①ドイツ経済省GDPナウキャスト(月次)~Q2のGDP前期比予想は+0.1%に改善。悪化トレンドに歯止めがかかった感触で、各種景気先行指標(ifo、PIM、ZEW、Sentixなど)と整合的。ちなみにQ2GDP(7/30発表予定)の市場予想は前期比+0.2%前後。
②ifoCAST(隔週)~こちらはQ2前期比+0.76%とかなり強い。水準はともかく、前回比改善方向である点が①と同じである点に注目。
③ドイツ連銀週次経済活動指数(週次)~こちらは四半期実質GDP前期比換算でゼロ成長ペースと低調継続。
https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher-aktivitaetsindex
④実質賃金(Q1)~名目賃金(赤)が前年同期比+6.4%上昇の一方、インフレ(黒)は+2.5%と落ち着いてきたので、実質賃金は+3.8%と力強い上昇(2008年統計開始以来の最高値記録)となった。実質賃金がプラス転換してから3四半期経過しているので、そろそろ個人消費の復活が期待できそう。
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/05/PD24_211_62321.html
⑤帰化(ドイツ国籍取得)者数(2023年)~昨年20万人に急増。1/3がシリア人(青)、2位はトルコ人(赤)。ウクライナ人は3%と少ない。いずれにしてもドイツは歴史的背景と少子高齢化に伴う人手不足を背景に、難民や移民に対してかなり気前よくドイツパスポートを与えている(2022年の日本の帰化者は約7千人)。
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/05/PD24_209_125.html
<日独経済日記>