2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧
先ほどドイツ連邦統計局から9月小売売上の発表があり、 前年同月比 実質▲0.9% 名目+9.9% 前月比 実質+0.9% 名目+1.8% 年初来累 実質+1.4% 名目+9.1% となっていました。 9月は景気悪化不安台頭で前月比マイナスが覚悟されていましたので、予想外の健闘といえ…
独ハンデルスブラット紙が毎年公表している「2022年ブランドランキング」 https://www.handelsblatt.com/unternehmen/handel-konsumgueter/umfrage-diese-marken-konnten-2022-besonders-punkten/28763476.html をチェックしたところ、日本のマキタ社が大健…
今後は強い問題意識を持った上でリスク管理が必要ということで、前回投稿 dateno.hatenablog.com では「暗い面」(とそれに対する自衛)にのみ焦点を当てましたが、「どんな時でも過度に悲観的になるべきではない」というのが私の信条ですので、私が今考えて…
<Japanese> 毎年この時期になると、来年以降の世界の潮流について思いを巡らせてみることにしているのですが、今年のロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに、大きな流れは以下のようにかなり厳しいものになってしまっており、今まで以上にリスク対策が重要になってき</japanese>…
いつものようにドイツのコロナ関連データを虚心坦懐に確認しておきます。 ドイツの再生産数(赤線;R)が最近しっかり1.00下回るようになっており、感染にブレーキがかかってきました。 国際比較に最も適したベンチマークである「7日間指数」(人口10万人当…
今朝ドイツ連邦統計局から、年初来(1〜8月)の財貿易の輸送シェアについて、以下のような発表がありましたので、ご参考までにご紹介します。 2022 年 1 月から 8 月までの間、ドイツは3 億 9,500 万トンの商品を輸入、2 億 5,070 万トンの商品を輸出。 輸入…
大方の予想に反して、ドイツ第3四半期(7〜9月)実質GDPは 前期比 +0.3% 前年同期比 +1.2% とかなりしっかりしていました。 11月25日にリリースされる確報で多少の修正があるかもしれませんが、あってもせいぜい±0.1%ですので、「よく見たらやっぱりマイナス…
ガスを中心にエネルギー価格が少し下がってきましたので、ドイツCPIの中の各エネルギー項目(全体で約1割)の現時点でのレベル感を以下一通り確認しておきます。 ①電力(CPIの中でのウェート:2.6%) 年初来+4% 前年同期比+55% 下図はあくまで新規契約時の…
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2022/10/PD22_455_63.html つい先ほど発表された統計によると、 ドイツ一般家庭における今年初時点でのスマート機器類保有状況は上図/以下のようになっているようです。 月収2.5〜18千EUR 同2500以下 …
●ifo景況指数 今月(10月)はほぼ横ばいでしたが、全体にかなりの低水準で、 後述のPMIと概ね整合的です。ドイツの第4四半期GDP(来年1月末頃発表)は マイナスの深さがどの程度になるか問題になりそうです。 全業種で同様に悪化。但しその時点でのGDPと相関…
ガス不足がとても心配なドイツではありますが、幸い今のところ平年より2〜3度ほど気温が高く、そのような状態が少なくとも今月いっぱいは続く見込みです。 https://www.wetterkontor.de/de/wetter/deutschland/monatswerte-temperatur.asp https://www.wette…
カタールワールドカップがいよいよ近づいてきましたが、ドイツでも代表メンバーの最終選抜プロセスが進んでおり、現時点での候補者44名のリストが出回っています。 こちらの写真を順番にチェックしてみてください。(右端の黄色矢印をクリック) rp-online.d…
DAX40の銘柄の時価総額ランキングトップはリンデ社(産業用ガス、ドイツ発祥ながらロンドンに持株会社を置き、NYとFRAで上場)。足元の時価総額は1448億ユーロ(約21兆円相当)で、時価ウェートは10%を超えています(10.75%)。 https://www.ariva.de/dax-i…
今週金曜(10/28)にドイツ第3四半期のGDP速報(ヘッドラインのみで内訳なし)が発表される予定ですが、前期比▲0.2%程度と小幅なマイナスに止まる可能性が高そうです。 https://tradingeconomics.com/germany/gdp-growth 「先行きのセンチメント」を多分に含…
