日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

英国

20220928 IMD世界【デジタル】競争力ランキングでは、ドイツ19位(日本は29位)

スイスのビジネススクールである国際経営開発研究所(IMD〜International Institute for Management Development)が毎年発表している世界デジタル競争力ランキング(対象63カ国・地域)によると、ドイツは昨年から一つ順位を下げて19位、トップ5は、①デンマ…

20220928 IMD世界競争力ランキング、ドイツ15位(日本は34位)

スイスのビジネススクールである国際経営開発研究所(IMD〜International Institute for Management Development)が毎年発表している世界競争力ランキング(対象63カ国・地域)によると、ドイツは昨年と同じ15位、トップ5は、①デンマーク、②スイス、③シンガ…

20220926 OECDが必要と考えるECB利上げ着地は4%

先ほどリリースされたOECD経済予測アップデートのP17に www.oecd-ilibrary.org さらっと書いてあって目を疑ったのですが、ECBのメインの政策金利(REFI)は来年4%に上がるとあります。イタリアなどの周縁国債を(激しく)買い支える分、高い金利が必要にな…

20220922 ドイツコロナ状況アップデート〜再加速リスク要警戒

ドイツの再生産数(赤線;R)が1.0を上回る状態がずっと続いており、これまでの新規感染者数減少傾向が反転する可能性が高まっています。冬場に向けて再加速要注意です。 国際比較に最も適したベンチマークである「7日間指数」(人口10万人当たり直近7日間の…

20220909 ドイツコロナ状況アップデート〜感染再加速に注意

ドイツの再生産数(赤線;R)が最近再び1.0を上回り始めており、これまでの新規感染者数減少傾向が反転する可能性が高まっています。冬場に向けて再加速要注意です。 国際比較に最も適したベンチマークである「7日間指数」(人口10万人当たり直近7日間の累計…

20220818 対中デカップリングの影響度分析(ifo)

ifo研から掲題について大変興味深いリサーチが出ていましたので、その内容についてご紹介します。 https://www.ifo.de/DocDL/Studie_Geopolitische_Herausforderungen_Folgen_deutsches_Wirtschaftsmodell.pdf <輸出依存度(GDP比) ドイツ:青、中国:赤、…

20220808 独週刊誌は表紙だけでもフォローする価値あります

英エコノミスト誌がグローバルな世相を鋭くえぐるような印象的な表紙を毎週繰り出してくることは有名ですが..... All editions | The Economist 個人的にはドイツの高級週刊誌Der Spiegelもなかなかのものだと思っており、フォローしています。練りに練られ…

20220804 BOE金融政策報告クイックチェック

BREXIT後、UKは欧州の一員でなくなり、ユーロ圏経済への影響も貿易減少で低下しているので、ドイツメインの私としては、正直あまりまじめに見る気にならないのですが、2,5,8,11月のBOE理事会と同時に出てくるMonetary Policy Report くらいは(3ヵ月毎に)チ…

20220803 ユーロ圏および英国の当面の利上げ軌道イメージ

Bloomberg 端末のない我々一般ピーポーは適宜こちら(フォワード短期金利)をモニタリングするしかないように思います。 https://www.chathamfinancial.com/technology/european-forward-curves ユーロは1mEURIBOR、ポンドは3mSONIAを使い、以下のように私な…

20220715 Key Figures on Europe 2022

ヨーロッパを理解する上で大変便利な冊子が出ていますのでご紹介します。ざっと図やグラフを見る(ビジュアル)だけでイメージがつかめる良品ですので、欧州に関係のある方は一瞥をお勧めします。 https://ec.europa.eu/eurostat/documents/3217494/14871939…

20220706 ドルがバカ高いのであって、決して突出した円安になっているわけではありません

IMFの購買力平価(PPP、2022年)と本日の為替レート実勢を比較してみました。 TRADING ECONOMICS | 20 million INDICATORS FROM 196 COUNTRIES Download entire World Economic Outlook database, April 2019 (imf.org) ちょっと見づらいので表の該当部分を…

20220703 意外と短命なドイツ人

日本人の長寿は有名ですが、よく見るとドイツ人は意外と短命です。他の西欧諸国にもほぼ負けています(ドイツより劣っているのは英国とデンマークくらい)。 Life Expectancy by Country and in the World (2022) - Worldometer (worldometers.info) 日本は…

2022630 ドイツコロナ状況アップデート

7日間指数(人口10万人当たり直近7日間の新規感染者数)で比較すると、ドイツ(青)は引き続き日本(黄)、英国(赤)、オランダ(緑)に大きく見劣りしています。 ドイツのコロナ規制の厳格度は日本よりずっと下、英国よりやや上、オランダと同程度です。 …

20220626 直接投資先としての魅力度:ドイツ2位、日本4位

ドイツと日本の国際ランキングが高いものが最近あまりないので、日頃から日独経済の架け橋となることを目指している私としてはちょっと困っていたのですが、ひとつ見つかりました。 米経営コンサル:A.T. カーニーの「海外直接投資信頼度指数 (The Kearney F…

20220625 世界住みやすい都市ランキングに想う

英経済誌Economistの調査部門EIUが「世界の住みやすい都市ランキング(2022年版)」を発表しました。世界173都市を対象に、①安定性、②ヘルスケア、③文化/環境、④教育、⑤インフラという5つの切り口、計約30項目の定量/定性データに基づいて都市の住みやすさを…

