英国
<Japanese> 英国メディアがドイツをシャーデンフロイデを伴う形でシニカルに面白おかしく語るのはいつものことですが、英Economistは「ドイツはこれまで、安全保障を米国に、エネルギー確保をロシアに、販売市場を中国にアウトソースしてきた。」と表現しています。今</japanese>…
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/02/PD24_078_611.html 2月のドイツCPI速報は、前年同月比ベースで総合+2.5%(ベーシス低下による低下であり、前月比+0.4%は本質的にはイマイチ)、コア(除く食品・エネルギー)+3.4%、エネル…
<2022年のドイツの輸出入、貿易量、貿易収支における国別ランキング> ドイツの輸出入においては、中国、米国、オランダ、フランスの4カ国が重要(英国の地位はBREXIT以降急低下中)。 ドイツの貿易黒字は米国、フランス、英国、オーストリア向けが大きい。…
www.economist.com いつもよりやや遅めですが、英エコノミスト誌が半年毎(1月/7月)に更新しているビッグマック指数が昨日発表されました。 ドイツ在住者としての私なりのTake Awayは以下の通りです。 ●(ビッグマック指数的には)EUR/USDは現在ほぼフェア…
<Japanese> 私はこれまでドイツで累計12年、イギリスで4年暮らして来ましたが、この全ての期間においていつも日本より物価が高いなと感じていました。付加価値税が常に10%くらい高いことも一因なのですが(現在の標準税率:ドイツ19%、英国20%、日本10%)、為替レ</japanese>…
英ウェストミンスター寺院で5月6日に執り行われた、国王チャールズ3世の戴冠式についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 戴冠式、行列、バルコニのーシーン(上図)は英国の大衆を熱狂させた。ウェストミンスター寺院の周辺、行列のルート、バ…
本件ドイツの一般紙ではあまり報じられていませんが、ドイツ取引所新聞などの経済専門紙での報道ぶりをご紹介します。 英国は欧州の国として初めてTPPに加盟することになった。 スナク首相としてはこのTPP加盟を、BREXITにより達成できた象徴的成果の一つと…
フランクフルトにSVBのドイツ支店があるものの、ドイツに預金取引はなく「ドイツに影響なし」とされていますが、念のため、当地で報道されている内容等について記録しておきます。 ●連邦金融監督庁 (BaFin)プレスリリース https://www.bafin.de/SharedDocs/V…
www.economist.com 毎年1月と7月の下旬に、英エコノミスト誌がビッグマック指数を公表しています。WEBサイトに非常に便利なインタラクティブツールが提供されているので、大変便利です。出ているのに気づいたら、ちょっとだけでも自分いじってみることをお勧…
ドイツ主要メディアの現時点での論調を私なりに総括すると、以下の通りになります。 ロシアの次の攻撃が迫っている+ウクライナも相応に消耗している⇒ 西側諸国からの支援も今ここでギアアップする必要がある ショルツ首相(とSPD、AfD、左派党)はドイツが…
https://www.familienunternehmen.de/ ZEWが今朝発表した「家族(中小)企業にとっての産業立地国別ランキング」では、ドイツが対象21カ国中18位(前回2020年14位から後退)、日本は16位(同20位から上昇)となっていました。 トップ5は①米国、②カナダ、③ス…
最近、英米日独のメディアから高品質かつ無料のPodcastがたくさん提供されているので、闇雲に購読する前に(どうせ読みきれませんので)これらをまず消化するようにしています。 色々試してみている中で、最近特に良いなと思ったのが、こちらのHandelsblatt …
以下どれも秀逸で結構感動しています。その感動をおすそ分け。 ●Spiegel 2023年1月14日号表紙 「戦闘準備完了」 ドイツ国防軍のすべての武器が、予算不足によるメンテ不良のため、全て子供のおもちゃ状態にある(形は武器でもまったく機能しない)ことをこの…
独Spiegel誌と同様に、英Economist誌も表紙を見るだけで重要トピックや世相をフォローすることができて便利なのですが、(さすがに基本的にいがみ合っている両国だけあって)独英間でだいぶテイストは異なります。 All weekly editions | The Economist 上右…
米独英仏の4カ国は、日本と比べるとはるかに高いインフレに苦しんでいます。 www.ft.com ボストンコンサルティングがこの4カ国を対象に、各国の家計がインフレに対応して何を節約しているかということについてアンケート調査を実施しました。 その結果を見る…
