日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20220621 IMD国際競争力ランキング 続き(掘り下げ)

日英蘭独の4か国について、当該ランキングの構成要素20個を比較してみました。

  • ドイツの強みは、科学インフラ(研究大国)、健康/環境(恐らく後者)、投資(対米対中)、貿易(巨額の貿易・経常黒字)と一般的イメージ通り。
  • 日本の強みは、雇用(低失業率)、科学インフラ(特許)、健康/環境(恐らく前者)

税率が低いオランダの「7 税制」のランキングが、63か国中59位というのは、一見違和感ありますが、国としての競争力ランキングなので、国家としての税収が低すぎる、ということが低評価になっているだけであり、企業にとってはむしろ強み(青網掛け)とすべき項目でしょう。

 

この種のランキングで、北欧諸国、スイス、シンガポール、香港、台湾のランキングが高いのはお決まりのパーターンではあります。

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