日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

コロナ

20220926 イタリア総選挙結果(極右化)に対するドイツメディアの論評

欧州の週末のメインイベントは何と言ってもイタリアの前倒し総選挙だった訳ですが、ドイツの主要メディアの反応は以下のような感じ(なかなか面白いですもの)となっています。 予告済みのカタストロフィがやはり現実となった。 メローニ女史率いるFDIが、典…

20220924 日本アウトパフォームのチャンス到来

<Japanese> ​​「Easy money is drying up.」 世界中の中銀(日本と中国は除く)が一斉にインフレ退治の利上げ(+QT)に動いており、債券利回りがグローバルに急騰(正常化)しています。金融市場では債券と株の両方の価格低下が止まらず、分散投資がワークしていません</japanese>…

20220922 ドイツコロナ状況アップデート〜再加速リスク要警戒

ドイツの再生産数(赤線;R)が1.0を上回る状態がずっと続いており、これまでの新規感染者数減少傾向が反転する可能性が高まっています。冬場に向けて再加速要注意です。 国際比較に最も適したベンチマークである「7日間指数」(人口10万人当たり直近7日間の…

20220920 ドイツ経済が既に大幅マイナス成長という可能性は低い

第3四半期(7~9月期)のドイツ実質GDPについて、金融市場は下図のようなPMIの悲惨さ(リーマンショックやコロナショックの悪影響を正確に予知していた)を見て、既に大幅マイナス成長になっているはずだと捉えているかもしれませんが.... https://www.pmi.s…

20220917 3年ぶりのオクトーバーフェスト開幕

本日(9月17日)から10月3日までの間、毎回6百万人の来訪客が70百万リットルのビールを飲みつくす世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」がドイツミュンヘンで開催されています。 独特の民族衣装と音楽で盛り上がりながら、皆ここぞとばかりに驚くほ…

20220916 ドイツコロナ状況アップデート~再加速要警戒

●ドイツの再生産数(赤線;R)が最近1.0を上回って上昇を続けており、これまでの新規感染者数減少傾向が反転する可能性が高まっています。冬場に向けて再加速要注意です(再生産数はその後/本日、1.11まで上昇)。 ●国際比較に最も適したベンチマークである…

20220914 ifo研も来年ドイツマイナス成長予想

ifo景況指数で有名なifo研が四半期景気予測をアップデートしました。一言で言うと、「インフレに個人消費が食われるので来年は小幅マイナス成長(▲0.3%)になる」という内容です。失業者は殆ど増えませんし、来年後半以降の立ち直りも結構強いので、過度の…

20220909 ドイツ政治家人気ランキング

先ほどドイツ第二公共放送(ZDF)に世論調査結果を月数回提供しているWahlenから、ドイツ政治家人気トップ10のランキングが発表されました。 ハーベック経済相はかろうじてトップの座を維持したのですが、最近のガス不足への対応(脱原発の微妙な延期を含む…

20220909 ドイツコロナ状況アップデート〜感染再加速に注意

ドイツの再生産数(赤線;R)が最近再び1.0を上回り始めており、これまでの新規感染者数減少傾向が反転する可能性が高まっています。冬場に向けて再加速要注意です。 国際比較に最も適したベンチマークである「7日間指数」(人口10万人当たり直近7日間の累計…

20220909 ドイツの観光、7月までは好調維持

今朝のドイツ連邦統計局の発表によると、ドイツの国内宿泊件数(∝観光)は、台頭するリセッション懸念とは裏腹に、少なくとも7月までは好調を維持できていたようです。 赤線が今年の走り、青線はコロナ前の2019年分、黒が2021年、橙が2020年です。 https://w…

20220908 ドイツ新築住宅におけるガス暖房のシェアはコロナ以降減少継続

先ほどドイツ連邦統計局から発表された数字を見ると、以下のことが読み取れます。 2022年前半(1~6月)の新築住宅における、ガス(暖房)のシェア(青点線)は16.2%まで急低下。 前年(2021年)同期比では▲9.3%、コロナ前(2019年)比では▲23.7%。 政策…

20220906 ドイツサービス業売上、6月までは堅調

先ほどリリースされたドイツ連邦統計局の数字を見ると、6月のドイツサービス業(除く金融)の売上高は、前年同月比で名目+14.5%、実質+9.9%(下図黒線)と好調を維持していました。 特に鉄道輸送(赤)、メッセなどのイベント類(茶)が、それぞれ実質+98.…

20220905 ドイツの暮らしで9月から何がどう変わるのか

どの国でも月初には「今月から何がどう変わるのか」的な報道が多くみられ、重要なフォロー対象のひとつだと思っていますが、今回は私が愛読している地元新聞ライニッシェ・ポスト(RP)のまとめをご紹介します。 https://rp-online.de/panorama/deutschland/…

20220904 ドイツの脱中国戦略

China wird zum unkalkulierbaren Risiko für Deutschland (wiwo.de) ifo研の調査によると、ドイツ企業の約半数(46%)が、原材料・中間財などの調達で中国に依存している。 技術を盗まれるとか、地政学・人権の問題は、中国巨大成長市場の魅力の前に長らく…

20220903 円安をピンチからチャンスに

<Japanese> 日米金利差の拡大再開を機に、ドル円レートが24年ぶりとなる140円台にまで上昇してきました。チャートテクニカル的には1998年8月につけた147円63銭を一度は試しに行く可能性が高そうに見えます。「円安は日本経済にマイナスであり、政府日銀の無策は許せな</japanese>…

