ドイツのベンチマーク株価指数DAX40が節目の18千ポイントに到達していることについてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。
- ドイツの株価指数が連日過去最高値を更新し、節目の18千ポイントをクリアしたことは大変感慨深い。
- これは恐らく今後の上昇トレンド継続の中でのひとつの通過点に過ぎない。
- こういった株式市場の高揚感とは対照的に、ドイツ経済の足元の状態は非常に悪く、回復の兆しがほとんど見られない。
- 一般国民の経済に対する不安と政府に対する不満は高まるばかりである。
- しかし、株式市場は国内経済の状態以外の他の多くの要因によっても左右されていることを認識する必要がある。
- グローバル市場を股にかけて活動しているドイツ代表ブルーチップ企業たちの企業収益は、ドイツ国内の不振をしり目に概ね好調である。
- PER14倍も、歴史的に見て決して割高な水準ではない。
- 但し一部の専門家は、株式市場が現在、米欧で6月にも始まりそうな利下げ(株式市場にとって大きな追い風)のことしか考えていない、と警鐘を鳴らしている。
- 人工知能のプラス面を過大評価し、地政学的リスクを過小評価している可能性も低くない。
<日独経済日記>