①不動産業界の「炭鉱のカナリア」2銘柄~Venovia(左、ティッカーVNA)とドイツファンドブリーフ銀行(右、PBB)。最安値から持ち直し、どちらも今のところは大丈夫そうな感触(特にVENOVIAは好決算で戻りを試し中)。ドイツ不動産業界で何かヤバいことが起こっていないかどうかをいち早く察知するためには、この二つの株価をトレースしておくとよい。
https://www.boersen-zeitung.de/aktie/kurse/Vonovia-SE-DE000A1ML7J1
https://www.boersen-zeitung.de/aktie/kurse/Deutsche-Pfandbriefbank-AG-DE0008019001
ちなみにドイツの銀行のクレジットスプレッドも低位安定推移を続けており、金融システム不安の兆しは全くないと言ってよい、
②介入後のユーロ円相場~ドル円に2回入ったとみられる介入をこなした後は1ユーロ166円台と1週間前とほぼ同じレベル高止まり。
https://tradingeconomics.com/eurjpy:cur
③有期外国人就労者数(2023年、年末残高)~昨年42万人に上昇(私もこの中の1人)。人手不足解消に向けた政府の努力が感じられるものの、数(前年比増分)としてはまだまだ物足りないレベル感。
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/05/PD24_177_125.html
④新生児誕生数(2023年)~63万人(西58万/東8万人)で2013年以来最低を記録。ちなみに人口総数がドイツの約1.5倍ある日本でも76万人(過去最低)と低調。
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/05/PD24_174_126.html
⑤気温の推移~4月後半は季節外れの雪が降るなどかなり寒い日が続いたが、年初来全体としてみれば平年比高めの気温が続いている。ちなみに過去100年でドイツの平均気温は1.6度上昇しているとのこと。また、5月はかなりの高気温でスタート。
<日独経済日記>