スイスのビジネススクールである国際経営開発研究所(IMD〜International Institute for Management Development)が毎年発表している世界競争力ランキング(対象63カ国・地域)によると、ドイツは昨年と同じ15位、トップ5は、①デンマーク、②スイス、③シンガポール、④スウェーデン、⑤香港、オランダは6位、米国は10位、中国は17位、英国は23位、日本は34位となっていました。
各評価項目について、ドイツ、英国、オランダ、日本の4カ国を対照表にしてみました。
あくまで私見です(報告書にそう書いてあるわけではありません)が、この表から浮かび上がってくるドイツの特徴は以下のように表現できると思います。
- 科学インフラ(科学研究分野の底力)が米国に次いで強い。
- 環境保護面でも世界の先を行っている。
- その力を貿易や投資(すなわち実際の商売)でも大いに発揮している。
- 税・社会保険負担が大きいのが玉に瑕(但し、社会的公平実現のための再分配に注力している/そのポテンシャルがある、という意味では必ずしもマイナスに見るべきではない)。
なお、本ランキングにおける日本の低迷についてはこちらに詳しく分析されています。ご参考まで。