カーボンニュートラル
①【本日の注目点】 (冒頭写真)トランプ大統領、就任直後に多数の大統領令に署名:パリ気候協定とWHOから離脱、北極圏の石油掘削再許可/EV普及支援撤廃、議事堂襲撃者1,500人に恩赦、メキシコ国境に国家非常事態宣言/軍派遣、AI規制緩和、連邦職員在宅勤務…
<Japanese> 1月20日にはいよいよ「彼が帰ってき」ます(Er ist wieder da.)。今週のドイツの雑誌や週末特別号の表紙は「彼」をプーチン以上に恐ろしい人物として描いたものばかりです。ドイツだけでなく、ヨーロッパ人の多くが「基本的価値や道徳より、利益と力が優先</japanese>…
①【本日の注目点】 (冒頭グラフ)昨年第3四半期時点でドイツ(上から3行目:DE)の銀行の不良債権比率は1.43%、景気の長期低迷/記号倒産増加を素直に反映して上昇傾向。EU平均では1.88%。但し、現時点で金融システムリスク懸念は小。 団体交渉保護対象従…
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2025/01/PD25_019_811.html ①【本日の注目点】 (冒頭グラフ)2024年通年のドイツ実質GDP成長率は▲0.2%で、2023年の▲0.3%に続いて2年連続のマイナス成長。労働投入急減で潜在成長率が+0.4~0.5%に…
<Japanese> 2024年のドイツの平均気温は10.9℃(前年比+0.3%)と計測開始以来最高値を記録しました。地球全体の気温も着実に上昇を続けており、産業革命以前のレベルを昨年初めて1.5℃以上上回った模様です。米カリフォルニアでは山火事がコントロール不能に陥っており</japanese>…
ja.wikipedia.org <Japanese> ドイツは今年、過去に例がないくらい暗いムードでスタートしているように見えます。待ち望んでいた景気回復の手応えはほとんどなく、ハンデルスブラット研究所(HRI)は、2023年の▲0.3%成長に続いて、昨年▲0.2%、今年▲0.1%と3年連続のマ</japanese>…
毎年恒例の英Economist/独Focus協働によるドイツ語版年末特別号「2025年の世界」のドイツ関連部分のエッセンスは以下の通り: 2025年のドイツを最も動かしそうな人物は、やはりこのメルツCDU党首(次期首相最有力候補、69歳、党内右派、経済に強い)。 メル…
①【本日の注目点】 (冒頭写真)シュタインマイヤー大統領の毎年恒例のXMAS演説:「このクリスマスには暗い影が差している」「(マクデブルクで起きた事件に)痛み、恐怖、困惑を感じている」、「(事件を受けて治安と移民をめぐる議論が再燃する中)憎しみ…
https://www.iwkoeln.de/presse/iw-nachrichten/tobias-hentze-martin-beznoska-was-die-entlastungen-von-spd-und-union-bedeuten.html 現時点で判明しているものをざっくり一覧表にまとめると以下の通り:(BSWは策定中、FDPは5%割れにつき割愛) 現時点…
①【本日の注目点】 (冒頭グラフ)ドイツの住宅価格は、2010年から約2倍(7大都市:薄青では2.5倍)になったが、2022年央のピークから約1割値下がりし、その後は落ち着いている(③-に続き)。 ドイツ政府は2022年以降、31社(Thyssenkrupp、BASF、Bosch、EWE…
<Japanese> 今回も世論調査が2%くらいの「隠れトランプ派層」を見逃していたと見えて、トランプ氏が予想以上の大差で再選を果たしました。米共和党は上院でも下院でも過半数を確保する見込みですので、トランプ2.0は「MAGA(Make America Great Again)2.0」のPDCAを</japanese>…
www.wiwi.uni-muenster.de <Japanese> ドイツのミュンスター大学が45社(冒頭図)を集めて実施した「週休3日制」(4-day-week、以下4DW)の実験(上添リンク)が話題になっています。スマートウォッチなどでデータを集めつつ、給与を減らさずに4DWを試験的に導入した結</japanese>…
https://www.cmegroup.com/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html www.youtube.com ◆小売やGDP NOWなどの強い経済指標だけでなく、米大統領選後のインフレ圧力(特にもしトラにおける財政悪化、関税、金融政策への介入など)が意識され、ボラ上昇を…
https://www.handelsblatt.com/politik/deutschland/zukunftsplan-deutschland-60-ideen-fuer-unser-land/100063968.html 解説動画 youtu.be <Japanese> 今週のハンデルスブラット週末特別号は、ドイツ再生のための「未来プラン」というタイトルの実に興味深いものだっ</japanese>…