20220624 ドイツコロナ状況アップデート

人口10万人当たりの直近7日間の累計新規感染者数(7日間指数)で見ると、ドイツ(青)ではまた新規感染が急増しており、日本(黄)や英国(赤)から大きく見劣りしています。 Corona Zahlen aktuell: Karte für Deutschland + weltweit (morgenpost.de) ドイ…

20220621 IMD国際競争力ランキング 続き(掘り下げ)

日英蘭独の4か国について、当該ランキングの構成要素20個を比較してみました。 ドイツの強みは、科学インフラ(研究大国)、健康/環境(恐らく後者)、投資(対米対中)、貿易(巨額の貿易・経常黒字)と一般的イメージ通り。 日本の強みは、雇用(低失業率…

20220606 各国のスタグフレーション度合い比較

インフレをグローバルベースでウォッチするにはこちらのFTサイト(節目節目で適宜更新されている)が大変便利です。 デジタル購読でも月39ユーロ(約5500円)するFTとしては珍しく無料で閲覧できる記事になっていますが、潜在的新規購読者を引き寄せるための…

20220602 ドイツコロナ状況アップデート

7日間指数(人口10万人当たり直近7日間の新規感染者数)で比較すると、ドイツ(青)はだいぶ日本(黄)や英国(赤)の水準に近づいてきました。 ドイツから日本に帰国する際、ドイツは下表の青に分類されているので、到着空港での検査も隔離も免除されていま…

20220524 各国(ユーロ圏、ドイツを含む)PMI速報について

●7月の利上げが迫っているユーロ圏ではありますが、本日発表された以下総合PMIを見る限り、サービス業主導でしっかりしており、今のところスタグフレーション(マイナス成長や失業率上昇を伴う状態)からは程遠い状況と思われます。雇用は堅調な一方、インフ…

20220428 ドイツコロナ状況アップデート

人口10万人当たり直近7日間の新規感染者数で見ると、日(黄)英(赤)が200人程度にまで改善しているのに対し、ドイツ(青)は800人超と高止まりしており、厳しい状態が続いていることが分かります。 以前はこの数値が100を超えると「ホットスポット」と呼ば…

20220412 究極のフリーペーパー:ドイツニュースダイジェスト

私の知る限り、フリーペーパーの中で最も高品質かつ長期間にわたって多くの人々に愛されている成功事例のひとつが、こちらのドイツ/英国ニュースダイジェストではないかと思います。 ニュースダイジェストは日本食レストラン、日本食材スーパー、日系書店、…

20220405 ウクライナ危機の独仏米英内政への影響

ウクライナ危機でどの国もそれまでの内政的課題の優先順位が落ち、各国リーダーたちの立場にもいろいろな影響が出ています。以下ドイツメディアでの論調を簡単にご紹介します。 ドイツ当初は制裁や武器供与でえらく腰が引けていたため、内外からかなり批判さ…

20220320 核弾頭国別保有件数

ドイツのニュースで、 「核弾頭の数だけでいうと、ロシアの6,255に対し、仏290+英225で515に過ぎないので、圧倒的に不利」 という報道があったのでちょっと調べてきました。 ロシアのデータの出所はよく分かりませんでしたが、少なくとも英仏分についてはこ…

20220318 ウクライナ危機はドイツのGDPを1%強押し下げ、インフレを2%程度押し上げ

いくつかのドイツ有力機関からウクライナ危機反映後の ドイツGDP/インフレ予測が出てきたので まとめてみました。 ウクライナ危機前の予想と比べてみると、GDPは1%強切り下がり、インフレは2%押し上げられるイメージとなっています。 ちょうどOECDからウク…

20220305 ロシア中銀の外準狙い撃ち

中銀の外貨準備というのは、ある種の国家機密のようなものなので、詳細までは開示されていないことが多いのですが、ロシア中銀は驚くほど透明な情報開示をしています。「BANK OF RUSSIA FOREIGN EXCHANGE AND GOLD ASSET MANAGEMENT REPORT」を見ると、ロシ…

20220221 ドイツのホームオフィス義務はなくなりますが、当面高水準に維持されそうです

現在ドイツの職場では、コロナ対策用の特別措置として、 3Gルール:ワクチン接種者(Geimpfte)、快癒者(Genesene)、検査陰性証明者(Getestete)でないと中に入れない/それを会社側がしっかり管理する オームオフィス義務:会社は業務が許す限り社員にオー…

20220219 大変なことになっているドイツの電気代

風力や太陽光などの再エネ発電に熱心なドイツの家庭用電気代は、欧州トップクラスに高いことで有名です。1キロワット時あたりの電気代(昨年6月時点)は、日本を100とすると、ドイツ142、英国111、フランス83、オランダ74、米国60という具合です。家庭用電気…

20220210 ドイツにおけるコロナワクチン接種進捗状況

ワクチンに対する国民の受容度の高さを示す「1回以上接種者の人口比率」の時系列推移をみると、UKとドイツはワクチン接種で最初大きく先行していたものの、その後は75%あたりが壁になって伸び悩んでいます。一方、イタリア、日本、フランスは、最初こそ出遅…

20220204 恐るべきBOE(イングランド中銀)

BOEがFEDやECBに先んじてどんどん利上げしているのは、以下の理由によるものかと思っています。 伝統的にBOEが先進国中銀の中で最も果敢かつ迅速に動く(透明性も高い) ターゲット2%からインフレが1%上ブレ/下ブレをした場合には、財務相にこのような Ope…