日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

財政規律

20241215 週末のBloombergより

https://www.cmegroup.com/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html https://www.bloomberg.com/news/videos/2024-12-13/bloomberg-real-yield-12-13-2024-video ◆来週のFOMCでの▲25bp利下げ確率が97%にまで高まる一方、イマイチのインフレ指標を受…

20241201 週末のBloombergより

https://www.cmegroup.com/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html youtu.be ◆トランプラリーによる米株高は続いており、来年分を一部先取りしている可能性もあるが、今回は「大胆な規制緩和」への期待があるため、それに対する失望の可能性が見えな…

20241124 週末のBloombergより

https://www.cmegroup.com/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html youtu.be ◆利下げ期待は更に後退。12月(▲13bp)/1月(▲6bp)を合わせても▲25bpに届かないという市場織込み。◆ターミナルレートは4%近くにまで切り上がり、10年もの金利は4.4%近…

20241124 ドイツ最新ニュース速報(11月24日)~政党別支持率など

https://dawum.de/Bundestag/ ①【本日の注目点】 (冒頭グラフ)政党別支持率:SPDの次期首相(筆頭)候補は(国民に一番人気のピストリウス国防相ではなく)ショルツ首相のままでいい、ということで決着したものの、首相の不人気否めずSPD(赤)の支持率低…

20241122 来年の注目トレンド10(英エコノミスト誌)

https://www.economist.com/the-world-ahead/2024/11/18/tom-standages-ten-trends-to-watch-in-2025 <Japanese> 英エコノミスト誌から来年注目すべきトレンド10が発表されました。私なりに消化した上で自分の言葉で表現すると、以下のような感じになります。 ①トラン</japanese>…

20241115 ドイツ最新ニュース速報(11月15日)~官僚主義の経済損失など

①【本日の注目点】 (冒頭写真)1ヶ月公共交通機関全国乗り放題切符「Deutschalndticket」(来年から49⇒58EURに値上げ)関連法案成立は、ショルツ首相の信任投票(12/16)確認後にずれ込む見込み。その他多くの政府法案も野党の協力獲得が難航。 連立政権崩…

20241114 ドイツ最新ニュース速報(11月14日)~米欧金利差拡大期待でEUR/USD軟調など

https://tradingeconomics.com/euro-area/currency ①【本日の注目点】 (冒頭グラフ上)トランプ再選確定後、米欧金利差拡大期待高まる。米10年国債利回りはじわじわ上昇続く。 (冒頭グラフ下)EUR/USDは軟調継続。次の下値目処は2023年10月安値の1.0448。…

20241113 ドイツ5賢人会年次報告書のエッセンス

www.sachverstaendigenrat-wirtschaft.de 本報告書のエッセンスは以下の通り: 昨年の▲0.3%成長に続いて今年も▲0.1%とマイナス成長に陥る見込み。来年も+0.4%と僅かな成長止まり。 ユーロ圏経済の足を引っ張り続けているだけでなく、他の先進諸国との競争…

20241110 週末のBloombergより

https://www.cmegroup.com/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html www.youtube.com ◆大接戦(ヘタすれば長期間揉める/内戦勃発か)との事前予想を覆し、トランプがあっさりと圧勝。株式市場は好感。◆不透明感払拭、法人減税、規制緩和(特に環境・…

20241108 トランプ2.0に苦戦確実なドイツ(と日本)

<Japanese> 今回も世論調査が2%くらいの「隠れトランプ派層」を見逃していたと見えて、トランプ氏が予想以上の大差で再選を果たしました。米共和党は上院でも下院でも過半数を確保する見込みですので、トランプ2.0は「MAGA(Make America Great Again)2.0」のPDCAを</japanese>…

20241104 ショルツ連立政権崩壊の危機についてのドイツメディアの報道ぶり

政党別支持率5%割れで党勢の立て直しが必要なFDPを震源として、最近ショルツ連立政権内での不和が深刻化し、「連立崩壊の危機」と見做されていることについてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通り: 事態の深刻化のきっかけは、先週金曜に財務省から発表…

20241102 週末のBloombergより

https://www.cmegroup.com/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html www.youtube.com ◆雇用統計は+12千人(&過去分下方修正)と弱かったが、景気全体としては堅調。中立金利が4%よりは下だということで年内2回の利下げはスムーズだろうが、その後はぺ…

20241025 ドイツ最新ニュース速報(10月25日)~GDPナウキャストなど

https://www.bmwk.de/Redaktion/DE/Schlaglichter-der-Wirtschaftspolitik/2024/11/11-konjunktur-bip-nowcast.html ①【本日の注目点】 税収見通し、今年▲90億ユーロ、 来年▲127億ユーロ、2024-28年累計で▲580億ユーロと、春時点での予測から大幅下振れを予…

20241017 ドイツ最新ニュース速報(10月17日)~本日ECB▲25bp利下げへなど

jp.reuters.com ①【本日の注目点】 (冒頭図)本日開催のECB理事会で0.25%の追加利下げが確実な情勢。 健康保金の赤字が深刻。法的健保では来年初から保険料(労使折半)の0.8%引き上げが不可避の情勢。 ショルツ首相、党内・連立内の不和があまりにもひど…

20241012 週末のBloombergより~株対比での債券の割安感など

https://www.cmegroup.com/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html www.youtube.com ◆CPIが気持ち強めで金利上昇。ドットプロットに示されていた年内あと計▲50bpも微妙な情勢(市場織込は11/7, 12/18各▲22bpまで後退)。ターミナル金利は3.4%あたり…

