2024-01-01から1年間の記事一覧
毎年恒例の英Economist/独Focus協働によるドイツ語版年末特別号「2025年の世界」のドイツ関連部分のエッセンスは以下の通り: 2025年のドイツを最も動かしそうな人物は、やはりこのメルツCDU党首(次期首相最有力候補、69歳、党内右派、経済に強い)。 メル…
https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher-aktivitaetsindex ①【本日の注目点】 (冒頭グラフ)ドイツ連銀週次経済活動指数WAI(電力消費やクレカ決済などリアルタイムデータでGDPナウキャストを試行するもの)、10-…
●総合評価~株と米ドルに弱めの売りシグナル点灯。 ●強気/弱気度合い~EUR/USDの弱気傾斜が1ヶ月以上定着している。 ●買われすぎ/売られすぎ度合い~EUR/USDはチャート的に底抜けしたとはいえ、引き続き売られ過ぎ度合いとしてはショートカバーラリーを警戒…
①【本日の注目点】 (冒頭写真)法定健康保険は今年▲55億ユーロの赤字計上見込み(従来予想▲45億ユーロ。来年からの保険料引き上げが不可避の情勢。 ドイツ国境警備強化が奏功し、今年の亡命希望者数は昨年比▲35%減少見込み。約1,800人の密航業者を逮捕、国…
(ビルト日曜版より)ドイツ国民が来年の選挙後に誕生する新政権に真っ先に取り組んで欲しいと思っていることベスト10~トップ3はやはり「身近な生活/経済関連」 インフレ抑制 年金の水準確保 (普通の年収で買える/借りられる)住居の確保 経済成長の支援 …
www.bundesbank.de 以下ドイツ連銀による分析のエッセンス: 消費者の支払/決済コストの評価は非常に難しい。国によって事情が大きく異なるため、国際的に統一された方法での分析はなされていない。 ドイツにおける状況を把握するため、ドイツ連銀は2023年、…
①【本日の注目点】 (冒頭写真)イーロン・マスク氏がヴェルト日曜版(Welt am Sonntag)への寄稿の中で「AfDはドイツの最後の希望の光(der letzte Funke Hoffnung)」と言及したことに対し、ドイツの大物政治家達が猛反発(同氏は12/20にXで「ドイツを救え…
①【本日の注目点】 (冒頭写真)本日より大晦日用の花火・ロケット・爆竹類(99%が中国製)販売開始。今年の売上は昨年比+15%増加(昨年の売上高180百万ユーロ)となる見込み。 ドイツ銀行協会、銀行支店の一層の減少を予想。振込は自分でインターネットで片…
①【本日の注目点】 (冒頭写真)アゼルバイジャンの旅客機墜落事故は、ロシア対空防御砲の誤射であった可能性が高まっている。別途バルト海では、ロシア船により海底電力/データケーブルが切断された。 経済が低迷し、企業が人員削減を進める中、解雇リスク…
<Japansese> クリスマスが過ぎ、今年も残り僅かとなりました。歳を取ると確かに時間が早く過ぎているように感じます。10歳の頃の1年は、毎日が驚きや発見、学びに満ちていますし、時間のシェアとしても人生の1割程度の重みがありますが、60歳のシニアの1年は、そんなに</japansese>…
●ECB利下げ軌道~インフレ懸念が乏しい中、経済が弱いので、来年6月までに▲1.0%利下げ(▲25bp✕4回)が大方のメインシナリオ。 ●現時点(12/26)でのドイツの銀行の定期預金金利水準は以下の通り: 6ヶ月 1年 2年 外銀やネット銀行を含めた平均 2.61% 2.57…
①【本日の注目点】 (冒頭写真)アゼルバイジャン航空機がカザフスタンで墜落。39人が死亡したが、29人が奇跡的に生き残った。墜落原因は不明(ロシアの防空部隊による誤射で撃墜されたとの見方あり)。 ADAC(自動車クラブ)の推計によると、今年の交通事故…
①【本日の注目点】 (冒頭写真)シュタインマイヤー大統領の毎年恒例のXMAS演説:「このクリスマスには暗い影が差している」「(マクデブルクで起きた事件に)痛み、恐怖、困惑を感じている」、「(事件を受けて治安と移民をめぐる議論が再燃する中)憎しみ…
私が購読しているライニッシェポスト紙の最近の風刺画のうち、私のお気に入りベスト5を以下ご紹介したい: ●第5位 「どうか皆さん、私を不信任にして下さい」 (首相が議会を解散できる日本と異なり、ドイツではまず首相が自らの信任を問い、それが否決され…
①【本日の注目点】 (冒頭写真)ドイツ政府はクリスマスを前にウクライナに対して大量の武器供給(レオパルド戦車15両、ゲパルト対空戦車、2000自走榴弾砲、アイリスT対空システム、パトリオット発射基地、弾薬など)。 本日クリスマスイブは、多くの小売店…
①【本日の注目点】 どこのクリスマスマーケットでも冒頭写真のような車両突入防止策が施されているが、いざという時にパトカーや救急車・消防車が入れるルートを確保する必要があるので、絶対に安全な環境は作り出せない。 マクデブルクでのテロをAfDなどの…
