20240607 ドイツの気になるデータ5選（鉱工業生産、対外収支など）

①鉱工業生産（4月）～建設（赤）を含む総合ベース（青）で前月比▲0.1％と低迷継続。4月の水準はQ1平均比フラット。

②対外収支（4月）～輸出が前月比+1.6％/前年同月比+1.9％と回復基調鮮明化。貿易収支も221億ユーロ（約3.7兆円相当）と高水準維持。個人消費の回復は出遅れているが、サービス業の堅調と、製造業のこういった外需回復の手応えが、最近の景況感回復を主導している。

グローバルPMIでも回復基調が続いており、ドイツの輸出は当面回復傾向を辿るものと期待できそう。

③サービス売上（3月、除く金融）～実質ベースで前月比+0.9％/前年同月比+2.9％となかなか堅調。各種景気先行指標で確認されているサービス業の堅調と整合的。

④建設PMI（5月）～総合指数38.5と4月の37.5から上昇も、受注低迷を背景に低空飛行継続。まだまだ回復の手応えなく、人員削減も進んでいる。建設生産の足元の上昇（下図右端灰色棒）は、好天を背景にした一時的キャッチアップであり、持続性は乏しい。

分野別では引き続き住宅（薄青）が絶不調。公共インフラ投資で支えられている土木（灰）はマシな方。

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⑤indeedオンライン求人数（リアルタイム）～じわじわ減少が続いており、最近の雇用統計軟化やこれまで続いている低いGDPと整合的。

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