<Japanese> 日銀が半年毎(4月、10月)に出している金融システムレポート(和・英)は、金融業界関係者にとって必読の書であり、私も毎回欠かさずチェックしています。海外では、金利急騰に加えてリセッション懸念が高まっていますので、有価証券投資の含み損拡大や海</japanese>…
<Japanese> 先週は英トラス首相の国債大量増発を伴うバラマキ政策が、マクロ経済政策としてのサステナビリティについて市場から落第点をつけられ、新興国並のトリプル安(株安・債券安・ポンド安)を引き起こし、世界中の長期金利を押し上げるという大失態を引き起こし</japanese>…
ドイツの再生産数(赤線;R)が1.42まで急上昇し、冬場に向けての感染再加速が不可避の状況になってきました。 国際比較に最も適したベンチマークである「7日間指数」(人口10万人当たり直近7日間の累計新規感染者数)でみると、日本(黄)は187人まで低下す…
スイスのビジネススクールである国際経営開発研究所(IMD〜International Institute for Management Development)が毎年発表している世界デジタル競争力ランキング(対象63カ国・地域)によると、ドイツは昨年から一つ順位を下げて19位、トップ5は、①デンマ…
スイスのビジネススクールである国際経営開発研究所(IMD〜International Institute for Management Development)が毎年発表している世界競争力ランキング(対象63カ国・地域)によると、ドイツは昨年と同じ15位、トップ5は、①デンマーク、②スイス、③シンガ…
先ほどリリースされたOECD経済予測アップデートのP17に www.oecd-ilibrary.org さらっと書いてあって目を疑ったのですが、ECBのメインの政策金利(REFI)は来年4%に上がるとあります。イタリアなどの周縁国債を(激しく)買い支える分、高い金利が必要にな…
ドイツの再生産数(赤線;R)が1.0を上回る状態がずっと続いており、これまでの新規感染者数減少傾向が反転する可能性が高まっています。冬場に向けて再加速要注意です。 国際比較に最も適したベンチマークである「7日間指数」(人口10万人当たり直近7日間の…
ドイツの再生産数(赤線;R)が最近再び1.0を上回り始めており、これまでの新規感染者数減少傾向が反転する可能性が高まっています。冬場に向けて再加速要注意です。 国際比較に最も適したベンチマークである「7日間指数」(人口10万人当たり直近7日間の累計…
ifo研から掲題について大変興味深いリサーチが出ていましたので、その内容についてご紹介します。 https://www.ifo.de/DocDL/Studie_Geopolitische_Herausforderungen_Folgen_deutsches_Wirtschaftsmodell.pdf <輸出依存度(GDP比) ドイツ:青、中国:赤、…
英エコノミスト誌がグローバルな世相を鋭くえぐるような印象的な表紙を毎週繰り出してくることは有名ですが..... All editions | The Economist 個人的にはドイツの高級週刊誌Der Spiegelもなかなかのものだと思っており、フォローしています。練りに練られ…
BREXIT後、UKは欧州の一員でなくなり、ユーロ圏経済への影響も貿易減少で低下しているので、ドイツメインの私としては、正直あまりまじめに見る気にならないのですが、2,5,8,11月のBOE理事会と同時に出てくるMonetary Policy Report くらいは(3ヵ月毎に)チ…
Bloomberg 端末のない我々一般ピーポーは適宜こちら(フォワード短期金利)をモニタリングするしかないように思います。 https://www.chathamfinancial.com/technology/european-forward-curves ユーロは1mEURIBOR、ポンドは3mSONIAを使い、以下のように私な…
ヨーロッパを理解する上で大変便利な冊子が出ていますのでご紹介します。ざっと図やグラフを見る(ビジュアル)だけでイメージがつかめる良品ですので、欧州に関係のある方は一瞥をお勧めします。 https://ec.europa.eu/eurostat/documents/3217494/14871939…
IMFの購買力平価(PPP、2022年)と本日の為替レート実勢を比較してみました。 TRADING ECONOMICS | 20 million INDICATORS FROM 196 COUNTRIES Download entire World Economic Outlook database, April 2019 (imf.org) ちょっと見づらいので表の該当部分を…
日本人の長寿は有名ですが、よく見るとドイツ人は意外と短命です。他の西欧諸国にもほぼ負けています(ドイツより劣っているのは英国とデンマークくらい)。 Life Expectancy by Country and in the World (2022) - Worldometer (worldometers.info) 日本は…