キールの町野修斗は、4得点に絡む2G1Aの大活躍。今季ゴール数で堂安の5得点を抜いて日本人トップに。 マインツの佐野海舟、デュエル勝利数リーグ2位で話題に。豊富な運動量とボール奪取力の高さで最近評価高い。 フォルトゥナ・デュッセルドルフは対マクデブ…
https://www.cmegroup.com/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html youtu.be ◆米景気が引き続き堅調な中、ややタカ的ながらもFEDがまだ利下げを見ていること、トランプ経済政策が成長促進的である可能性が高いこと、からイールドカーブのベアスティ…
①【本日の注目点】 (冒頭写真、連日のトップニュース)マクデブルクのクリスマスマーケット襲撃事件、死者5人/負傷者200人以上(うち重傷40名)。各地で追悼、各国から哀悼の意。反イスラム(もともとサウジの少数派:シーア派)/AfD支持・ドイツ政府批判の…
①政党別支持率~①CDU/CSU:32.0%、②AfD:18.8%、③SPD:16.1%、④Green:13.0%、⑤BSW:5.6%、⑥FDP:3.7%、⑦左派党:3.1%。メルツ新首相(CDU党首)が率いる大連立政権(CDU/CSU+SPD)誕生が引き続きダントツのメインシナリオ。 https://dawum.de/Bundes…
①【本日の注目点】 (冒頭写真、本日ダントツのトップニュース)マクデブルクのクリスマスマーケットに車が突っ込むテロ事件発生。 5人が死亡し、235人が負傷(うち40人が重傷)。容疑者はサウジアラビア出身の50歳の医師で、警察が拘留・取調中。動機はまだ…
<Japanese> 米FOMC後、足元進行中の金利上昇/株価大幅下落もチョット気になっているのですが、私にとって今週最大の見所は、何と言ってもドイツ連邦議会における首相信任投票(12/16)でした。ドイツの歴史上、首相が自らの信を問うのは6回目、選挙前倒しのために敢え</japanese>…
https://www.nim.org/konsumklima/detail-konsumklima/konsumklima-leichte-erholung-zum-jahresende-verhaltene-aussichten-fuer-2025 ①【本日の注目点】 (冒頭グラフ)GfK消費バロメータ低迷継続。購入意欲低く/貯蓄性向高く、個人消費の盛り上がりは期待…
https://publikationen.bundesbank.de/publikationen-de/berichte-studien/monatsberichte/monatsbericht-dezember-2024-947558?article=ertragslage-und-finanzierungsverhaeltnisse-deutscher-unternehmen-2023-waehrend-der-phase-geldpolitischer-straff…
https://www.iwkoeln.de/presse/iw-nachrichten/tobias-hentze-martin-beznoska-was-die-entlastungen-von-spd-und-union-bedeuten.html 現時点で判明しているものをざっくり一覧表にまとめると以下の通り:(BSWは策定中、FDPは5%割れにつき割愛) 現時点…
https://tradingeconomics.com/euro-area/currency ①【本日の注目点】 米FOMC、市場予想通り▲25bpの利下げも、パウエル総裁の記者会見がタカ的で金利上昇。(冒頭グラフ)EUR/USDは中長期的キーサポートレベルである1.05をしっかり割り込み始めており、レン…
①【本日の注目点】 (冒頭表)足元は公務員とフォルクスワーゲンの賃金交渉動向に注目が集まっている。来年は州公務員以外に大口なし(関連データ③-a)。 今年の住宅家賃は約4%上昇。新築の供給が細っていて需給がタイトなため、家賃の強めの上昇は今後も続…
①ifo景況指数~現況(灰色線)も期待(青色線)も低水準下向きで、ドイツ企業の景況感が慢性的に悪化している状況継続。 景気サイクル的にもどっぷりリセッション領域(左下第3象限)内で滞留中。 好況業種なし/ほぼ一様に苦しい。 https://www.ifo.de/en/fa…
https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/f6495f457f16478093157ca7c47f0859 ①【本日の注目点】 (冒頭グラフ)12月ドイツ総合PMI(製造業+サービス業)、マイナス成長圏内で越年。景気回復の手がかりいまだ見られず、新政権の手腕に期待する…
①【本日の注目点】 本日午後、連邦議会はショルツ首相の信任投票へ。予定通り否決されれば、首相は大統領に議会解散を要請(冒頭写真)。選挙戦は火曜日から本格開始。 SPDの選挙公約:食品に対するVAT引き下げ、家賃規制の無期限延長、介護費用の上限設定、…