日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

天然ガス

20220705 ドイツ経済5つのダウンサイドリスク

足元ドイツ(欧州)の景気についてはダウンサイドリスクに対する厳重な警戒が怠れない局面ですが、主要メディアで語られているのは主に以下の5つの経路です。 いずれも既に具体的なきな臭さを感じますので、それぞれをモニタリングするのに最適なサイトのリ…

20220630 インフレ高騰を受けたドイツ消費行動の変化について

独ハンス・ベックラー財団(ドイツ 最大の労働組合中央組織であるDGBのシンクタンク)が昨日(6/29)掲題についてのアンケート調査結果(4月末~5月初に実施、対象6200人)を発表しました。 Mehr als die Hälfte der Erwerbspersonen mit niedrigerem Einkom…

20220628 ドイツガス不足のリスクは大幅低下

本日発表されたifo、キール、エッセン、ハレの4つの経済財研究所の共同研究(シナリオ分析)結果によると、下図の通り、来年にかけてドイツでガス不足(縦軸のゼロレベルを下回る)が発生する可能性は2割以下に抑制されているようです。 来年ガス不足(▲23.8…

20220622 ここ数日ドイツで盛り上がっている原発活用再開問題について

ショルツ首相の独仏伊合同電撃キエフ訪問(6/16)をきっかけに、ロシアのドイツ向けガス供給(紫棒線の高さ)が6割減となっています。 そのため、ドイツ政府が画策していた冬場に向けてガス備蓄を増やし(キャパの9割)て今年の冬を凌ぐという戦略がワークし…

20220617 ドイツ政局アップデート

ドイツ公共第二TV放送(ZDF)が毎月(1-2回)実施している世論調査「Politbarometer」が本日アップデートされましたので、その中の政治家人気ランキング(トップ10)と、政党別支持率をご紹介します。 Forschungsgruppe Wahlen > Aktuelles > Politbarometer…

20220616 独ツァイト紙のエネルギーモニター

経済制裁による設備修理遅延を口実に、ロシアがノルトシュトリーム1経由でのドイツ向け天然ガス供給を平時の4割程度に絞ってきていますが、これはショルツ首相の独仏伊共同電撃キエフ訪問(6/16)に対するけん制/報復と解釈されています。 ドイツ向け天然ガ…

20220612 ユーロ圏およびドイツ経済のストレスシナリオ

6月9日のECB理事会で発表されたECBスタッフプロジェクションにおけるユーロ圏ストレス(ダウンサイド)シナリオは ロシアのエネルギー輸出が今年第3四半期から全面的に止まり、商品不足/価格上昇とサプライチェーン障害の更なる悪化に見舞われる というもの…

20220513 ドイツ経済の経済ブロック別依存度見える化

スイス・バーゼル大発祥の調査会社プログノス(Prognos)から「その後の世界」と題された興味深いレポートが出ています。 ウクライナ危機後の世界においては、経済圏のブロック化(分断)が進む可能性が高まっていますが、ドイツ経済が現時点でどのブロック…

20220504 ドイツ3月貿易統計 対露、対中輸出急減を確認

今朝ドイツ連邦統計局から、3月の貿易統計が発表され、 輸出(青線)減+輸入(赤線)増⇒貿易黒字(黒棒)急減 という結果になっていました。Exporte im März 2022: -3,3 % zum Februar 2022 - Statistisches Bundesamt (destatis.de) ①輸出全体 3月単月:前…

20220501 ロシアのガスが止まるとドイツはどうなるのか

掲題の大問題については誰も明確な答えを示しておらず、漠とした不安だけが膨らむ状況が続いているのですが、最近ドイツの主要メディア等で報じられている材料を集めて整理すると、ざっくりではありますが以下のような感じになると思います。 EUのエネルギー…