデンとトランプどちらを望みますか?という質問に対して、ドイツ市民の間では、70.4%対21.4%で圧倒的にバイデンを支持。 ちなみに米国での世論調査では46.5%対34.5%でトランプ優位。 https://www.realclearpolitics.com/elections/betting-odds/2024…
最近ドイツでは鉄道(遠距離/近距離)と空港でのストライキが繰り返されており、旅行や出張の計画がうかつに立てられない状況が続いています。 下表は今後予定されている労使交渉の一覧表ですが、現時点では以下黄色網掛け部分にほとんど歩み寄りや妥結に向…
ドイツ機関車運転士組合(GDL)が、全独のドイツ鉄道で6日間のストライキに突入し、大規模な混乱と経済損失が発生していることについて、ドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 交渉の最大の争点は、労働時間の短縮(週38⇒35時間)。DGLは賃金目減りな…
鉄道運転手労組DGLがドイツ鉄道(DB)のストライキ(1/10:2時~1/12:18時)に突入し、通常の2割程度の運転になっています。本件についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 ドイツ鉄道は、その気になれば労組のストライキの軍資金がなくなるまで…
ドイツ政府が財政緊縮の必要に迫られて導入を計画しようとしている農業用ディーゼル補助金の段階的廃止に対して、全国の農家が、トラクターなどによるアウトバーン入口の閉鎖や大規模抗議集会などを始めようとしています。これに対するドイツメディアの報道…
https://www.gdl.de/aktuelles/news/abschluss-mit-go-ahead-erreicht/ 本稿では、再びいつ実施されてもおかしくないドイツ鉄道の本格ストライキへの備え方について、その背景も含めてご説明します。 昨年後半から鉄道をストでマヒさせているのは、鉄道運転…
いずれも、長期間/段階的賃上げ/(インフレ対応免税)一時金の複雑な組み合わせであり、「年●%の賃上げ」と簡単に表現できるものではありませんが、マクロベースで概ね、今年/来年と5%前後の賃上げが続く仕上がりとなっています。 なお、昨日24時間警告ス…
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/10/PD23_398_461.html 今朝ドイツ連邦統計局から発表された、2022年の旅行バス(近距離・長距離とも定期運航分を除く、遠足旅行、休暇旅行、貸切バス旅行など)のデータが興味深かったので以下ご…
ドイツ鉄道(DB)の遠距離電車の遅延率は9月に41.6%に上昇(100-58.4%~下図赤線は5分以内で済んでいる割合)した、とドイツメディアで悲しげに報道されています。 https://www.deutschebahn.com/de/konzern/konzernprofil/zahlen_fakten/puenktlichkeitsw…
www.deutschebahn.com ドイツ鉄道の労働組合(EVG、対象18万人)は、ドイツ鉄道との賃金団体交渉における仲裁人の決定を受け入れることを決定しました。 労働協約の主なポイントは次のとおりです。 2023年10月:2,850ユーロのインフレ補償一時金支払い 2023…
今年何度も大規模ストが繰り返され、難航してきたドイツ鉄道労使交渉が、仲裁裁定により妥結に向かう可能性が高まりましたので速報します。 【労組(EVG)の当初要求】 +12%(但し最低月650ユーロ)の賃上げ。 協約期間12カ月。 【今回の仲裁提案~組合員投…
私が定点観測している以下4つのリスクについてのクイックチェック結果をご報告します。いずれも今のところ低リスク(但し今後も引き続き要注視)と判断しています。 ●ドイツ鉄道がストでマヒするリスク ドイツ鉄道(DB)での労使交渉がまだ決着しておらず、…
49ユーロで市域公共交通機関が全独で1ヶ月乗り放題となる「Deutschlandticket」が先月導入されてから1ヶ月が経ちましたが、ドイツメディアやSNSでみられる同チケットに対する報道・評価ぶりは以下の通りです。 Deutschlandticket:1ヶ月(歴月単位)49ユーロ…
https://greenpeace.at/uploads/2023/05/report-climate-and-public-transport-tickets-in-europe.pdf 5月4日にグリーンピースが発表した、欧州30 か国とその首都の公共交通機関ランキングがなかなか面白いので、以下ざっとご紹介します。 ①料金体系の簡素さ…