商業用不動産
①【本日の注目点】 (冒頭グラフ)ドイツ不動産価格底打ち。回復は住宅用(青)が主導で、商業用(紫)はまだ弱い。もともとバブル的部分が少なく、資材価格や人件費は高騰しているので当然の結果か(③-a)。 解散総選挙実施時期として2/16と2/23(共に日曜…
①【本日の注目点】 連日ダントツのトップニュースは中東情勢。特に次にイスラエルがイランにどんな報復をするかが焦点(このあおりで、TVでのドイツ国内ニュース報道がかなり少なくなっている)。 本日はドイツ統一記念日(祝日)。東西ドイツ統一からはや34…
www.cmegroup.com youtu.be ◆気持ち弱めだが景気後退を示したわけでもない米雇用統計で、9月18日の利下げは▲25bpが優勢(7割)に。◆一方、逆イールド解消やタカ派のウォラー理事のハト的発言もあってFEDが Behind the curve なのかもという懸念はかえって高…
①電力の再エネ比率(今年1~6月)~昨年(青)の53.3%から今年(赤)は61.5%にまで上昇。その半分強を占める風力33.3%(昨年28.2%)の貢献大。但し、石炭のシェアは20.9%(同26.9%)と依然高め。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilunge…
www.youtube.com ◆データはソフトランディング成功の可能性の高まりを示しており、▲50bp刻みの大幅利下げを正当化していない。◆それでも年内利下げ累計▲100bp(FOMCは3回しかない)が織り込まれており、いずれは25bp分剝落するとの見方も多い。◆しかしPCEデフ…
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①vdp不動産価格指数(Q2)~住宅用(青)、商業用(紫)とも前期比上昇に転じ、底打ち鮮明化。ピーク比住宅用は約▲1割、商業用は約▲2割でボトムを付けた格好。は但し、これで急速に上昇に転じるとは考えられていない。 https://www.pfandbrief.de/site/de/vd…
youtu.be ◆9月18日▲25bp利下げの確信が深まり、イールドカーブがスティープ化し、株ではセクターローテーションが進んだ1週間。◆一部には雇用が急速に悪化し始める前に7月31日にも利下げを開始すべきとの声もあるが、強めのGDPなどに見られるように、景気全…
①ifoCAST(GDPナウキャスト)~Q2は前期比▲0.17%、Q3同▲0.96%と極めて低調。次回発表は8/7。 https://www.ifo.de/en/ifoCAST ②Indeedオンライン求人数~景気低迷の長期化を素直に反映して、じりじり減少が続いている。中長期的・構造的人手不足は深刻なので…
①ifo景況指数~市場が恐れていた以上の低下。現況指数(黒)も切り下がっており、統計の下駄の大きなマイナスと併せて考えると、今年通年+0.3%成長(コンセンサス)の達成は難しそうな感触。ECB利下げの追い風。 https://www.ifo.de/en/facts/2024-07-25/if…
①企業倒産件数~4月確定値(青)は1,906件(前年比+33.5%)、負債総額114億ユーロに急増。先行指標(赤)はいったん反落も、増加トレンドは継続見込み。通年では2万件程度が予想されている。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/07…
①ifoCAST~Q2実質GDP予測は前期比▲0.09%にまで低下。Q3(下)については▲0.58%とさらに悲惨な悪化度合い。 https://www.ifo.de/en/ifoCAST ②ドイツ国内航空輸送~バカンスシーズンに向けて旅客数(青)は絶好調な一方、貨物(赤)はずっと冴えない。 https:…
https://www.scoperatings.com/ratings-and-research/research/EN/177299 ECBにも採用/認定されている在ベルリン格付機関スコープ社による世界経済見通し(リンク上添)のうち、ドイツ関連部分を以下抽出しておく: 世界経済は潜在成長率2.6%に対して今年+3…
①ifoCAST~Q2(上)は前期比+0.37%、Q3(下)は+0.46%の予想。足元のゼロ成長ペースを抜け出し、当面順調な回復が続きそうな感触。 https://www.ifo.de/en/ifoCAST ②ドイツ連銀週次経済活動指数(WAI)~実質GDP四半期換算ベースで、足元モメンタム(3m/3…
①鉱工業生産(4月)~建設(赤)を含む総合ベース(青)で前月比▲0.1%と低迷継続。4月の水準はQ1平均比フラット。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/06/PD24_222_421.html https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-…
