日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20230821 ウクライナへのF-16戦闘機提供開始についてのドイツメディアの報道ぶり

 

ウクライナが西側諸国にずっと要望し続けてきたF-16戦闘機を、オランダとデンマークが計61機提供することが決まったことに関するドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。

  • いろいろと物議を醸したが、ウクライナは念願のF-16戦闘機を手に入れる。ウクライナ、ロシア、自国民に対して、西側同盟国がウクライナ支持を明確に意思表示することになる。
  • パイロットや整備士等の訓練が終わってから約半年後にしか投入できないので、戦況をすぐに好転させると期待してはいけない。
  • ただひとつだけ確かなことは、ウクライナ戦争が多くの人が考えているよりもずっと長く続きそうだということ。
  • F-16に限らず、戦闘機は作戦行動中/空中で過ごす時間よりも、メンテナンスのために地上で過ごす時間の方が長い。もっと多くの提供が必要
  • F-16戦闘機は即効性のある解決策ではなく、長期的なものである。西側諸国がウクライナをヨーロッパの防衛システムに統合するための重要なステップなのだ。
  • 戦争が終わり、ウクライナEUに加盟した暁には、このF16戦闘機パイロットがロシアとの国境を守ることになる
  • プーチンはいまだに彼の帝国主義プロジェクトの完遂を目指しており、停戦や交渉による解決はまったく期待できない
  • 西側諸国には十分な武器をウクライナに提供し続ける以外の選択肢がない
  • 戦車、戦闘機、タウルス巡航ミサイルなどをめぐる数カ月間にわたる逡巡と躊躇は、ロシア軍に地雷を深く掘り下げ、ウクライナの反攻を困難にする時間を与えてしまった
  • ウクライナ軍による反抗の進捗は思わしくない。空軍力の欠如はその一因。
  • 今回も納入に時間がかかりすぎたため、ロシアが対策を講じるのに十分な時間があった。本件はウクライナの反撃成功の決め手にはならない可能性が高い。