先週ドイツ第二公共放送(ZDF)に世論調査結果を月数回提供しているWahlenから、ドイツ政治家人気トップ10のランキングが発表されました。 ごく僅差ではありますが、ショルツ首相がGreenの3閣僚を抜いて久々にトップに立ちました。 直接そう解説されている…
<Japanese> 日銀が半年毎(4月、10月)に出している金融システムレポート(和・英)は、金融業界関係者にとって必読の書であり、私も毎回欠かさずチェックしています。海外では、金利急騰に加えてリセッション懸念が高まっていますので、有価証券投資の含み損拡大や海</japanese>…
一時帰国の際に日本の家族や友人に配るものや、本帰国する派遣社員への記念品などで、悩んだ経験のある方は多いのではないかと思います。 チョコは定番ですが、日本でも売っていますし、何より日本の夏は暑すぎてすぐ溶けるので危険です。 個人的好みや総合…
英調査会社 Brand Finance のランキングによると、ドイツのブランドトップ10は以下の通りとなっています。 1位メルセデツ・ベンツ、2位ドイツ・テレコム、3位アリアンツ、4位フォルクスワーゲンなど、いずれもグローバルベースで名の通った企業ばかりですが…
いつものようにドイツのコロナ関連データを虚心坦懐に確認しておきます。 ★ドイツの再生産数(赤線;R)が1.00をやや下回るようになっており、感染加速が足踏みしています。 国際比較に最も適したベンチマークである「7日間指数」(人口10万人当たり直近7日…
ドイツサッカー連盟カップ「DFBポカール」のベスト16が昨夜出揃いました。各ラウンド1回のノックアウトトーナメント戦で、90分で決着が付かない場合は前後半各15分の延長戦、延長戦でも決着が付かない場合はPK戦となります。 次のラウンドは来年1/31-2/8、決…
ドイツにおけるガス小売価格(紫)の下落が続いています。電気代(緑)やガソリン代(赤)や灯油代(橙)が高止まったままであるのと対照的です。 ガス不足でドイツ経済は瀕死の状態などと誤解するのは大変危険と思います。 川上の欧州ガス国際価格(オラン…
今朝のドイツ連邦統計局発表によると、8月製造業受注残(実質/インフレ勘案後)は 前月比+0.3%、前年同月比+11.1%(赤:総合、黒:国内、青:海外) 月商の8.0ヶ月分(投資財11.1、中間財3.9、消費財3.6ヶ月分) と過去最高水準が維持されていました。 https…
ドイツ連銀が足元のGDPモメンタムをリアルタイムで把握するために試作・公表しているドイツ連銀週次経済活動指数(WAI)を見ている限り、ドイツ経済がガラガラと崩れて深いマイナス成長に陥っている感じは(まだ)ありません。 10月10〜16日の週までの3ヶ月…
先ほどドイツ連邦統計局から7月分の企業倒産統計(法人+個人)の発表がありました。 前年同月比で法人▲3.8%、個人▲26.0%、かつ先行指標が下向きとなっており、落ち着いた状況が続いています。 青線:倒産件数(法人+個人) 赤線:その先行指数(各種届出など…
https://monde-diplomatique.de/ デュッセルドルフ中央駅の売店に立ち寄った際、仏ル・モンド紙のドイツ語版国際政治解説月刊紙「LE MONDE diplomatique」を偶然発見。 5.2ユーロ(740円)もするのでやや躊躇しましたが、そもそも海外メディアのドイツ語版は…
欧州天然ガス(オランダTTF)価格が結構下がってきました。 米国などから欧州へのLNG供給が増えていること 欧州全体は91%(ドイツでは95%)と備蓄が進んでいること 今年の冬は暖冬になりそうだという思惑 などがその背景にあるとされています。 tradingeco…
<Japanese> 少子高齢化は日本だけでなく世界全体で進行中ですが、その進行と共に年金やヘルスケアに対する財政支出はどうしても増えてしまいます。今後はそれに加えて、カーボンニュートラル、安全保障、デジタリゼーションなどに対する財政負担増加も避けて通れません</japanese>…
新規感染者数が1日10万人を超え、入院患者数や死者数が増え始めるなど、コロナ感染状況が顕著に悪化しています。 コロナをもはやインフルエンザ程度にしか思っていない大半のドイツ市民に対して、ワクチン接種、マスク着用、入場制限などを新ためて義務付け…
ドイツ9月分CPI確報が先ほどドイツ連邦統計局から発表されました。既に英語版が出ているのでそちらでご紹介させていただきます。 www.destatis.de ●ヘッドライン:ドイツ国内基準でCPI1000年同月比+10.0%、HICPだと+10.9%。 ●川上(輸入物価、生産者物価)か…
先ほどドイツ経済省から、ドイツ政府公式経済予測が発表されましたので、その主要計数を抽出しておきます。 2021年 2022年 2023年 2024年 実質GDP +2.6% +1.4% ▲0.4% +2.3% インフレ +3.1% +8.0% +7.0% +2.4% 失業率 +3.3% +2.8% +3.0% +3.0% 一人あたり賃金…