日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20240112 ドイツの気になるデータ5選(企業倒産、ガス備蓄など)

①企業倒産件数(10月)〜コロナ対策で低水準の去年と比べると+19%(青)となっているが、2ヶ月先の先行指標(赤)は横ばいで落ち着いている。長期的に見ても(下のグラフ)かなりの低水準にとどまっており、失業や銀行貸出へのダメージは限定的

https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/01/PD24_016_52411.html

https://tradingeconomics.com/germany/bankruptcies

 

②ホテルなど宿泊件数(11月)〜30.9百万人(前年比+4.1%/コロナ前比▲4.9%)まで回復。うち海外客5.5百万人(前年比+7.8%/コロナ前比▲10.5%)。観光業はドイツの数少ない好況業種

https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/01/PD24_014_45.html

 

③サービス業売上(10月)〜実質/名目ベース:前年比+1.2%/+1.1%とトレンドは上向きながらも、前月比▲0.3%/▲0.2%とやや頭打ち。製造業の深刻な低迷を補いきれなくなってきている。

https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/01/PD24_015_474.html

 

④今後1ヶ月の気温見通し来週いっぱいくらいまでは寒目の日々が続くものの、その後は回復見込み。

https://www.dwd.de/DE/leistungen/kvhs_de/1_basic_de/week_de/weekly_node.html

 

天然ガス備蓄〜最近寒い日が続いているので、やや低下気味ながら、平年比(灰色網掛けがレンジ)十分高い水準を維持。①の通りずっと低気温が続くわけではないので、ガス需給に特段懸念なし

https://www.bundesnetzagentur.de/DE/Gasversorgung/aktuelle_gasversorgung/start.html

 

【おまけ】

毎月今頃発表される内閣府/景気ウォッチャーサーベイのコメントは、海外駐在者が日本経済の肌感覚を取り戻すのに大変便利です。積極的にご活用ください。

https://www5.cao.go.jp/keizai3/2024/0112watcher/watcher1.pdf

 

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