20220902 ドイツコロナ状況アップデート~落ち着いた状況です

●ドイツの再生産数(赤線;R)は最近1.0を安定的に下回っており、新規感染者数の減少が続いています(但し、その減少ペースは非常に緩やかなものに留まっています)。 ●国際比較に最も適したベンチマークである「7日間指数」(人口10万人当たり直近7日間の累…

20220829 9ユーロ切符、必要な交通費負担の軽減というより、余暇利用が中心

今年6~8月の3ヶ月間にわたり、全国どこでもどこまでも近距離電車やバスを乗り放題としてくれていた大人気商品「9ユーロ切符」が、いよいよ今月末で期限切れとなります。 足元最大の課題であるインフレを、少なくとも0.4%は押し下げてくれていたのですが、…

20220826 時々チェックする価値のあるドイツ関連WEBリンク集

ドイツ関連のビジネスやマーケット分析をしている方々には是非時々見て欲しいというWEBサイトのリンクを集めてみました。必要に応じて適宜WEB翻訳などを併用してご活用いただければと思います。 ◆EURとGBPのフォワード金利(利上げ織込み度合い確認用)<英…

20220824 コロナ後の過剰貯蓄はインフレでほぼ枯渇

こちらのifo研の分析によるとhttps://www.ifo.de/DocDL/sd-2022-digital-04-wollmershaeuser-inflation-ueberschussersparnis.pdf コロナ勃発以来蓄積されていた過剰貯蓄(推計2,000億ユーロ)は、インフレのせいで予想以上に早く食い尽くされつつあり、リベ…

20220820 ドイツにおいて警戒すべきマクロリスク一覧

ドイツで当面警戒すべきマクロリスクは、切迫している/足元重要な順に、以下9つではないかと思っています。 ①~③には既に片足がかかっているので、各種センチメントが既に大幅に悪化しているのだと理解しています。 ちなみに⑦のリスクは予想外のタイミングで…

20220816 ドイツ政治情勢アップデート

ドイツ公共第二TV放送(ZDF)が毎月(1-2回)実施している世論調「Politbarometer」が8/12にアップデートされていましたので、その中の政治家人気ランキング(トップ10)、政党別支持率などについて簡単にご紹介します。 Forschungsgruppe Wahlen > Aktuelle…

20220812 ドイツコロナ状況アップデート~だいぶ良くなってきました

●ドイツの再生産数(赤線;R)は最近1.0を安定的に下回っており、新規感染者数(青棒)は減少が続いています。但し、減少のペースは非常に緩やかなものに留まっています。 ●国際比較に最も適したベンチマークである「7日間指数」(人口10万人当たり直近7日間…

20220805 ドイツコロナ状況アップデート

ドイツの再生産数(赤線;R)は最近1.0を安定的に下回っており、新規感染者数(青棒)は減少が続いています(足元増加に転じて底打ちの恐れもありますが。。。)。 国際比較しやすい7日間指数(人口10万人当たり直近7日間の累計新規感染者数)でみると、日本…

20220802 ドイツの人手不足はますます深刻化しています

先ほど発表されたIfoサーベイによると、ドイツ企業の人手不足は過去最高水準 にまで悪化しているようです。賃金/インフレには上昇圧力、景気には下押し圧力となっています。 https://www.ifo.de/pressemitteilung/2022-08-02/fachkraeftemangel-steigt-auf-a…

20220730 戻らぬ出張について考える

私自身、コロナ前までは年数回程度、ドイツ国内の泊りがけの出張をしていたものですが、コロナ発生以降は一度もどこにも出張していません。出張関連手続き(例えば経費精算フォーマットなど)も2年半の間に変わっている可能性が高いので、今更確認するのも億…

20220729 ドイツコロナ状況アップデート

ドイツでは最近ようやく再生産数(赤線;R)が1.0を下回り始め、新規感染者数(青棒)が(若干微妙ながらも何とか)減少に転じています。 7日間指数(人口10万人当たり直近7日間の累計新規感染者数)でみると、ドイツは欧州の中で引き続きワースト10に入って…

20220724 ドイツ連銀月報の経済コメント抜粋

先週末ドイツ連銀月報が発表された(ドイツ語のみ、英語はしばらく後)ので。。。。 https://www.bundesbank.de/de/publikationen/berichte/monatsberichte/monatsbericht-juli-2022-894660 今ホットイシューとなっているイタリア国債に関係のある部分(特別…

20220722 ドイツコロナ状況アップデート

●ドイツでは先月以来、再生産数(赤線;R)が1.0以下になかなか下がらず、 新規感染者数(青棒)の上昇トレンドが続いています。 ●7日間指数(人口10万人当たり直近7日間の累計新規感染者数)でみると、 ドイツは欧州の中でワースト10に入っています。 ①ギリ…

20220715 ドイツ政局アップデート

ドイツ公共第二TV放送(ZDF)が毎月(1-2回)実施している世論調査「Politbarometer」が本日(7/15)アップデートされましたので、その中の政治家人気ランキング(トップ10)と、政党別支持率をご紹介します。 Forschungsgruppe Wahlen > Aktuelles > Politb…

20220715 ドイツコロナ状況アップデート

いつものように定点観測していきます。 新規感染のベンチマークである「7日間指数」(人口10万人当たり直近7日日間の累計新規感染者数)で見ると、ドイツ(青)は719(7/15時点)と高く、欧州主要国の中ではイタリア(赤、1208)、フランス(1079)、オース…