オランダ
①電力の再エネ比率(今年1~6月)~昨年(青)の53.3%から今年(赤)は61.5%にまで上昇。その半分強を占める風力33.3%(昨年28.2%)の貢献大。但し、石炭のシェアは20.9%(同26.9%)と依然高め。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilunge…
<2022年のドイツの輸出入、貿易量、貿易収支における国別ランキング> ドイツの輸出入においては、中国、米国、オランダ、フランスの4カ国が重要(英国の地位はBREXIT以降急低下中)。 ドイツの貿易黒字は米国、フランス、英国、オーストリア向けが大きい。…
昨日のオランダ総選挙で、ヘルト・ウィルダース氏(上写真)が率いる右翼ポピュリスト政党PVV(反移民、反EU、反イスラム、気候変動対応に懐疑的)が勝利したことに対するドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 大量の不法移民が、イタリアやスウェー…
ウクライナが西側諸国にずっと要望し続けてきたF-16戦闘機を、オランダとデンマークが計61機提供することが決まったことに関するドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 いろいろと物議を醸したが、ウクライナは念願のF-16戦闘機を手に入れる。ウクライ…
欧格付機関フィッチが予想外のタイミングで米国債格付けをAAAからAA+に1段階引き下げたことについてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。ニュースとしての扱いはそれほど大きくなく、(2011年のS&Pの時と違って)まあオオゴトにはなるまい、と割り…
Eurostatから2022年のユーロ圏GDP統計がQ4まで一通り(ほぼ)出揃いましたので、ユーロ圏新メンバーであるクロアチアを加えた20カ国ベースでの名目GDPシェアを計算しておきました。 ドイツは28.8%、クロアチアは0.5%となっています。 世の中でまだあまり見…
掲題パイプライン爆破事件についてのドイツ主要メディアの報道ぶりのポイントをまとめると以下の通りです。 2022年9月26日夜、バルト海の海底で、パイプライン「ノルド・ストリーム1」と「ノルド・ストリーム2」の4本のストリングのうち3本が爆発により破壊…
<月あたり労働時間:女性(青)/男性(黒)> 第一子出産以降差が開く https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/03/PD23_084_621.html 先ほどドイツ連邦統計局から以下のような興味深い発表がありましたので、ご報告させていただきます…
https://www.familienunternehmen.de/ ZEWが今朝発表した「家族(中小)企業にとっての産業立地国別ランキング」では、ドイツが対象21カ国中18位(前回2020年14位から後退)、日本は16位(同20位から上昇)となっていました。 トップ5は①米国、②カナダ、③ス…
デュッセルドルフ地元紙のライニッシェポストの取材によると、今年のクリスマス市は盛り上がりも売上高もまあまなの手応えだったもようです。 ●久々にコロナ制限一切なしのクリスマス市(去年は枠で囲われ、マスク着用+入場時ワクチン接種証明確認など。写真…
ヨーロッパを理解する上で大変便利な冊子が出ていますのでご紹介します。ざっと図やグラフを見る(ビジュアル)だけでイメージがつかめる良品ですので、欧州に関係のある方は一瞥をお勧めします。 https://ec.europa.eu/eurostat/documents/3217494/14871939…
IMFの購買力平価(PPP、2022年)と本日の為替レート実勢を比較してみました。 TRADING ECONOMICS | 20 million INDICATORS FROM 196 COUNTRIES Download entire World Economic Outlook database, April 2019 (imf.org) ちょっと見づらいので表の該当部分を…
7日間指数(人口10万人当たり直近7日間の新規感染者数)で比較すると、ドイツ(青)は引き続き日本(黄)、英国(赤)、オランダ(緑)に大きく見劣りしています。 ドイツのコロナ規制の厳格度は日本よりずっと下、英国よりやや上、オランダと同程度です。 …
日英蘭独の4か国について、当該ランキングの構成要素20個を比較してみました。 ドイツの強みは、科学インフラ(研究大国)、健康/環境(恐らく後者)、投資(対米対中)、貿易(巨額の貿易・経常黒字)と一般的イメージ通り。 日本の強みは、雇用(低失業率…
スイス・バーゼル大発祥の調査会社プログノス(Prognos)から「その後の世界」と題された興味深いレポートが出ています。 ウクライナ危機後の世界においては、経済圏のブロック化(分断)が進む可能性が高まっていますが、ドイツ経済が現時点でどのブロック…
オランダでは今月からガソリン減税(2割強)が始まっており、その結果、ガソリンの小売価格がドイツよりリッター当たり10~20セント安くなっています。 そのため、ドイツ国境近くのオランダのガソリンスタンドを訪れるドイツ人顧客数は平時の8~9割増になっ…
本日はロシア産原油の禁輸に対する思惑で、原油価格が急騰しているのですが(下図は北海ブレント価格)、そのあおりを受けてドイツのガソリンスタンドでの価格も早速上昇しています。 Brent crude oil - 2022 Data - 1970-2021 Historical - 2023 Forecast -…
風力や太陽光などの再エネ発電に熱心なドイツの家庭用電気代は、欧州トップクラスに高いことで有名です。1キロワット時あたりの電気代(昨年6月時点)は、日本を100とすると、ドイツ142、英国111、フランス83、オランダ74、米国60という具合です。家庭用電気…
ワクチンに対する国民の受容度の高さを示す「1回以上接種者の人口比率」の時系列推移をみると、UKとドイツはワクチン接種で最初大きく先行していたものの、その後は75%あたりが壁になって伸び悩んでいます。一方、イタリア、日本、フランスは、最初こそ出遅…
プーチン露大統領は、 欧州/世界が脱炭素に思い切り舵を切った瞬間を狙いすました上で、 自国が豊富に保有し、脱炭素実現前でまだ価値のある炭素エネルギー(原油、天然ガス)と、政治的影響力行使可能な中央アジアのウランを武器にして、 ロシアの国益(NAT…
第二回TV討論会終了後の世論調査結果が3つ(赤色網掛け)出ていますが、いずれも先週までのバランスが維持されており、SPD/ショルツのリードが続いています。 Wahlumfragen zur Bundestagswahl 2021 – Sonntagsfrage (Wahlumfrage, Umfragen) (wahlrecht.de)…
先日こちら https://dateno.hatenablog.com/entry/2021/06/19/195609 でご紹介させていただいた、グローバル・イノベーション・インデックス(GII: コーネル大、INSEAD、世界知的所有権機関によるもの Global Innovation Index 2020 (wipo.int))で、日独英…