日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

企業財務

20221124 ドイツ連銀金融安定報告のポイント

https://www.bundesbank.de/de/aufgaben/themen/finanzstabilitaetsbericht-900432 (W杯観戦で忙しいので??)以下、単刀直入にポイントを列挙します。 ちょっと前までは低インフレ・高成長(+金融資産の含み益)といういい環境だったが、今は高インフレ・…

20221021 ドイツ企業ブランドトップ10の変遷

英調査会社 Brand Finance のランキングによると、ドイツのブランドトップ10は以下の通りとなっています。 1位メルセデツ・ベンツ、2位ドイツ・テレコム、3位アリアンツ、4位フォルクスワーゲンなど、いずれもグローバルベースで名の通った企業ばかりですが…

20221017 ドイツ企業破産増加の兆しなし

先ほどドイツ連邦統計局から7月分の破産統計の発表がありました。 前年同月比で企業▲3.8%、個人▲26.0%、かつ先行指標が下向きとなっており、落ち着いた状況が続いています。 青線:破産件数(企業+個人) 赤線:その先行指数(各種届出などから推計したもの…

20220919 ドイツ製造業受注「残」高水準

7月のドイツ製造業受注「残」(新規受注/フローではなく、足元の残高/ストック)は、実質ベースで前年同月比+12.6%/前月比+0.7%、売上の8.0か月分と2015年の統計開始以来過去最高を記録しました。 (黒:国内受注分、青:海外受注分、赤:合計) https://w…

20220829 インフレでドイツの賃金実質目減り/税収急増

今年第2四半期(4-6月)の名目賃金(青線)は、コロナによる低下圧力を反転して前年同期比+2.9%としっかり上昇しているのですが、インフレ(黒線)が余りにも上昇してしまったため、実質賃金(赤線)は前年同期比▲4.4%(前期は▲1.8%)と減少が加速してし…

20220517 独ホテル・レストラン業界アップデート

本日ドイツ連邦統計局から(ウクライナ危機の影響が反映された)3月のホテル・レストラン業界の売上高速報値が発表されました。 前年同月比実質+114.8%、名目+124.%と大きく回復しているだけでなく、 10%程度の値上げ(名目と実質の差)に成功している姿…

20220514 株主よりもっと顧客と社員を重視する経営が必要

以下あくまで私見です(異論噴出は覚悟の上で敢えて書いています)。企業には株主以外にも、債権者、顧客、社員、社会(雇用、税収、環境)といったステークホルダーが存在します。株主は企業における資金の流れ(waterfall)の一番下におり、最も高いリスク…

20220420 ロシアからの事業撤退が簡単でない4つの理由

侵略国ロシアで平然とビジネスを続けていると「なぜ早く撤退しないのか」と糾弾され、レピュテーションリスクが高まりやすい環境ではありますが、ロシアからきれいに撤退するのは簡単ではありません。平時でもロシア事業からの撤退には10~12か月を要すると…

20211220 ドイツ企業の2020年マクロ財務状況(ドイツ連銀12月月報より)

毎年下旬に発表されるドイツ連銀月報の12月号には、毎年その前年度の企業財務分析が掲載されており、本日2020年分が発表されたので、そのエッセンスを以下簡単にご紹介します。 Ertragslage und Finanzierungsverhältnisse deutscher Unternehmen im Jahr 20…