20241005 週末のBloombergより(データセンター市場の急拡大など)

https://www.cmegroup.com/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html www.youtube.com ◆市場予想レンジを上回る強い雇用統計を受けて、11/7のFOMCでは▲50の予想が消滅(▲25bpに収斂)。年内2回計▲50bp、ターミナル金利3.3%あたりに大きく上方シフト。1…

20240929 ドイツ経済絶不調でもなぜか好調なDAXについて

<Japanese> ドイツの実質GDPは、昨年の▲0.3%に続いて、今年も小幅マイナスに終わる可能性が高まっています。輸出の手応えが悪く、ifoやPMIなどの各種景気先行指標が軒並み下向きですので、事態の好転は当面期待薄です。しかしドイツを代表する株価指数であるDAX40は、</japanese>…

20240921週末のBloombergより(FED倍速利下げなど)

https://www.cmegroup.com/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html www.youtube.com ◆インフレリスクがかなり収まったので、雇用に保険をかけるために中立金利への回帰をやや急いだ感じの▲50bpの初回利下げ。今後はデータ次第で▲25bpがベースライン…

20240914 週末のBloombergより(FED利下げなど)

youtu.be ◆9/18のFED利下げは一時▲25bpと確信されていたが、その後WSJニックの記事(+元NY FED総裁ダドリー氏コメント)で▲50bpと半々になった。◆債券市場はリセッションを、社債・株市場はソフトランディングを織込んでいるのでボラの高い状況が続く。◆デー…

20240824 週末のBloombergより(パウエル・ピボットなど)

CME FedWatch - CME Group www.youtube.com ◆「利下げの時が来た」という「パウエル・ピボット」がついに来た。利下げサイクル開始が確定。◆GDPの7割を占める個人消費を堅調に保ち、FEDのマンデートでもある雇用が、これまで思っていたよりずっと弱いという…

20240823 ドイツと日本の違いに想う

youtu.be <Japanese> ドイツと日本の両方でかなり長く暮らしていますが、かねてからドイツと日本の最大の違いは、「ドイツで日曜祭日にお店が閉まっていること」だと思っています。日曜日を安息日とする宗教上の理由もあるのでしょうが、年間労働時間の国際比較(2022</japanese>…

20240821 ドイツ連銀月報経済分析部分のエッセンス

https://publikationen.bundesbank.de/publikationen-de/berichte-studien/monatsberichte/monatsbericht-august-2024-934662 8月のドイツ連銀月報の経済分析のエッセンスは以下の通り: 世界経済は緩やかな成長とマイルドなディスインフレを継続。 米国では…

20240818 ドイツの当面の経済政策

www.bundesregierung.de ドイツ・ショルツ政権の足元の経済政策のポイントを簡潔にまとめると以下の通り: 【冒頭グラフ】供給サイド(緑)を中心(9割を占める)に49の施策。4本柱は①労働、②資本、③エネルギー、④官僚主義削減関連。 最終的に目指すところは…

20240817 週末のBloombergより(ジャクソンホールなど)

youtu.be ◆しっかり目の米経済統計が続き、9月は▲25bpが75%、年内3回プラスアルファまで利下げ期待が後退。株価は急落前の水準にまでほぼ戻した。◆直近雇用統計後に一時高まった迅速な大幅利下げの可能性はかなり遠のき、FEDはデータを見極めながら慎重に利…

20240814 ドイツ経済アップデート

youtu.be www.youtube.com www.newsdigest.de

20240727 週末のBloombergより(セクターローテーションの流れなど)

youtu.be ◆9月18日▲25bp利下げの確信が深まり、イールドカーブがスティープ化し、株ではセクターローテーションが進んだ1週間。◆一部には雇用が急速に悪化し始める前に7月31日にも利下げを開始すべきとの声もあるが、強めのGDPなどに見られるように、景気全…

20240725 対ドイツIMF4条協議報告のエッセンス

www.imf.org 先日(7/15)完了したドイツに対するIMF4条協議の結果のエッセンスは以下の通り: ドイツ経済はウクライナ危機後のエネルギーショックから回復し始めている。 エネルギー節約のインセンティブを維持しながら所得支援を提供するなど、ドイツ政府…

20240720 週末のBloombergより(トランプトレード本格化など)

https://www.realclearpolling.com/betting-odds/2024/president youtu.be ◆インフレの落ち着き、景気の減速、FED高官の発言トーンから、市場は9月開始(確率98%)、年内2回+αの利下げへの確信を深めつつある。 ◆9月18日のFOMCまではまだまだ時間があり、…

20240713 週末のBloombergより(FED利下げなど)

www.youtube.com ◆景気も雇用もそこそこしっかりしている中でインフレが低下しており、米経済の全体のバランスとしては良いものになってきた。市場は9月スタートで年内2〜3回の利下げ(ドットプロット以上)を織り込んでいる。 www.cmegroup.com ◆米経済をこ…

20240709 ドイツの気になるデータ5選(欧州サッカー選手権オッズ、定期預金金利など)

①EURO2024(欧州サッカー選手権)オッズ~ 準決勝ではスペインとオランダ(共にこれまでの試合で得点力の高さを実証してきた)が以下のスコアで勝ち上がる可能性が高いと目されている。 gaming.uefa.com 優勝オッズ(確率)は①スペイン33%、②イングランド27…