https://www.cmegroup.com/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html www.youtube.com ◆インフレリスクがかなり収まったので、雇用に保険をかけるために中立金利への回帰をやや急いだ感じの▲50bpの初回利下げ。今後はデータ次第で▲25bpがベースライン…
https://publikationen.bundesbank.de/publikationen-de/berichte-studien/monatsberichte/monatsbericht-september-2024-928296?article=die-ertragslage-der-deutschen-kreditinstitute-im-jahr-2023-929542ドイツ連銀は毎年の月報9月号で前年の銀行財務状…
<Japanese> 先週のヤマ場は何といってもトランプ対ハリスのTV討論だったのではないかと思います。当地での放送はドイツ時間深夜3時~でしたが、このような歴史的イベントはこの目でしっかり見ておきたい(加えて、最高の活きた語学教材でもある)と思い、録画してドイ</japanese>…
<Japanese> ドイツ5大研(ifo/ミュンヘン、DIW/ベルリン、IfW/キール、RWI/エッセン、IWH/ハレ)の最新ドイツ経済予想が先週出揃いましたが、それによると、ドイツの実質GDPは全体的に大幅に下方修正され、昨年の▲0.3%に続いて、今年もゼロに留まる見込み…
VWが創業以来初のドイツ国内工場閉鎖+人員削減を検討しているということで、国内外で大きな注目を集めている。現時点でリストラ計画の概要は明らかになっていないが、ドイツメディアの報道ぶりをまとめると以下の通り: VWが非常事態を宣言し、同社にとって…
youtu.be <Japanese> ドイツと日本の両方でかなり長く暮らしていますが、かねてからドイツと日本の最大の違いは、「ドイツで日曜祭日にお店が閉まっていること」だと思っています。日曜日を安息日とする宗教上の理由もあるのでしょうが、年間労働時間の国際比較(2022</japanese>…
www.bundesregierung.de ドイツ・ショルツ政権の足元の経済政策のポイントを簡潔にまとめると以下の通り: 【冒頭グラフ】供給サイド(緑)を中心(9割を占める)に49の施策。4本柱は①労働、②資本、③エネルギー、④官僚主義削減関連。 最終的に目指すところは…
①インフレ期待~今後12カ月でインフレが上昇すると感じている市民(赤・橙)は約4割。期待インフレ率は3%で下げ渋り(コロナ前より高い水準)。物価水準はコロナ前比全体で2割増、うち食品は3割増となっており、今後インフレが低位で推移しても生活への圧迫…
ドイツ人女性政治家であるウルズラ・フォン・デア・ライエン氏(写真)の欧州委員会委員長再選が決まったことについての、ドイツメディアのドイツメディアの報道ぶりは以下の通り: 欧州議会議員401人がフォンデアライエン氏に投票し、今後5年間のEU委員長再…
<Japanese> 今回の訪独で岸田首相は、「国際社会が複合的な挑戦に直面する中、価値や原則を共有する日独両国が、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて果たすべき役割は益々大きくなっている」との認識のもと、両国間連携の更なる深化を目指しま</japanese>…
youtu.be デュッセルドルフ市内の自転車標識が最近いろいろと拡張されている模様。これはドイツ語で「Knotenpunktwegweisung」(ジャンクション標識案内システム)と名付けられており、ベルギーやオランダの先進事例に倣ってNRW州全域に導入された自転車用道…
www.youtube.com ◆インフレの落ち着き、景気減速感の高まり、債券/金利ボラ低下継続を確認した一週間。少なくとも利上げのオッズはほぼ無視できる状況になってきた。◆但し、「データ次第」と宣言しているFEDが早期利下げを決断するほどの材料は、インフレ面…
youtu.be ◆FOMCのプロジェクションのメジアンは年内の利下げ1回のみとややホーキッシュだったが、CPI・PPIとも予想以上に落ち着いていたので、市場の織り込みとしては9月開始6割、年内ほぼ2回近くで越週。◆FEDは利下げを全く急いでいないが、次の一手が利…
①ライン川水位(@デュッセルドルフ)~今日明日くらいは警戒水位(7.1m)ぎりぎりまで上がるものの、その後は落ち着く見込み。 https://vorhersage.bafg.de/14-Tage-Vorhersage/Duesseldorf_14Tage.pdf 洪水警報自体は続いているものの、南部洪水被災地域で…
youtu.be ◆FOMC議事録もデータも「higher for longer」をサポートする内容で、年内利下げ期待は1回半に後退。◆2年国債金利は5%近くまで上がってきているが、株高やスプレッド縮小などのため、金融環境は利上げ開始前と同じくらい緩和的に戻っている。FEDも…
①HDE消費者センチメント~比較的しっかりとした回復基調にあり、予想比後ずれしていた個人消費の回復に期待できそうな感じになってきている。 景況感(橙)の回復と共に所得(緑)に対する自信も高まり。。。。 貯蓄性向(橙)が緩む一方で、購買意欲(緑)…