20240306 ドイツの気になるデータ5選（PMI、輸出動向など）

①総合PMI～製造業、サービス業とも軟調で、GDPベースでかなりのマイナスペースとなっていることを示唆。

②ドイツ連銀週次経済活動指数（WAI）～実質GDP3m/3m換算で前期比▲0.1％のモメンタム。経済省GDPナウキャストのQ1前期比予想は+0.1％、ifoCASTは▲0.24％であり、いずれにせよゼロ近傍の攻防となっている模様。

③輸出入（1月）～輸出前期比+6.3％、輸入+3.6％、貿易黒字275億ユーロ（4.5兆円相当）と盛り返し。

但し、こちらの先行指標からすると、輸出が今後どんどん回復するような感じではない。

④サービス業売上～実質ベースで12月は前期比▲0.6％とやや失速も、2023年通年では前年比+2.0％と健闘。但し年後半から勢いがなくなっている（下図赤線右）。

下図青線が原数値、赤線は季節調整値。毎年年末のクリスマス時期に売上（現数値）は急増するパターン。

⑤ジェンダーギャップ～対男性比で女性の時給▲18％（同一労働では▲6％）、労働時間▲18％、就業率▲9％。但し、それらの格差は時間とと共に縮小に向かっている。

＜日独経済日記＞