先ほど出たドイツ建設業協会のプレスリリース(下添)のエッセンスは以下の通り: www.bauindustrie.de ドイツ建設業業界は今年の実質売上高予想を従来の▲3.5%から▲4%に下方修正。 今年の税収減が、公共投資の建設プロジェクトを圧迫するのが主因。 建設業…
①洪水の分布状況~バイエルンが特に酷く(紫/赤)やられている。 https://www.tagesschau.de/inland/hochwasser-karte-100.html ②ライン川水位(@デュッセルドルフ)~今後かなり水位が上がるものの、警戒レベル(7.1m)には達しない見込み。 https://vorher…
①CPI(ドイツ国内基準)速報(5月)~先月までの押し下げ方向のベーシス効果が今月なかったため、前年同月比は+2.4%と4月の+2.2%から上昇したが、前月比+0.1%への(市場予想以上の)減速は朗報。 https://tradingeconomics.com/germany/inflation-cpi ②HI…
昨日ECBから発表された金融安定報告のエッセンス(私なりになるほどと思ったポイントやデータ)は以下の通り: Financial Stability Review, May 2024 【冒頭の総括】ユーロ圏の金融安定度はやや改善したものの、依然として脆弱。資産価格(急落/リスクプレ…
①ドイツファンドブリーフ銀行協会(vdp)が四半期毎に発表しているvdp不動産価格指数によると、ドイツの不動産価格の推移は以下の通り: ピーク(2022Q2)比 前期比 前年比 住宅用不動産価格(青): ▲ 8.6% ▲0.2% ▲4.3% 商業用不動産価格(紫): ▲17.2…
youtu.be ◆消費者センチメントとインフレ期待双方の悪化は米経済にとって非常に悩ましい。足元の低下している金利がもう一度上昇に転じてから、更なる景気悪化で利下げが始まるという難しい展開もありそう。◆利下げ開始にインフレがきっちり2%まで押し下げ…
https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/84d0a2b4bc544d97aa38735c4ec17996 本日発表されたドイツ建設業PMI(景気先行指標の一種)は4月一段と低下し、建設アウトプット/建設業全体の低迷継続を示唆(左)。 住宅用(右薄青)が29と特に悪く…
①不動産業界の「炭鉱のカナリア」2銘柄~Venovia(左、ティッカーVNA)とドイツファンドブリーフ銀行(右、PBB)。最安値から持ち直し、どちらも今のところは大丈夫そうな感触(特にVENOVIAは好決算で戻りを試し中)。ドイツ不動産業界で何かヤバいことが起…
youtu.be ◆パウエル議長の利下げ前のめり度撤回で「Hiher for Longer」が再びキーワード化。一部には次の一手が利下げではなく利上げなのではないかという声(UBSなど)も上がり始めている。◆もうすぐ利下げ、と期待して積み上がった米債のロングが逃げ遅れ…
①製造業受注残(2月)~前月比▲0.2/前年同月比▲5.8%とかなり減少してきたものの、月商の7.0か月分と依然高水準。低調な新規受注のバッファとなっている。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/04/PD24_159_421.html ②ホテル・レスト…
①建設受注(1月)~前年同月比ベースで実質+1.3%/名目+4.3%。前月比実質▲7.4%が一見悲惨に見えるが、トレンド(下図赤線)としての低位横ばい推移を見るべき。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/03/PD24_119_441.html ②ドイツ…
youtu.be ◆来週(3/20)のFOMCを前にStickyなインフレ指標を見せられて、久々に大きめの金利上昇となった一週間。◆一時は年内6回くらいにまで膨れ上がっていた利下げ期待は、年内3回ピッタリにまで後退。来週ドットが年内2回に減る可能性もある。◆利下げ開始…
https://www.bundesbank.de/en/statistics/sets-of-indicators/system-of-indicators-for-the-german-commercial-property-market/system-of-indicators-for-the-german-commercial-property-market-795270 掲題についてのドイツ連銀のデータがアップデート…
youtu.be ◆パウエル議長証言と米雇用統計(新規雇用と賃金が気持ち弱目)により、政策金利を中立水準に向けて微調整する利下げがいよいよ6月あたりに始まるという現実味/手応えが出てきた一週間。◆問題はその後の利下げペース。市場が織り込む年内計3.8回と…
①製造業受注(1月)~12月の前月比+12.0%をほぼ吐き出す▲11.3%(濃い赤)。除く大口受注(薄い赤)ベースでは明確な減少トレンド持続。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/03/PD24_086_421.html ②鉱工業生産(1月)~前月比+1.0…